まもなく正式発表されると言われているBMW M5の CS F90のプロトタイプモデルのテストの模様が動画で公開されました。
BMW M5 CS F90の馬力は635馬力
今回BMW M5 CS F90のプロトタイプモデルをホッケンハイムサーキットでテストしたのは、スポーツオートというメディアによって行われました。
公開された動画をみるとまだ公表前の車両情報の一部が公開されていますが、まず出力等に関しては上記の写真のような記載があります。
- エンジン:V型8気筒ターボエンジン
- 排気量:4395cc
- 出力:635馬力/750Nm
- ギアボックス:8速オートマチック
今回公開されたBMW M5 CS F90の出力はM5 コンペティションよりも10馬力UPの635馬力であり、トルクに関しては従来通りの750Nmであることが分かりました。
M4 CS、M2 CSに続く第3のCSモデルとしては、過去の前例に合わせた出力向上が行われたことがこれで確認できます。
BMW M5 CS F90専用のエアロパーツも装備
CSモデルはベースモデルに対して別途エアロパーツが用意されているのも通例で、今回のM5 CS F90に関しても写真のようなリップスポイラーが設定される模様。
まだ偽装で覆われているので細かなディテールは不明ですが、明らかにバンパー下のボリュームがアップされるリップスポイラーが装着されていることは分かります。
またトランクの上部にはMPerformanceパーツとは違う形状のトランクスポイラーが装着されていることが分かります。
こちらも偽装されているので詳細は不明ですが、過去のCSモデル同様にセンター部分が凹んでいる形状のトランクスポイラーだと思われます。
これらのパーツを取り付けることでカタログモデルであるM5(コンペティション含む)との差別化が行われることでスペシャルな車を演出することになります。
M5 CS F90はアウディR8より速くポルシェ911カレラSより遅い
今回M5 CS F90のプロトタイプモデルをテストしたホッケンハイムサーキットでのタイムは、1:53.6でした。
このタイムはアウディR8V10 RWD、C8コルベット、RS7スポーツバックよりも速いタイムですが、ポルシェ911カレラS(992)や-AMG GT63 S 4ドアよりもわずかに劣るタイムです。
完全なミドルクラスセダンであるM5 CS F90ですが、これらのスポーツカーと同格のラップタイムを刻むことが出来るということはBMW5シリーズのベースがしっかり作らている証拠です。
またBMW5シリーズに設定されているシートよりもかなり軽量化されたスポーツシートが装着されていることから、内装などの軽量化を積極的に行った結果ということも言えます。
CSモデルはカタログモデルと比較して軽量化に力を入れていることから、今回のM5 CSに関してもこれらの軽量化と、出力アップを行うことで5シリーズの頂点を極めたモデルとして登場することは間違いがないと思われます。
【引用・参照元】
https://www.bmwblog.com/2020/11/12/bmw-confirms-the-m5-cs-here-is-a-lap-with-the-car-at-hockenheim/?fbclid=IwAR1dA15575DStQ7kpnz6WvyoVJMQJ5xDn_pjQI_idYfiKsRkw5R7kBanoBs