何かと発売開始から話題の多いBMW4シリーズですが、一番の本命であるグランクーペの発売が日本でも開始されました。

BMW M440i xDrive グランクーペ G26とは?

BMW 4シリーズグランクーペ G26 発売開始

既に欧州では販売が開始されているBMW4シリーズグランクーペですが、ついに日本でも販売が開始されました。

4シリーズグランクーペとは、3シリーズセダンとは兄弟車に当たる4シリーズの中でクーペスタイルを持つ4ドアセダンという位置づけです。

なので3シリーズセダンとの大きな違いはCピラーがクーペ状になだらかな弧を描くようにデザインが施され、リアにはトランクでなくハッチバックを備えたモデルになります。

当然後席の屋根がなだらかに下降する形状であるため頭上のスペースは3シリーズセダンには劣りますが、その分きれいなボディラインを描くボディは非常に美しいデザインとなっています。

よって4シリーズグランクーペを選ぶ人は、基本は全席しか使わないけど2ドアでは不便なのでドアは4枚欲しい。

しかし、セダンのような保守的なデザインではなくクーペのような美しいフォルムを好む人、ということになるでしょうか?

保守的な3シリーズセダンか?美しいボディラインの4シリーズグランクーペか?あなたはどちらが好みでしょうか?

BMW4シリーズグランクーペ G26のグレードは3つ

  • 420i グランクーペ
  • 420i グランクーペ M Sport
  • M440i xDrive グランクーペ

グレードはこの3つが用意されます。

420i グランクーペと420i グランクーペ M Sportは基本的には同じ仕様であり、外装などがスポーティなM Sport仕様の有無の違いになります。

エンジンは4気筒2000ccターボエンジンが搭載され、スペック的には3シリーズセダンなどと同等ですので、一般的な走行においても不満のないレベルになっています。

駆動方式はBMW伝統のFR駆動になり、各種安全装備なども3シリーズセダンに準じます。

またトップグレードのM440i xDrive グランクーペは、Mパフォーマンスモデルにふさわしいパフォーマンスが設定されています。

エンジンは6気筒3000ccターボエンジンが搭載され374馬力、500Nnを発生しますので、高速道路などの追い越し場面でもストレス無く走り切ることが出来るハイパフォーマンスを発揮することが可能。

また名前にxDriveと付くように4シリーズグランクーペの中では唯一のAWD駆動になっていることも特徴です。

MパフォーマンスモデルはBMW M社のMハイパフォーマンスモデルに次ぐBMWの高性能車という位置づけですので、その名に恥じないパフォーマンスを発揮することになりますね。

4シリーズグランクーペ G26はカッコいいのか?

4シリーズクーペ G22が発売した当初は、大きなキドニーグリルのおかげでそのデザインに関する論争が世界中で起きたという経緯があります。

実際に街なかでも4シリーズクーペを見る機会も増えてきましたが、今ではその姿も見慣れてしまったという感じがする人も多くなったのではないでしょうか?

そんな4シリーズクーペの大きなキドニーグリルが付いた姿で登場した4シリーズグランクーペの姿も今では見慣れた影響でインパクトはさほど大きくない感じに見えます。

またリアやサイドから見た4シリーズグランクーペのデザインは、先代のモデルから正常に進化した印象が強く、特にBピラーからCピラーにかけてのデザインは4ドアクーペの名に恥じない美しさを感じることが出来ます。

このグランクーペが発売されたことで4シリーズのラインナップが全て出揃ったことになりますが、もう4シリーズの大きなキドニーグリルのことをつべこべ言うことも無くなることでしょう。

後は個人的な好き、嫌いの価値観の問題ですから大きなキドニーグリルが気にならない人は購入するだろうし、気に入らない人は購入しないだけですね。

そういう意味ではBMWデザイナーは消費者が大きなキドニーグリルに慣れることを想定してデザインした、ということになります。

デザインナーという仕事は奥深い仕事ですね。

【引用・参照元】