既にモデル末期にカウントダウンが始まっているBMW M4ですが、モデル末期でも車を売らなければいけないBMWは刺激的な2台の限定車を発売しました。とてもレーシーな2台ですが、マフラーの音はそれぞれ独自の音になっているようです。
BMW M4 GTSとBMW M4 CSの成り立ち
BMW M4という元々レーシーな車をさらにレーシーに仕上げたグレードがGTS、CSになります。しかし、それぞれに位置付け、性格は違うものに設定されています。
BMW M4 GTS:限りなくレーシングカーに近い
BMW M4CS :レーシングカーが感じられるが日常的にも使える
これがGTSとCSの大きな違いです。ベースグレードのBMW M4はボディも大型化されていて、以前の小型のハンドリングマシンというよりは、豪華なグランツーリングカーとしての性格が強くなっています。
しかし、元々はE30型BMW M3の血統なので、小型のハンドリングマシンとして期待しているBMWユーザーも多い。
そこで、BMWが選択したひとつの方法がGTSだった訳ですが、市場からはレーシー過ぎると批判の対象に。特にイギリスではその声は大きいようで、未だに売れ残ったBMW M4 GTSがあるとかないとか。
そんな声に対して登場したのがBMW M4CSということになります。
BMW M4 GTSとBMW M4 CSの違い
BMW M4 GTSの特徴的なシンボルはエンジンのウオーターインジェクション機能だったり、後席のロールバーですが、BMW M4 CSではそれらは採用されていません。
BMWのMモデルにBMWファンが求めているのはポルシェGT3のようなガチガチのレーシングモデルではなく、日常的にも使用可能な範囲で、ベースグレードのBMW M4よりも刺激的な車だったということです。
そんなBMW M4 GTSとBMW M4 CSですので、似ているようで似ていない車になった訳ですが、その代表例がマフラーではないかと思います。
BMW M4 GTSとBMW M4 CSのマフラー音の聞き比べ
ざっくり表現すれば、BMW M4 GTSはかなり重低音でバックファイヤーも頻繁に発生するようなまさにレーシングカーに近い音色を奏でます。
それに対してBMW M4 CSのマフラーは少し甲高い音で、音量も多少控えめなレベルに抑えられている感じでしょうか?
もちろん、BMW M4 CSはまだ販売されていませんので市販車バージョンでの比較ではありませんが、ニュルブルクリンクでテストされている車両のマフラー音を聞き比べられる動画がユーチューブにアップされています。
BMW M4 CSを購入予定の私としては、非常に興味深い動画になりましたので、ご興味のある方は音声が聞ける状態で聞き比べてみてください。
きっとその違いが意外と大きいことに気づくと思います。
【引用・参照記事】
Video: BMW M4 CS vs BMW M4 GTS Sound Comparison
The best handling cars in BMW’s portfolio these days are also some of the rarest. We’re talking of course about the BMW M4 GTS and the BMW M4 CS, two birds that look similar but hide pretty different specs under the hood.