あまり噂になってはいませんでしたが、中国の上海モーターショーで発表されたのがBMW M4 CSです。M4 GTSが限定発売されて即完売でしたが、今回のM4 CSは丁度よいM4という評価をされているようです。

M4 CSはコンペティションパッケージ以上GTS以下のポジション

BMW M4 CSはスペインで60台限定で発売されたモデルですが、スペイン以外の国でも発売されることになりそうです。

スペックや装備はM4 GTSのレーシーな部分が削ぎ落とされたイメージです。リアにはロールバーではなく通常のリアシートがあり4名乗車が可能です。

また、M4 GTSのシンボルであった大きなリアウイングではなく大型のトランクスポイラーに変更されています。

けれども、カーボン製のボンネットはそのままM4 CSにも採用されています。その他の装備も多くがM$ GTSから引き継がれたものも多くレーシーな車に仕上がっています。

要するに、M4 GTSよりも一般道での実用性も兼ね備えたレーシーな車。ベースグレードのM4よりはレーシーだけど、M4 GTSまでは硬派ではない。

そんな「丁度よい」(原文:Goldilocks)M4になっているようです。

エンジンも「丁度よい」スペック

エンジンはベースグレードのM4と同様のエンジンのハイスペックモデルですがこちらもコンペティションパッケージ以上GTS以下という設定。

GTSは水での冷却機能がありまるでレーシングカーのような機能がありましたがCSに関してはこちらも通常の仕様になっています。

あとトランスミッションは7速DCTのみの設定でマニュアルミッションの設定はありません。この辺はGTSと同じ仕様というまあなんともややこしい設定。

室内も基本はGTS仕様のようですが、日常的な使用を想定した内装へと変化させている部分もあります。しかし、相変わらずドアの引き手部分にはヒモが付いています。

確かにレーシーな感じはしますが、日常的な使用を考えるとここは通常の引き手でも良かったのでは?イマイチ。コンセプトと仕様がチグハグな気がします。

BMW M4 CSは当面継続生産されるらしい

どうせGTS同様に限定販売かと思いきや、どうも一定期間は販売がされそうです。
恐らく完全な受注生産になるのではないでしょうか?(もちろん、発注期間は限られますが)

それと価格が安い!英国での販売予想価格が約1,200万円とのこと。

GTSは約2,000万円もするスーパーカーだった訳ですがCSはベースグレードのM4にプラスアルファ(と言っても約200万円アップ)で購入できそうです。

これだとM2ほどは売れなくても、受注期間中はベースグレードのM4より販売台数が多くなるのでは?と思います。


私も1年後にはM4が欲しいと思っていますのでCSは検討したいと思いますがたぶん購入しないと思います。

やはり、ヒモ付きの車に1,200万円は出せません(笑)

ヒモだけ通常のアームレストに交換できるのなら検討したいんですが・・・。

【参照記事】

WORLD PREMIERE: BMW M4 CS — The Goldilocks Edition

BMW M4 CS クラブスポーツの名が復活 2019年にはM2 CSも登場へ オート上海 2017