2025年モデルイヤーのBMW M4クーペ G82とM4カブリオレ G83が、ドイツのディンゴルフィン工場での生産を経て、更なる進化を遂げて登場しました。BMW M GmbHは、これらの新しい車両においてパワー、デザイン機能、そしてデジタルイノベーションの領域で進化を果たし、高性能クーペとカブリオレのサクセス ストーリーを継続する姿勢を見せています。
BMW M4クーペ G82とM4カブリオレ G83 LCIのエンジンと先進テクノロジー
新型BMW M4クーペ G82およびM4カブリオレ G83には、モータースポーツテクノロジーを駆使した直列6気筒エンジンが搭載され、M xDriveを備えたコンペティションモデルでは更なるパワーアップが実現されています。
M xDrive搭載モデルではエンジン馬力が約20馬力向上し、エンジンの特徴には、モータースポーツから直接得られたクランクケース、鍛造クランクシャフト、および3Dプリンティングプロセスで製造されたシリンダーヘッドコアが含まれ、これにより重量と温度管理が最適化されています。
M xDriveを搭載した新しいBMW M4コンペティションクーペは、わずか3.5秒で0~100 km/hの加速を達成し、M4コンペティションカブリオレも同じく3.7秒の加速を実現します。
選択したドライブトレインに関係なく、最高速度は電子的に制限され、標準では250 km/hですが、Mドライバーズパッケージを装備することで最高速度が向上します。
BMW M4クーペ G82とM4カブリオレ G83 LCIの新デザイン
外観面では、新しいヘッドライトデザインとレーザーテクノロジーを採用したテールライトが特徴的で、明るいシルバー仕上げのM鍛造軽合金ホイールもオプションとして用意されています。
また、新しいステアリングホイールとインテリアトリムも加わり、洗練されたデザインがさらなる魅力を添えています。
デザインに関しては外見、内装ともに大きな変更は有りません。
外見での主な変更はヘッドライトのデイライトの形状が変更されている点とレーザー技術と新規のライトデザインを特徴とする LED テールライトの視覚的および技術的に印象的なデザインになっている点になります。
共にベースになる4シリーズクーペ G22及びカブリオレ G23に準じる変更になります。
内装では、新しいデザインの標準ヒーター付き M レザー マルチファンクション ステアリング ホイールが大きな変更点になります。
M レザー マルチファンクション ステアリング ホイール、Dシェイプ形状、改良されたスポーク、12 時の位置を示す赤いストライプが特徴です。
また、ダッシュボード、コントロールパネル、カップホルダーカバー周りのインテリアトリムには、マットダークグラファイト仕上げが標準装備されました。
BMW M4クーペ G82とM4カブリオレ G83 LCIの先進的なインテリアテクノロジー
新しいデジタルフォワードインテリアは、BMW曲面ディスプレイとBMWオペレーティングシステム8.5をベースにしており、高度なデジタル化とモータースポーツのセンスが見事に融合しています。
ドライバーに向かって角度をつけられたBMWカーブディスプレイとM固有の情報は、安全かつ集中してドライビングを楽しむことをサポートします。
BMW オペレーティング システム 8.5 をベースにしたディスプレイとオペレーティング システムには、BMW インテリジェント パーソナル アシスタントが含まれています。
これは、タッチおよび音声コントロール用に最適化されています。
インフォメーション画面およびコントロールモニター上の M 固有のグラフィックスとコンテンツは、標準の 3 ゾーン自動空調制御用の新しいインターフェイスによって補完されています。
温度設定、シートとステアリングホイールのヒーター、シート換気(装備されている場合)は、コントロールディスプレイの下部にある専用メニューを介したタッチコントロールまたは音声コントロールによって制御できるようになりました。
これらのデジタル操作の進歩により、コックピット内のボタンとコントロールの数が削減され、計器パネルの再設計が可能になりました。
Reference:press.bmwgroup.com