ワールドプレミアム前に日本での発売が発表されたBMW M235i xDrive グランクーペ F44はかなり日本市場を意識した車だと言えそうです。
BMW M235i xDrive グランクーペ F44とは?
BMWから新しいモデルとして販売されることになった2シリーズ グランクーペ F44。
これは8シリーズや6シリーズ、4シリーズなどに設定されている4ドアクーペの総称をBMWではグランクーペという名称で統一しています。
クーペののようにカッコよく、実用性を失うことな4ドアで、という欲張りなコンセプトがこのグランクーペというモデルですが、今回BMWの入門シリーズといえる1シリーズの兄弟関係にある2シリーズへ設定されたのが2シリーズ グランクーペというモデルになります。
トップモデルはM235i xDrive グランクーペ F44
- ¥ 3,690,000
- BMW 218iグラン クーペPlay
- ¥ 4,100,000
- BMW 218iグラン クーペM Sport
- ¥ 4,480,000
- BMW M235i xDriveグラン クーペ
- ¥ 6,650,000
今回日本に導入が発表されたのは218i系とM235i系の大きく分けて2つのモデルになります。
BMW 218iグラン クーペ
主な仕様概要は以下の通り。
- 全長4,526mm
- 全幅1,800 mm
- 全高1,420mm
- ホイールベース2,670mm
- 車両重量1,350kg
- 車両総重量1,885kg
- 排気量1,499cc
- 直列3気筒ガソリン・エンジン
- 最高出力140PS(103kW)/4,600-6,500 rpm
- 最大トルク220Nm/1,480-4,200rpm。
と言うことでBMW MINIや1シリーズで採用されている3気筒ターボエンジン(ガソリン)が搭載されています。
ベースグレードの218iグラン クーペは最低価格が¥ 3,690,000ということを宣伝として使いたいだけのモデルになりますので、実質的にはPlayまたはM SPORTが売れ筋モデルになると思われます。
無印の218i グランクーペにはナビすらオプション設定ですから。
BMW M235i xDriveグラン クーペ
- 車両重量1,570kg
- 車両総重量2,105kg
- 排気量1,998cc
- 直列4気筒ガソリン・エンジン
- 最高出力306PS(225kW)/5,000-6,250 rpm
- 最大トルク450Nm/1,750-4,500rpm。
トップモデルのM235i xDrive グランクーペはボディサイズは218i グランクーペと同じですが、エンジンや駆動方式の違いにより上記の部分が218iと異なります。
価格的にもM2 クーペ F87よりはリーズナブルですから、小型な4ドア車でハイパフォーマンスモデルをご希望ならM235i xDrive グランクーペ F44の一択ですね!
なぜBMW 2シリーズ グランクーペ F44は日本市場に積極的なのか?
今回発表された2シリーズ グランクーペ F44が納車が4月以降になるにも関わらず、既にディーラーで受注が開始されているのか?
これはワールドプレミアムが行われる前に日本で一部実車公開されていることからも日本での販売に力が入っている証拠だと思います。
その理由は明らかで現在も日本で人気のあるE46系3シリーズのボディサイズに2シリーズ グランクーペのボディサイズが近いことがあります。
2シリーズ グランクーペのボディサイズはE46 3シリーズセダンのボディサイズに対して・・・
- 全長+56mm
- 全幅+61mm
- 全高-5mm
- ホイールベース-55mm
と日本の道路事情に適したサイズ感になっているからです。
E90 3シリーズセダンともボディサイズには近いですね。それらのBMWは日本での取り回しにし易さにおいて現在でも愛用されていBMWオーナーは多いです。
それらの代替車としての位置づけ、また今後高齢ドライバーの増大による小型車ニーズの向上、入門者向けBMWとして顧客層の拡大等など。
日本の市場でこれまで3シリーズセダンが担ってきた部分を、今後は2シリーズで補っていきたいと考えていると思います。
私も非常に興味を持っている車種の1台になりますので、早く実車を見たいと思います。
一足先に東京では公開されていましたので、その模様は以下の動画で確認できますよ!
【引用・参照元】