BMW M2 G87に向けて、M Performance Track Kitが新たに発売されました。
価格は約400万円というインパクトのある設定で、単なるドレスアップパーツではなく、サーキット走行を強く意識した内容になっている点が特徴です。
エアロパーツとサスペンションを中心に構成され、公道走行可能な範囲で走行性能を高めることを目的としています。
本記事では、Track Kitの概要と位置づけを整理しながら、何が通常のM Performanceパーツと違うのか、そしてこの価格設定が意味するものを解説していきます。
- ✅BMW M2 G87 Track Kit価格は23,500ユーロで約400万円級
- ✅Track Kitは空力+4WAY車高調が中核でマフラーは別設定
- ✅日本導入は未確定で販売方法と適合条件が課題
BMW M2 G87 Track Kitとは何か

M Performance Track Kitは、BMW純正のパフォーマンスパーツ群の中でも、特にサーキット走行を想定して開発されたパッケージです。
一般的なM Performanceパーツがデザイン性や日常域でのスポーツ性を強化する位置づけであるのに対し、このTrack Kitは明確に走行性能の向上を目的としている点が大きな違いです。
対象となるのは現行型BMW M2 G87で、フロントスプリッターや大型リアウイングなどの空力パーツに加え、調整式サスペンションを組み合わせることで、車両全体のバランスを最適化する構成になっています。
重要なのは、これらがBMW純正として開発され、公道での使用を前提に認証されている点です。
Track Kitの内容と技術的ポイント
M Performance Track Kitは、空力性能と足回りを同時に強化するパーツが主な構成です。
単体パーツの集合ではなく、車両全体のバランスを前提にセットアップされていることが大きな特徴です。
特にエアロパーツは見た目のインパクトだけでなく、高速域での安定性を狙った設計になっています。
フロントスプリッターとリアウイングの役割
フロントには大型のスプリッターが採用され、車体前方のリフトを抑制しながら接地感を高める構造になっています。
さらにリアにはスワンネック型の大型ウイングが装着され、走行シーンに合わせて調整できる仕様が特徴です。
ストリートとサーキットで角度を変更できる設計になっており、空力バランスを前後で最適化することを狙っています。
4WAY調整式サスペンション
Track Kitのもう一つの核が、4WAY調整式のサスペンションです。
減衰力を細かく設定できるだけでなく、車高も最大で約20mm調整可能となっており、サーキット走行を想定したセッティング幅が確保されています。
これにより、単純に硬くするのではなく、路面やタイヤに合わせたセットアップが可能になります。
M Performance exhaust system for the BMW M2 CS
同時に別売で発売されるM Performance exhaust system for the BMW M2 CSは、チタン素材を採用した軽量エキゾーストシステムです。
純正比で約8kgの軽量化を図りつつ、スポーティなサウンドと高い排気効率を実現する設計が特徴で、カーボン製テールエンドを組み合わせることで外観面でも存在感を高めています。
純正開発ならではのポイント
重要なのは、これらのパーツがBMW M Performanceとして開発されている点です。
エアロと足回りが同時に設計されているため、単品チューニングにありがちなバランスの崩れを抑えやすい構成になっています。
Track Kitは、既存のM2 G87をベースにしながらも、トラック走行を意識した明確な方向性を持つアップグレードパッケージといえます。
400万円という価格は何に対するものか
Track Kitの価格は約400万円(23,500ユーロ/約27,700ドル相当)とされており、この数字だけを見ると非常に高額な印象を受けます。
ただし、内容を分解して見ると、単なる外装パーツのセットではないことが分かります。
空力パーツ一式に加え、調整式サスペンションを含む総合パッケージである点が、価格の前提になっています。
エアロ+足回りを一括で開発した価値
一般的なアフターマーケットでは、エアロとサスペンションは別メーカーで組み合わせるケースが多く、最終的なバランス調整はユーザー側に委ねられます。
一方でTrack Kitは、メーカー側が空力と足回りをセットで設計しているため、開発段階からトータルバランスが考慮されています。
この点は価格を構成する大きな要素といえます。
単体パーツ価格との単純比較はできない
大型リアウイング、フロントスプリッター、調整式サスペンションを個別に揃えた場合でも、相応のコストが発生します。
Track Kitはそれらを純正品質でまとめ、さらに公道使用を前提とした仕様に仕上げている点が特徴です。
つまり400万円という価格は、パーツ単価の合計だけではなく、開発・適合・純正保証といった要素も含めた設定と考えるべきでしょう。
日本導入の可能性と現状整理
M Performanceパーツ自体はこれまでも国内ディーラー経由で取り扱われてきた実績があり、理論上は日本導入が不可能なカテゴリーではありません。
一方で、Track Kitは大型リアウイングや調整式サスペンションを含むため、装着状態での保安基準適合や販売時の仕様設定が重要になります。
特に空力パーツは車検対応の条件が関わるため、海外仕様がそのまま国内に導入されるとは限りません。(写真ではリアウイングが車幅よりはみ出ているように見えるのですが・・・)
日本仕様として細かな条件が整理される可能性は十分に考えられます。
つまり現段階では、日本導入は未確定ながらも現実的な可能性は残されているという状況です。
まとめ:BMW M2 G87 Track Kitの価値を整理する
BMW M2 G87向けM Performance Track Kitは、空力パーツと調整式サスペンションを中心に構成された純正アップグレードです。
約400万円という価格は高額ですが、単なるドレスアップではなく、トラック走行を想定したトータル設計に対するコストと捉えるのが自然でしょう。
現時点では日本導入は未確定ですが、M Performanceという位置づけを考えると今後の展開にも注目が集まります。
Reference:press.bmwgroup.com
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW M2 G87 Track Kitの価格はいくらですか?
Track Kitは23,500ユーロ(約27,700ドル相当)と案内されており、日本円換算の目安として約400万円級で整理できます。装着工賃は別扱いになるケースがあるため、見積り時は本体価格と工賃を分けて確認するのが安全です。
Q2. Track Kitにマフラー(エキゾースト)は含まれますか?
含まれません。Track Kitは空力パーツと調整式サスペンションを中心としたパッケージです。エキゾーストは別商品で、M2 CS向けにM Performance製の軽量エキゾーストシステムが設定されています。
Q3. Track Kitの中心パーツは何ですか?
主な柱は、調整式のフロントスプリッターとスワンネック型リアウイング、そして4WAY調整式サスペンションです。空力と足回りをセットで最適化する思想が特徴で、見た目だけのアクセサリーとは性格が異なります。
Q4. 400万円の価格はどこに価値がありますか?
エアロと足回りをセットで開発し、車両全体のバランスを前提に適合が取られている点に価値があります。個別の社外パーツを寄せ集める場合と違い、適合やトータルバランスの整理がパッケージに含まれるのが純正の強みです。
Q5. 日本導入は決まっていますか?
現時点で日本市場の導入時期や販売方法は公式に確定していません。M Performanceパーツは国内で取り扱い実績がありますが、Track Kitは大型空力パーツや調整式サスペンションを含むため、国内仕様の条件整理がポイントになります。








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