BMW M2 F87はMモデルとして過去最高の販売台数を記録していますが、次世代のM2がFFにならないかをBMWファンは心配しています。
BMW M2 G87はZ4 G29とシャシーを共有するFRで発売決定
次期BMW M2がFFなのか?FRなのか?はBMWファンにとって非常に関心が高い出来事の1つです。
しかし、やっとBMWは正式に次期M2 G87をFRで発売することに決定した模様。
1番のネックはFF化した1シリーズ&2シリーズのシャシーが使えないことですが、BMWが制作している1番小さいFRシャシーであるZ4 G29のシャシーを活用することで、M2 G87を開発する模様。
これによって、Z4はトヨタ スープラ A90と共にM2 G87も兄弟車ということになります。
Z4 G29やトヨタ スープラ A90の用に2シーターになるかは不明ですが、過去の経緯からするとホイールベースを延長して後部座席を設定すると思われます。
BMWはM2 F87のセールス結果に非常に満足していることから、同様のコンセプトでM2 G87が生産される決定はある意味必然だったと言えるでしょう。
エンジンはM3 G80/M4 G82譲りのS58デチューンエンジン
M2 F87のLCIモデルであるM2 コンペティションはM3 F80/M4 F82と同じS55エンジンのデチューン版を搭載していますが、次期M2 G87もM3 G80/M4 G82と同様にS58エンジンが搭載されます。
ただしスペックはM3/M4に忖度することから420馬力程度に抑えられる予定。
当然次期M2 G87にもコンペティションやCSモデルが設定されることは明らかですから、その際の馬力アップの余剰も確保していると思われます。
シャシーに関してもM2 F87の場合はM3 F80/M4 F82から部品を供給されていましたが、M2 G87に関してはシャシーがZ4 G29と共用するため、どこまで共通化されるかは未定。
どちらにしても、小型、軽量のM2がFRで継続して生産されることは、BMWファンにとって非常にうれしいできごとであるのは間違いありません。
ボディデザインは1シリーズ&2シリーズと共通に
この予想CGは1シリーズ&2シリーズのフロント部分を延長して作られた予想CGです。
2シリーズの延長線としてネーミングされているM2 G87は、デザインにおいては1シリーズ&2シリーズと同じデザインが踏襲されます。
これはM2という名称を継続させるために必要だとBMWは考えているので、デザイン面においてはサプライズは発生しない。
M3 G80/M4 G82のように大型化されたキドニーグリルが装備されないことは喜ばしいですが、ボディサイズよりは明らかに横長のキドニーグリルが装備されることになります。
とは言え、FFボディとFRボディではまったく同じデザインの車を作ることは不可能ですから、1シリーズ&2シリーズと同じ部分はフロント部分のみになるでしょう。
M2 G87の発売は早くても2022年です。
それまでは、M2 コンペティション F87が継続して販売されますので、もし縦型のキドニーグリルが気に入らない方は2022年まで我慢することも考えた方がようかもしれません。
【引用・参照元】
https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/new-bmw-m2-spearhead-hotter-junior-m-line