BMWが唯一他社にリードを許しているカテゴリーはコンパクトセダン。アウディA3セダン、メルセデス・ベンツCLAなどに対抗できる車は発売されるのか?
BMWは小型セダン市場で出遅れた
こちらの記事でも書いていますがBMWはアウディA3セダンやメルセデス・ベンツCLAに対抗するため、2シリーズ グランクーペを開発しています。
現在中国やブラジル?など一部の地域でのみ販売されている1シリーズセダンをベースに開発されていると言われています。
アウディやメルセデス・ベンツが販売台数を伸ばすことができている理由の1つがA3セダンやCLAなどの小型セダンの販売が世界的に好調であることが言えます。
BMWの場合は、このクラスにはBMW MINIという別ブランドを持っておりセダンこそありませんが4ドア、5ドア車を積極的に販売しています。
この結果、小型セダンと言うカテゴリーではBMWは出遅れてしまったということが言えるでしょう。
小型セダン市場で巻き返す秘策
BMWが小型セダン市場で他社に勝つためには秘策が必要。
その秘策がBMW M2 グランクーペです。
エンジンはもちろん先日から日本でも受注が開始されたBMW M2 コンペティションに搭載されるM3/M4譲りのエンジンを搭載。
これで400馬力を獲得することでアウディRS3セダン、メルセデス・ベンツAMG CLA 45と一気に肩を並べることが可能になります。
これでライバルに引けを取らない小型セダンを持てることになれば、小型セダン市場においても他社と対等に戦うことができることになります。
BMWはM2 グランクーペの発売を正式には決めていない
BMW 2シリーズ グランクーペは基本的には4気筒エンジンを搭載することが決まっています。
- 218i グランクーペ(1500cc3気筒ターボ)
- 220i グランクーペ(2000cc4気筒ターボ)
- M235i グランクーペ(2000cc4気筒ターボ/ブーストアップ版)
TOPモデルはM2 グランクーペではなく、M235i グランクーペというのが現状のライナップ予想です。
これではアウディならS3セダン、メルセデス・ベンツならAMG CLA 35程度のパフォーマンスになるのでインパクトに欠けますし、何よりもスポーティーなイメージのBMWのハイパフォーマンスモデルがこの程度では後発組として巻き返すほどのパワーは見込めないと思われます。
なぜBMWがM2 グランクーペの販売に躊躇しているのかは不明ですが、もし本気で小型セダンの市場で勝負をするのであれば、M2 グランクーペの発売は必須です。
M2クーペがBMWの予想以上に市場から高評価を受けてしまった結果、M2 グランクーペの生産に手が回らないとしたら、スタイリッシュなセダン、小型のセダンを待ち望んでいるBMWファンにとっては悪夢としか言いようがありません。
【引用・参照元】