BMWのMモデルには新車で購入後に2,000km走行後に慣らし運転モードを解除するための点検が義務付けられています。その点検内容とはどんな内容なのでしょうか?
BMWのMモデルの慣らし運転後の点検とは?
BMWのMモデルには新車購入後、2,000km走行時にディーラーにて点検を受けることが義務付けされています。
これはMモデルというある意味特殊なモデルであること、新車販売時にはできるだけ厳格な慣らし運転をさせるための慣らし運転モードで出荷されているものを解除することが主な目的です。
この点検を行うことでMモデルの本来の性能を維持していくことができるようになると思いますので、必ず早めに2,000kmを走行して、点検を受けるべきだと思います。
ちなみに、1年点検までに2,000kmを走行されなかった車両に関しては1年点検時に慣らし運転モードを解除することになっているようです。
確かに、年間で5,000kmも走らないオーナーが一般的になっている日本では1年で2,000kmも走行しないオーナーさんもいらっしゃると思います。
しかし、これってある意味Mモデルを楽しめる機会を自ら放棄していることになるので、かなりもったいない気がします。
慣らし運転後の点検内容明細
改めて慣らし運転後の点検明細の項目を確認していきたいと思います。
1.初回点検サービス
ここには慣らし運転モード解除の文字はありませんが、この部分が恐らく慣らし運転モード解除という作業が含まれると思います。
2.エンジンオイル&オイルフィルターエレメント交換
ここは項目の通りエンジンオイルとフィルターエレメントを交換しています。
通常のBMWではこの走行1,000kmとか2,000kmでのエンジンオイル&フィルターエレメント交換は行われていませんが、国産車では、今でも同様な点検は行われていると思います。
新車のエンジンからは鉄粉などの異物が出る量が多いので昔は必ず1,000km点検などが告知されていましたが、通常のBMWが1,000km点検を行わないことは初めて新車でBMWを購入した時は少し驚きました。
BMWは環境の観点からできるだけ廃油を出さないようなエンジンオイルを使用しているので、1,000kmを行っていないと思われますが、個人的にはちょっと微妙かな?とも思っています。
3.ギアオイル交換
現在のMモデルは基本DCTというダブルクラッチトランスミッションが採用されています。
このDCTのオイルも交換されているようです。
トルコン式ATの場合は、逆にギアオイルの交換は不具合の元になることもあると言われていましたが、DCTに関してはそんな心配もないのでしょうか?
トルコン式ATとDCTでは基本的な構造が違うので比較するのがおかしいの分かりますが、この辺はへぇーという感じです。
と、いうことでMモデルの慣らし運転後の点検内容は・・・
- 慣らし運転モードの解除
- エンジンオイル&フィルターエレメント交換
- ギアオイル交換
この3つの項目を行うことになります。
慣らし運転後の点検以外に依頼した点検
私のBMW M4コンペティション F82にはBMW M4CS専用のカーボンフロントリップスポイラーが取り付けられています。
ディーラーで購入、取り付けを行いましたが、その際にフロントバンパーを脱着しているようで、納車時からフロントバンパーの取り付け位置がずれている(俗に言うチリが合っていない)状態でした。
なので、今回の点検時に再度フロントバンパーの取り付け調整を依頼しています。
もうひとつ依頼したのが低速時の駆動系からの異音についても確認してもらいましたが、こちらは問題なしということで車は返却されています。
恐らく私が感じている異音をメカニックは特定できていないと思いますが、ここで確認依頼をしておくと後々トラブルが発生した際に、無償保証での修理、交換対象になる可能性が高くなります。
私は別にクレーマーでも微細なことに対してイチイチディーラーに文句を言うタイプではないと思いますが、気になることをディーラー側に記録させておけば、後々のトラブルの際に「あの時調べてもらっていたハズですが」と言うことができます。
なので、異常なしという返事に対しても「分かりました」で済ませています。
まあ、保険みたいなものですね。
なので、気になることはできるだけディーラーに伝えて記録してもらうことは非常に大切ですので、ディーラーに相談されるようにしておくべきだと思います。
ここからが本来のBMW M4コンペティション F82の性能を楽しめる段階に入りました。
ますます運転するのが楽しみで仕方がありません!