私も所有していたBMW 640i グランクーペ F06は、過去の私のBMW歴の中でも1番、2番を争うほど気に入った車でしたが、結局はその後の後継車種は6シリーズ GT G32という中途半端な車しか販売されませんでした。しかし、最近6シリーズが復活する噂が飛び交っています。
BMW 6シリーズ カブリオレ F12/クーペ F13/ グランクーペ F06が廃止された理由
F型のBMW 6シリーズはグランクーペの登場をきっかけに世界中で非常に人気の高いモデルとなりました。
6シリーズグランクーペ F06が発売したために、同時期に販売されていたF10型5シリーズセダンの販売が低迷したとさえ言われています。
F型6シリーズには先にクーペやカブリオレが発売されていましたが、スポーツなにか?ラグジュアリーなのか?という部分がキャラクター的にはっきりとしなかったために、販売面では北米などの1部の地域以外は売れない車の1台でした。
しかし、その後に4枚ドア+クーペというグランクーペというスタイルをBMWが初めて登場させたのが6シリーズであり、私も6シリーズグランクーペ F06のデザインのかっこよさ+4枚ドアの実用性(後部座席のセンタートンネルが異常に大きくて実際には4名しか乗車できずに不便な面もありましたが)から人気モデルとなりました。
このグランクーペの成功が後の4シリーズや2シリーズのグランクーペへと引き継がれていきます。
しかし、BMWはこの6シリーズグランクーペの人気をきっかけに、より高級なモデルへシフトさせることを決定しました。
それが現在のG型8シリーズとリブランディングして登場した結果、6シリーズは事実上廃盤となった訳です。
なぜ、BMW 6シリーズ GT G32だけが生き残ったのか?
実際にはG型の6シリーズは6シリーズ GTというモデルのみが販売さっれていました。
これはF型5シリーズに設定されていた5シリーズ GT(5シリーズの5ドアハッチバック)が6シリーズ GTと名称を変更してフルモデルチェンジしたモデルになります。
よって、G30型5シリーズの5ドアハッチバック版がG32型6シリーズ GTになります。
この写真はLCIされた後期型6シリーズ GTですが、やはりリアのハッチバックの形状が、以前のクーペスタイルの6シリーズグランクーペと比較すると、デザイン的に見劣します。
実用性は高いと思いますが、それであれば5シリーズツーリングという選択肢があるため、6シリーズ GTは中途半端な存在ということになります。
それでも6シリーズ GT G32の販売が継続されたのには理由があります。
それは、なぜかインドでは5シリーズ GT以降6シリーズ GTも人気車種となっていたことがその理由です。
インドは今後中国と並ぶ自動車市場になる可能性が高い有力な市場であるため、BMWは事実上インドで販売するために6シリーズ GT G32を販売することになったのではないか?と思われます。
結局新型の6シリーズ G60系は復活するのか?
今回BMW 5シリーズ G60が発売されたことでG60系の派生モデルとしての6シリーズ GTの発売を予想する記事やCGがインターネットの世界では少しずつ話題になっています。
このように、Youtubeなどで公開されています。
このYoutubeの作者のコメントには・・・
If there’s a new generation 6-Series Gran Turismo, will it share the 5-Series’s styling and surfacing? I’ve rendered the new 6-Series Gran Turismo with this idea. What do you think?
新世代の6シリーズ グランツーリスモが登場する場合、それは5シリーズのスタイリングと表面を共有するのでしょうか?このアイデアをもとに新型6シリーズ グランツーリスモをレンダリングしてみました。どう思いますか?
と記載されています。
正直に言えば、このデザインであれば4シリーズグランクーペ G26とあまり変わらないデザインに見えますので、GTという名称という名称ではなくグランクーペという名称にすれば、そこそこ売れるのではないでしょうか?
過去のGTという名称の車はいかにもハッチバックというデザインがカッコ悪さ演出していたので、グランクーペとかクラウンのクロスオーバー的なポジションで販売すれば面白いと思うのですがどうでしょうか?