(引用元:https://www.automesseweb.jp/2023/11/28/1424083より)
私は2015年式のBMW 640iグランクーペ F06を新車で購入して乗っていた元オーナーです。私がカスタムベースにするBMWの中古車を探している人にオススメしたいのが、このBMW 640i グランクーペ F06です。お勧めするには3つの理由があります。
BMW 640i グランクーペ F06とは?
BMW 640i グランクーペ F06は2012年に6シリーズの4ドアクーペとして発売されました。
BMW 640i グランクーペ F06は、直列6気筒の3.0リッターターボエンジンを搭載しており、スムーズな加速と優れたトルクを実現しています。
このエンジンは、力強い走行性能と効率性を両立させ、高速道路でのクルージングからスポーツ走行まで幅広いシーンで優れたパフォーマンスを発揮します。
さらに、BMW 640i グランクーペ F06はBMW独自のドライビングダイナミクスコントロールシステムを搭載しており、ドライバーが走行特性を自在に調整できる点も魅力の一つです。
スポーツモードでスリリングな走りを楽しむことも、エコプロモードで燃費を意識したドライブも可能です。
内装では、上質な素材と高度な技術が融合した豪華な空間が広がっています。
レザーシートや木目調の装飾、最新のエンターテインメントシステムなど、快適性と使いやすさが充実しています。
また、運転支援システムや安全装備も充実しており、ドライバーと乗員の安全を確保しながら快適なドライブを実現します。
BMW 640i グランクーペ F06は、優れたパフォーマンスと贅沢な装備が融合したハイエンドなクーペであり、スポーティさと快適性を両立させた究極のドライビングエクスペリエンスを提供します。
名称が6シリーズですので、クーペ、カブリオレは実質的には5シリーズ F10の兄弟車となりますが、グランクーペに関してはシャシーが7シリーズ F01のものを流用している点などもあり、実質的には5シリーズではなく7シリーズの兄弟車ということになります。
なぜ、中古車のBMW 640i グランクーペ F06をお勧めするのか?
理由は簡単です。
カッコいいからです(笑)
この写真は以前私が所有していたBMW 640i グランクーペ F06ですが、どう考えてもカッコいい。
カッコいいの定義は個人差がありますので万人にカッコいいと思ってもらえるとは思いませんが、このデザイン、長いボンネット、短いテール、低く丸みを帯びたルーフの絶妙なバランスがこの640i グランクーペ F06の最大の特徴でです。
現在はこの後継として8シリーズのグランクーペ G16が販売されていますが、デザインという点では640i グランクーペ F06の方が優れていると感じます。
そして、650iではなく640iをお勧めする理由もあります。
650iはV型8気筒エンジンを搭載していますのでパワフルですが、維持費が高く燃費も悪いです。
中古車として購入する際には、640iよりも650iの方が価格が安いのはそのためです。
維持費を考えるとBMWのV型8気筒エンジン(それも古い年式の車両)はお勧めできません。
そして、やはりBMWに乗るのであれば、シルキーシックスと言われる6気筒エンジンに乗りたいと思いませんか?
よって、私がBMWの中古車としてこの時期に640i グランクーペ F06をお勧めする理由は、このカッコいいシルキーシックスの車両がカスタムベース車両として購入できる価格帯の相場になっているためです。
世代的にも現在のG系の1つ前のF系なので、装備や性能差は年式の古さほど感じないため、カスタムベースのBMWで6気筒エンジンの車ということもあり、BMW 640i グランクーペ F06の中古車をこのタイミングでお勧めしています。
BMW 640i グランクーペ F06の中古車お勧めポイント1:価格
この記事を書いている時点のBMW 640i グランクーペ F06の中古車情報サイトの価格の中央値がこの価格になります。
300万円台前半ぐらいが相場ということになります。
少し価格が高いと思われると思いますが、それには理由があります。
- 後期型(LCIモデル)に限定している(2016年式以降)
- 走行距離を5万キロ未満で絞り込んでいる
この2つが少し価格帯が高くなっている理由です。
BMW 6シリーズグランクーペ F06は2012年から日本で販売されていますが、2012年だと既に12年落ちということになりますので流石に古すぎるのランニングコストが心配になります。
また、前期型と後期型ではiDriveのバージョンが違いますので、iDriveはできるだけ新しい世代のものが良いと思いますので、ここは価格が少し高くても後期型を選ぶ方がトータルとしてコストが安くなると思います。
仮に10年落ち前後で走行距離が5万キロ未満の車両もありますが、iDriveの違い、内装、外装の違いを気にしないのであれば前期型で走行距離5万キロ未満の車両であれば、200万円台中盤から後半で購入できる車両もありますので、そちらを購入しても良いと思います。
BMW 640i グランクーペ F06の中古車お勧めポイント2:6気筒エンジン
F06型6シリーズグランクーペには6気筒エンジンの640iと8気筒エンジンの650iが販売されていました。
同世代のF10型5シリーズには4気筒エンジンが設定されていましたが、6シリーズには4気筒エンジンは設定されませんでした。
それだけ車格的に5シリーズより6シリーズの方が上であるという事が言えると思いますので、6気筒エンジンと8気筒エンジンであれば、明らかに8気筒エンジンの方が車格が上になります。
しかし、中古車の場合は逆で8気筒エンジンの方が価値が大幅に下がります。
なぜならば、8気筒エンジンは故障した場合の部品代、工賃が高くなること、燃費も悪いためガソリン代が高くなることなど維持費の面で不利になるからです。
しかし、BMWの場合はシルキーシックスと言われた時代から6気筒エンジンを特とする自動車メーカーであることから、6気筒エンジンへのステータスは高いです。
この時代の3000cc6気筒ターボエンジンでも300馬力以上のパワーはありますので、パワーと燃費のバランスを考えれば弾数も多い640iの方が選択肢が多くなるため希望の仕様を選びやすくなります。
BMW 640i グランクーペ F06の中古車お勧めポイント3:高級車に見えます
同価格帯である5シリーズほど販売台数も多くない、7シリーズほどメジャーではないのが6シリーズグランクーペの特徴です。
要するに、珍しいBMWということになりますので、車に詳しい人でなければ現役の高級車に今でも見えます。
私が所有していた際にもリッツカールトンなどの高級ホテルに乗り付けると、係員さんが玄関前に誘導してくれたことがあります。
ホテルの正面玄関前の駐車場に誘導して駐車させてくれたりします。
これは5シリーズでは経験できない体験です。
そのぐらい高級車に見える車が640iグランクーペ F06です。
これを車高を下げて、20インチまたは21インチのホイールを付けるだけでもカスタムした感がすごく似合う車になります。
私の場合はさらにフロント、リア、トランクのエアロが付いていますので、俗に言う「イカツイ」という感じではなく、すごく高そうな車感が漂っていたのだとは思いますが。
「カスタム映え」する車だと思いますので、BMWの6気筒ターボエンジン車をカスタマイズしたいと考えている方は、カスタムのベース車両としてBMW 640i グランクーペ F06はコスパが高い車だと思います。
私がカスタムした当時の記事がありますので、カスタムの参考になれば幸いです。