BMW 540i xDrive G60がアメリカで発売開始

日本ではラインナップに設定されるかは全くの未定ですが、アメリカではBMW 540i xDrive G60の発売が開始されました。

3000cc直列6気筒ターボエンジンのBMW 540i xDrive G60発売

BMWは米国のウェブサイトを更新して、540i xDriveを追加しました。

ターボチャージド直列6気筒エンジンを搭載したこの3.0リッターモデルは、今月から生産され、前世代のG30よりも大幅にパワーアップしています。実際、375 hpと500Nm発揮するこのモデルは、先代よりも40馬力と70Nm増加しています。

マイルドハイブリッドテクノロジーを考慮すると、合計トルクは540Nmまで上昇します。

新たに得たパワーで、540i xDriveはわずか4.4秒で60 mphに到達します。

これは、255馬力の530iが利用可能な中で、純粋な内燃エンジンのセットアップを備えた5シリーズG60の中で最も強力なものです。

この直列6気筒モデルは、AWDのみで提供されています。

価格は64,900ドルから始まりますが、おそらくM Sport Packageのオプションを希望するでしょう。

その場合、BMWは追加で3,000ドル請求します。

650ドルのCape York Greenを含む他にも多くのカラーが選択可能で、Frozen Pure Grey MetallicとFrozen Deep Grey Metallicはそれぞれ3,600ドルです。

最小のホイールは19インチで、最大のものは21インチです。ここでは20インチのセットアップを選択しました。

すべてのヴィーガンインテリア（ヴィーガンザ）は追加費用なしで提供されており、3つのカラーコンビネーションで利用可能なエクステンデッドメリノは追加で2,450ドルです。

5シリーズではいつものように、オプションは豊富で、完全装備の540i xDriveには80,000ドル以上かかることもあります。

電気自動車を選びたい場合、ベースのi5 eDrive40は66,800ドルから販売され、i5 M60は84,100ドルから始まります。

540i xDriveが9月中旬に発表された際、BMW USAは69,800ドルのi5 xDriveも販売する計画を明らかにしましたが、設定画面にはまだありません。

恐らく日本でBMW 540i xDrive G60が設定された場合、価格が1,200万円を超える可能性が高いため、販売面を考えると現実的ではないと考えます。

現在日本で販売されているBMW 840i グランクーペ G16が12,000万円台で販売されていることを考えると、それを超えた価格設定になることはないと思われますが、BMW 540i xDrive G60が日本で販売される前にBMW 840i グランクーペ G16が値上げされるかもしれません。

現在8シリーズグランクーペの販売は日本では苦戦していると思われますので、これ以上SUV以外の1,000万円を超える車種をICE（内燃機関車）に設定することは可能性としては低いのではないでしょうか？

私が以前所有していたBMW 640i グランクーペ F06は、現行のBMW 840i グランクーペ G16の先代モデルに該当しますが、私が購入した時にはコミコミで1,000万円の車だったことを考えると、概ね当時と比較して2割以上価格が上がったことになります。

ただでさえ、日本ではSUV以外の車の人気がない（リセールバリューが低い）ことを考えると、BMW 540i xDrive G60が日本で発売される可能性は低いのではないでしょうか？

【引用・参照元】