BMW 5シリーズ G60/M5 G90 LCIモデルの新デザイン・内装・スペックの全貌

BMW 5シリーズ G60のLCIモデルのテスト車両のフロント。
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GOCCHI
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中小企業経営者兼ブロガー。BMWとオープンカーが大好きで、多くの車を所有してきました。経営やマーケティングにも精通しており、ブログでは中古車の売買方法や新車情報、愛車に関する話題を発信しています。また、パソコンやガジェット系も大好物。

BMWが2028年モデルとして発表予定の5シリーズ(G60)とM5(G90)は、単なるフェイスリフトを超えた進化を遂げます。

Neue Klasseデザインを纏い、電動化、テクノロジー刷新、内燃機関との融合を再定義した“高度技術の集約車”として注目を集めるでしょう。エクステリアやインテリアの刷新だけでなく、EV技術やPHEVの高性能化、シャシー設計の見直しまで、今後のBMW設計思想の核心を垣間見ることができるモデル。

  1. Neue KlasseデザインとiDrive Xで内外装を刷新:新型5シリーズとM5は、革新的なキドニーグリルとiDrive Xで内外装を大刷新しています。
  2. 高性能PHEVと最新eDrive技術を搭載:M5はV8 PHEV、i5は第6世代eDriveで、走行性能と電動化を両立しています。
  3. 同セグメント車と比較して技術面で優位:メルセデスやアウディと比べ、BMWは空力設計や制御技術で差別化されています。

BMW G60/G90 LCIモデルの概要と背景

BMW M5 G90 LCI予想:最新情報と予想レンダリング
BMW M5 G90のLCI(マイナーチェンジ)が2027年に予想され、Neue Klasseデザインの採用やパワートレインの進化が注目されています。本記事では、スパイショットや予想レンダリングをもとに、デザイン変更、出力向上、最新のiDriveシステム、Mモデルの個性維持について詳しく解説します。

LCI戦略の意義とBMWのモデル更新サイクル

BMWにおける「LCI(Life Cycle Impulse)」は、いわゆる中期的なフェイスリフトに相当し、製品ライフサイクルの中間地点で行われる重要な改良プロセスです。単なる外装の変更にとどまらず、ソフトウェアの更新や新技術の投入も伴うことが多く、今後の開発方向性を示すバロメーターともいえるでしょう。

G60/G61の基本プラットフォーム「CLAR」の解説

G60セダンとG61ツーリングは、BMWが中型〜大型クラスに用いる「CLAR(Cluster Architecture)」プラットフォームを採用しており、モジュール性の高い設計で内燃機関モデルとEVモデルを共存させる柔軟性を備えています。これによりi5(EV)と550e(PHEV)が同一ボディで展開されます。

M5 G90の構造:V8プラグインハイブリッドとM xDrive

G90型M5は、現行モデルに引き続き4.4L V8ツインターボエンジンに電動モーターを組み合わせたPHEV仕様で、BMW Mのフラッグシップとして高性能と環境性能を両立。駆動方式はM xDriveによる四輪駆動で、路面状況に応じたトルク配分を実現します。

Neue Klasseデザインが与える影響と意味

ビジョンノイエクラッセ版BMW M3 ZA0のデザインとは?
2024年に注目を集めているBMWデザインのCG作品があります。韓国の若手デザイナーがSNSに投稿したこの作品は、BMWの象徴的なM3 E30と次世代コンセプト「ビジョンノイエクラッセ」を融合させたスタイリングを実現しており、BMWファンの...

Vision Neue Klasseとの共通点:フロントフェイスと光学設計

新型5シリーズは、コンセプトカー「Vision Neue Klasse」にインスパイアされた外装デザインが特徴。特にキドニーグリルは従来より大きく、ヘッドライトユニットもよりシャープな造形に変更。光学的にもライティングシグネチャーが刷新され、未来感と存在感を両立している。

空力性能を高める造形:インテークとボディライン

フロント下部には極細のエアインテークが設けられ、エンジン冷却と整流効果を高めている。また、ボンネットからAピラー、サイドにかけてのシルエットは滑らかに処理され、Cd値(空気抵抗係数)低減を意識した設計となっています。

エクステリアデザインの革新

キドニーグリルとインテーク形状の刷新

BMW 5シリーズ G60のLCIモデルのテスト車両のフロント拡大。

LCIモデルのBMW 5シリーズでは、キドニーグリルの造形がよりダイナミックに進化しています。グリルの縁取りは精密なラインで囲われ、従来よりも立体的かつ大胆な印象を与えます。また、下部には極細のセンターインテークが設けられ、冷却効率の向上とスポーティな印象を両立しています。

リア周辺の造形変更:ランプ、トランクリッド、空力フィン

BMW 5シリーズ G60のLCIモデルのテスト車両のテール。

リアビューにおいても大幅なデザイン刷新が施されています。テールランプは水平基調のLEDユニットに変更され、内部構造も未来的なサイン波形が採用されています。トランクリッドも再設計され、開口部の角度とガーニッシュの位置が最適化されました。さらにリアバンパー下部には空力フィンが追加され、Cd値の改善に寄与しています。

新型内装の設計思想とデジタルアーキテクチャ

iDrive XとPanoramic VisionによるHMIの進化

BMW iDrive X(10) を発表~パノラマiDriveとは?
BMWが2001年に初めて発表したiDriveは、ドライバーと車両の直感的なインターフェースとして自動車業界の標準を築きました。そして2025年末、Neue Klasse(ノイエクラッセ)車両の導入とともに、次世代型のBMW iDrive ...

内装においては、BMWの次世代インフォテインメント「iDrive X」が導入され、操作系は直感的かつ応答性の高いものへと刷新されました。特に注目すべきは、フロントガラス下に投影される「Panoramic Vision」で、走行中の情報表示やARナビゲーションが自然な視線移動で把握できます。

BMW Operating System 9とクラウド連携

車載OSには「BMW Operating System 9」が採用され、クラウド連携によるOTA(Over the Air)アップデートが標準化されました。これにより、マップデータ、機能改善、セキュリティパッチがリアルタイムで適用可能になり、常に最新のシステム環境が維持されます。

i5の電動化技術と構造刷新

第6世代eDrive:セル構造の変化

BMW iX3 NA5の航続距離検証:Gen6バッテリーの熱帯試験結果
BMW iX3 NA5は、Neue Klasseシリーズの第一弾として登場し、Gen6バッテリーにより航続距離600km超を実現。南アフリカでの熱帯試験では、高温環境下でのバッテリー効率やEVモーターの耐久性が検証され、優れた性能が確認された。今後、BMW i3セダンやiX4などのEVモデルも展開予定。最新EV戦略と技術革新を詳しく解説する。

i5では第6世代のeDriveテクノロジーが導入され、これまでのプリズム型セルから円筒型セル(直径46mm、高さ95/120mm)への移行が行われています。さらに「セルtoパック」構造が採用され、パッケージ効率と熱管理性能が大幅に向上しました。

モーター構成とその目的

モーターはリアに励磁同期型*れいじどうきがた(Externally Excited Synchronous Motor)、フロントに誘導型(Asynchronous Motor)を配置したハイブリッド方式です。この構成により、高速域での効率と低速域でのトルク供給の最適化が図られています。また、前後のトルク配分が柔軟に調整できるため、ドライビングプレジャーが一段と高まっています。

プラグインハイブリッドモデル強化

550e xDriveのパワートレイン構成とeBoost戦略

550e xDriveは、BMWが展開するPHEVラインナップの中核モデルであり、直列6気筒ターボエンジン(B58型)に高出力モーターを組み合わせたハイブリッド構成を採用しています。最大出力は約489ps、トルクは700Nmに達し、モーターの即応性を生かした「eBoost」機能によって加速性能が大きく強化されています。

ZF製8HP+電動クラッチモジュールの採用

トランスミッションにはZF製の8速オートマチック(8HP)に電動クラッチを内蔵したシステムが搭載され、エンジンとモーター間の駆動切替をシームレスに行います。この構造により、ドライバビリティを損なうことなく電動域と内燃域を自然に移行できるのが特徴です。

M5 G90 LCIモデルの技術革新と戦略

BMW M5 G90 LCI予想:最新情報と予想レンダリング
BMW M5 G90のLCI(マイナーチェンジ)が2027年に予想され、Neue Klasseデザインの採用やパワートレインの進化が注目されています。本記事では、スパイショットや予想レンダリングをもとに、デザイン変更、出力向上、最新のiDriveシステム、Mモデルの個性維持について詳しく解説します。

V8 PHEVパワートレインと高性能ユニット

G90型M5は、BMW XMと共通する4.4L V8ツインターボと電動モーターを組み合わせたPHEVパワートレインを搭載し、現行モデルで717psを発生します。この構成は、電動トルクによる初期加速と高回転域でのエンジンパワーを両立するものとなっており、従来のMモデルにないレスポンスを実現しています。

M5 CS/CSLの登場可能性と軽量化の取り組み

2026年発売予定 BMW M5 CS G90 予想CG
2025年にBMWから発売される予定の新型M5セダン G90及びM5ツーリング G99の中で、特に注目されているのがBMW M5 CS G90です。このモデルは、M5シリーズの中でも最も高性能な車であり、スポーティなデザインと先進的なテクノ...

LCIモデルでは、さらなるハイパフォーマンス版としてM5 CSやCSLの復活が噂されています。軽量化はその鍵となる要素であり、F90型M5 CSでは約70kgの削減が達成されましたが、新型ではバッテリーパックの影響から限定的な軽量化となる見込みです。それでも、カーボンファイバーや鍛造アルミの活用が進むと予測されています。

ダイナミクスとサスペンションの再構成

シャシー設計とダンパー制御の再チューニング

LCI版M5では、パワートレインの進化に合わせてサスペンションセッティングも見直される見込みです。フロント・リアともにアダプティブダンパーが刷新され、より広範囲な減衰力調整が可能になります。これにより、快適性と操縦安定性を高度にバランスさせることが可能となります。

バネ下重量の軽減と連動制御の導入

足回りにおいては、アルミ鍛造ロアアームや軽量スタビライザーの採用によってバネ下重量の低減が進んでいます。これにより応答性の向上とロードホールディング性の改善が図られ、さらに4輪それぞれに応じたリアルタイム制御が可能になることで、路面変化への対応力が飛躍的に向上します。

「Mモード・プロファイル」の進化と統合制御

ドライブモードは従来の「Efficient」「Sport」「Track」などに加え、個別設定が可能な「Mモード・プロファイル」が強化され、サスペンション、ステアリング、xDrive、ESPの各パラメーターを自在にカスタマイズできるようになります。これにより、ドライバーの好みに応じたパフォーマンス最適化が実現します。

発売時期・価格帯・競合比較

2027年3月の生産開始と市場投入時期

BMW 5シリーズおよびM5のLCIモデルは、2027年3月にドイツ・ディンゴルフィング工場での量産が開始される予定です。欧州でのデリバリーは同年第4四半期、北米・日本市場には2028年前半に導入されると見込まれています。

モデル別の想定価格帯

i5 eDrive40の価格は約800万円前後、xDrive仕様で850万円程度と予想されます。M5 PHEVモデルは従来の価格帯を超え、1,800万円〜2,000万円を想定。PHEV仕様の550e xDriveは1,100万円台後半からの設定となる可能性があります。

競合モデルとの比較と差別化要素

競合車としてはメルセデス・ベンツEクラス(W214)、アウディA6(C9系次期型)が挙げられますが、BMWはNeue Klasseデザインと第6世代eDrive、Mモード統合制御といった技術革新によって、スポーティかつ高効率な差別化を明確に打ち出しています。

結論と総括

2028年モデルのBMW 5シリーズおよびM5は、LCIという形式を超えた“戦略的アップデート”と位置づけられます。

Neue Klasseの意匠を反映し、PHEVとEVの両立を果たした構成、さらにはiDrive Xによるデジタルアーキテクチャの進化がその特徴です。

BMWは今後の高級Dセグメントにおいて、持続可能性とドライビングプレジャーの融合を強くアピールしていくでしょう。

Reference:autoevolution.com

よくある質問(FAQ)

Q1. 2028年モデルのBMW 5シリーズの発売時期はいつですか?

A. 生産は2027年3月に開始され、欧州では同年Q4、北米および日本では2028年前半の発売が見込まれています。

Q2. 新型BMW M5の最高出力はどのくらいになりますか?

A. G90型M5の出力は現行で717psとされており、LCIモデルでは最大738psへのアップグレードも検討されています。

Q3. i5とガソリンモデルの違いは何ですか?

A. i5はEV専用モデルで第6世代eDriveを採用していますが、ガソリンモデル(例:550e)は内燃機関と電動モーターのPHEV構成です。

Q4. Neue Klasseデザインとは何ですか?

A. Neue KlasseはBMWの次世代デザイン哲学で、シンプルかつ高効率な造形と空力性能、テクノロジーとの融合が特徴です。

Q5. BMW iDrive Xにはどのような機能がありますか?

A. iDrive XはPanoramic Visionと連携した新世代インフォテインメントで、ARナビ、クラウド連携、OTAアップデートが可能です。

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