BMW 3シリーズ G20が先日LCI(マイナーチェンジ)されましたが、それに合わせてBMW M3 G80も小改良があった模様です。
BMW 3シリーズ G20のLCIで採用されたiDrive8.0
こちらの記事のように先日BMWから3シリーズ G20系のLCIモデルの発表がありました。
主な改良点はフロント部分のエクステリアですが、大きなインパクトがあったのはインテリアだったのではないでしょうか?
最近販売されたBMW i4などのEV(電気自動車)にて先行で採用されていた大型タブレット型湾曲モニターを採用した最新のiDrive8.0が搭載されたからです。
これまでにスピードメーター周辺の造形、及びセンターモニターの造形が大幅に変更(その結果ダッシュボードの形状も変化)したことで、i4などのEV車同様に近未来的なインテリアになりました。
またそれに合わせてAT車のセレクトレバーの形状がレバーではなくスイッチ方式に変更されたこともインパクトが大きいです。
室内写真をみれば分かりますがセンターコンソールにあるはずのATnセレクトレバーが見当たらず、スッキリとした印象を得ることが出来ます。
また本来ATセレクトレバーがあった部分にはかなり遠慮気味な小さなスイッチが設置されているのは、この写真でもはっきりと確認することが出来ないほどの小ささです。
これによって3シリーズ G20系はBMWの中の最新のインテリア空間を手に入れたことになります。
BMW M3セダン G80にもiDrive8.0が採用される小改良を実施
上記のように3シリーズ G20系のLCIに合わせて採用されたiDrive8.0がM3セダン G80にも採用される小改良が実施された模様。
2022年末迄に発表されると言われているM3ツーリング G81には発売当初からiDrive8.0が搭載されることがスクープ写真などで明らかになっています。
よって今回のM3セダン G80にもこのタイミングでiDrive8.0が採用されたことは生産効率などを考えても妥当な改良だと思います。
ただしこれはM3 G80のLCIではなくあくまでも小改良(アップデート、年次改良)になり、それ以外の部分の改良に関してはLCIの時期まで待つ必要がありそうです。
BMW M4クーペ G82にはiDrive8.0の採用は未定?
今回の小改良でiDrive8.0が採用されるのは今のところM3セダン G80のみだと言われています。
よって同じタイミングでM4クーペ G82を購入した場合はまだ旧型のiDrive7が搭載れたモデルになると予想されます。
M3セダン G80とM4クーペ G82はフロント部分の多くのパーツを共有する兄弟車のような関係ですが、今回のM3セダン G80に実施される小改良は同じタイミングでは実施されないという少し不思議な現象が発生することになります。
恐らくは4シリーズクーペ G22系のLCIのタイミングで4シリーズにもiDrive8.0が採用されると思われますので、M4クーペ G82に関してもそのタイミングでiDrive8.0が搭載される小改良が実施されるのではないでしょうか?
M3とM4は共用部品の多い兄弟車のような関係の車ですが、今回の小改良に関してはその関係性よりもベース車両との関係性が優先される形でiDrive8.0が搭載されるということになります。
【引用・参照元】