BMWのライナップの中でこれほど注目されなかった車は珍しいと思うのは私だけではないようです。残念ながら3シリーズGTはG20型3シリーズでは廃止されるもようです。
ある程度予想されていた?3シリーズGTの廃止
BMW 3シリーズGTが発売された際に誰もが思った疑問。
「この車は誰が購入するのか?」
この予想は正しかったようでBMWとしてはG20型BMW3シリーズではGTモデルを廃止することがほぼ確実のようです。
4シリーズにグランクーペが存在しない状態であれば、まだ5ドアハッチバックとして販売が期待できたかもしれませんが、4シリーズグランクーペとの共存は叶わなかったようです。
確かにヨーロッパにおいては、5ドアハッチバックというカテゴリーは一定の支持が得られていました。
しかし、昨今はSUVというカテゴリーが台頭してきたことで、5ドアハッチバックのユーザーはSUVへ流れていったため、その存在価値は低下したと思われます。
そもそも論として中国専用モデルである3シリーズセダンロングが存在しなければ、3シリーズGTも生まれることは無かったのかもしれませんが。
4シリーズグランクーペは継続
4ドアクーペというジャンルは今後期待が高いジャンルであることは最近のセダンのデザインをみれば明らかです。
ハッチバックか3BOXかは別にして、あのトヨタ・クラウンまでが4ドアクーペっぽいデザインを取り入れていることからも、今後のセダンは4ドアクーペが主流になると思います。
よって、4シリーズのグランクーペはG20系3シリーズ/4シリーズでも開発は継続される模様です。
その証拠に次期M3/M4(G80系)ではM4 グランクーペの開発が進められていると言われています。
アメリカでは3シリーズセダンとともに4シリーズグランクーペの人気も高く、そのハイパフォーマンスモデルであるMの設定がグランクーペにないことが消費者の不満になっているようです。
まあ、日本でもこのような方がいらっしゃるぐらいですから、4シリーズグランクーペの人気が高いのはおわかりですね。
3シリーズGTの中古車は買ってはいけない車なのか?
3シリーズGT自体はパフォーマンス的に問題がある車ではありません。
もし、あなたが中古車でお買い得な3シリーズセダンの購入を考えているのであれば、3シリーズGTの購入も検討されると良いと思いまします。
なぜなら、・・・
- セダンよりも安く購入できる
- セダンよりも後席が広い
- ツーリングは高くて購入できない
ツーリング並かそれ以上の積載能力があるにもかかわらず、後席の快適性は5シリーズ並というのが3シリーズGTの特徴です。
新車の販売台数が少ないので中古車の流通台数が少ないのがネックですが、もし巡り会えたのなら検討するに値する車であると思います。
とくに、後席に人が乗る機会が多い方や荷物を乗せる機会が多い方などは普通のセダンよりもコスパが高いクルマになります。
性能的には3シリーズセダンと何も変わりがありませんので、安く購入できる、グレードが1ランクアップできるのであれば要注目な1台かもしれません。
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【引用・参照元】
https://www.bmwblog.com/2018/08/08/bmw-3-series-gt-reportedly-canceled-4-series-gran-coupe-lives-on/