BMW 2シリーズ グランクーペ F44のプロトタイプの一部のメディア向けに試乗会が行われた模様です。
やはりBMW 2シリーズ グランクーペ F44の発売は2020年初頭
BMW 2シリーズ グランクーペ F44はモデルチェンジされたBMW 1シリーズ F40がFF化されたことで新しいBMWのFF車というものを市場に認知させるために開発されたモデルです。
またアウディにはA3セダン、メルセデス・ベンツにはCLAと小型セダン市場が開拓されたことへのBMWからの答えが2シリーズ グランクーペ F44の役割になります。
BMW 2シリーズ グランクーペ F44は大きくなりすぎたBMW 3シリーズ セダンよりももっと小型なセダンを求める市場のニーズから生まれた車です。
ただし、BMWからの答えはFFだけではなくAWD(xDrive)という答えも同時に提示することで「走り」にこだわるメーカーとしてのブランディングを忘れていません。
BMW 2シリーズ グランクーペ F44の「売り」はデザイン、居住性、走り
まずデザインとしてFFベースの車らしい短いボンネットとグランクーペの名前にふさわしい流れるようなルーフラインで構成されています。
また走りに関してはFFではなくM235iがAWD(xDrive)を搭載することで4気筒2000ccターボエンジンから発せられる約300馬力を確実に路面に伝達することが可能です。
しかし、デザイン、走りとは対象的に大人4人が乗ることができるスペースを確保できている、まさに小型スポーツセダンとしてデザイン、実用性、走りの全ての面において高い次元でのバランスが取られています。
BMW 2シリーズ グランクーペの走りは・・・
BMW 2シリーズグランクーペ F44の試乗会で用意された車は228iとM235iになります。
まずは228iですがアウトバーンへの合流でも流れに乗り遅れること無く快適にクルージングが可能です。
また高速道路、市街地走行での乗り心地も4ドアクーペらしい洗練された乗り心地が体験できます。
ステアリングは低速域では軽快に、高速域ではずっしりと重く変化することでユーザビリティの向上とスポーツ性を発揮させます。
次にM235i xDriveは228iが快適な通勤車であることに対して、その性格は一変します。
甲高いサウンドを響かせるマフラー。
ステアリングの通りにコーナーをトレースするサスペンション。
高速からの確実なストッピングパワーを生み出すMパフォーマンスブレーキ。
今回試乗したプロトタイプの2シリーズ グランクーペ F44には2つの顔が存在します。
快適な通勤車としての220i。
スポーツカー顔負けのパフォーマンスを発揮するM235i xDrive。
どちらにも言えることは、確実にアウディA3セダンやメルセデス・ベンツ CLAのライバルになるにふさわしい車であること。
2019年11月のロスアンジェルスオートショーにて正式に公開されるのが今から待ち遠しい1台です。
【引用・参照元】
https://www.bmwblog.com/2019/07/23/first-drive-2020-bmw-2-series-gran-coupe-prototype-a-potential-big-seller-in-the-american-market/?fbclid=IwAR0zr–BSRtSuHea10pma9eCShE32aJSQCnpueU6KGV8dWnLWIWUHrc4hos