BMWのメンテナンスサービスは最長5年で終了しますが、BMWバリューサービスならその後もメンテナンスがお得になるのでしょうか?

BMWのメンテナンスサービスは最長5年

私もBMW M4を購入した際に付いてきていたメンテナンスサービス(BSI)ですが、最長でも5年が限界のサービスです。

このメンテナンスサービスはざっくり言えば車検以外の法定点検の際に消耗品などの交換が無料で行われるサービスのことです。

新車で購入して基本3年、延長すれば5年は消耗品の無償交換が行われるので細かい出費を心配することなく、また消耗品の管理をすることなく交換してもらえるので細かい不具合を未然に防ぐ効果があります。

なので私などはBMWを新車で購入しても3年または5年で乗り換えることをBMWが推奨しているとさえ思えてしまうサービスだと思っていまっす。

現実に新車から購入して2回目の車検を迎える頃から定期交換部品の頻度が増すように思えるので、メンテナンスサービスが切れる頃が乗り換え時期だと思ってもおかしくはないと思います。

そういう意味でもBMWのメンテナンスサービスはよく出来ているという証拠になるのではないでしょうか?

BMWバリューサービスは新車購入後6年以降が対象

現在BMWではBMWを長く所有する方へのサービスとしてBMWバリューサービスというものを用意しています。

これは新車購入時に付帯していたメンテナンスサービス(BSI)に変わるサービスと考えるのが分かりやすいと思います。

新車から6年が経過した車両が対象になりBMWが指定する消耗品(BMW純正部品)を交換することになった場合、部品代と工賃の合計金額から最大で20%値引きするというサービスになります。

なので仮に6年落ちのBMWを中古車で購入した場合でも正規ディーラーで消耗品を交換することになった場合は、最大20%引きで交換してもらえることになります。

BMWの正規ディーラーで修理することになるのでBMW純正部品が使用される訳ですが、元々BMW純正部品は価格が高めに設定されることが多いので、20%引きになるのはうれしいですね。

BMWを知り尽くした整備士さんがBMWが保証する部品で質の高い修理を安く受けることが可能ですからね。

1台のBMWを長く乗り続ける方、新しく中古車のBMWを購入された方にはうれしいサービスではないでしょうか?

BMWバリューサービスは本当にお得なサービスなのか?

BMWバリューサービスはメンテナンスサービス(BSI)の延長線上にあるサービスなので対象になる消耗品の種類も写真にあるようなものが主に対象になる消耗品ということになります。

車検を除く法定点検の際にメンテナンスサービス(BSI)で無償交換になるエンジンオイルやワイパー、エアクリーナーなどが対象になっている模様なのでその金額は定価でもそこまで高額ではないものが大半の模様。

確かにこれらの消耗品の部品代+工賃が20%引きされることはうれしいことではあるが、結局これらの消耗品を交換するタイミングで定期交換部品の交換もアドバイスされることになるので、場合によっては20%の値引き以上の費用が必要になる場合も多いのではないでしょうか?

なので20%引きにつられて修理依頼すると想定以上の部品交換の見積もりが出てくる(もちろんオーナーと相談することが前提)可能性はありますので注意が必要です。

またこれらの消耗品ぐらいであればDIYで交換出来る方もしらっしゃると思いますので、その場合はDIYの方が確実に安くなると思いますので、あくまでもBMWバリューサービスを利用される方は安心して整備を任せたい方向けのサービスということになります。

今回ご紹介したBMWバリューサービスは質の高い整備を依頼したい方には良いサービスだと思いますが、価格などにシビアな方に関してはトータルでもっと安く整備できる方法を選択されるのも有りだと思います。

*注)Mモデル、iモデルは対象外

【引用・参照元】