BMWアルピナはBMW3シリーズセダン、ツーリングのLCIに合わせてBMWアルピナ B3/D3Sのセダン及びツーリングのLCIモデルを発売開始しました。
これが最後のBMWアルピナ B3/D3Sになると思われます
BMWアルピナ社は2026年以降のアルピナブランドの商標権をBMW社へ売却することが決まっています。
よってBMWアルピナとして車が販売されるのは2025年までになり、その後はBMWアルピナ社から新型車が発売されることはなくなると思われます。
よって今回LCIされたBMW3シリーズセダン G20及び3シリーズツーリング G21に合わせて発売されたBMWアルピナ B3/D3Sのセダン、ツーリングが最後のB3/D3Sになると思われます。
今後BMW社もガソリンエンジン車からEV(電気自動車)へラインナップが大幅に変更されることが決まっている現状を考えると、世界で一番小さい自動車メーカーと言われているBMWアルピナ社ではEVへの対応が困難であることが今回の商標権の売却へつながったと思われます。
BMWアルピナ社の今後はこれまで販売してきた車のメンテナンス及び部品供給とBMWの技術的なパートナーとしての開発支援が主な仕事になると思われますので、今回LCIされたB3/D3Sが最後のB3/D3Sになることがほぼ確定になっています。
BMWアルピナ B3セダン G20はやはりBMW M3 G80に忖度している
BMW M社とBMWアルピナ社はその方向性は違うものの同じ車をパフォーマンスを向上させた車を販売する間柄です。
しかし本家はBMW M社であることから、BMWアルピナ社とはある意味紳士協定が結ばれていると思われます。
BMW M3セダン コンペティション G80
- 馬力:510馬力
- トルク:650Nm
BMWアルピナ B3セダン G20
- 馬力:495馬力
- トルク:730Nm
このように馬力に関してはM3セダンを上回らないように設定され、その代わりトルクに関しては大幅にアップさせることで差別化を行っています。
M3=レーシングマシン、B3=グランドツアラーという位置づけですので、レーシングカーには馬力を、グランドツアラーにはトルクをそのモデルの象徴にしています。
これを忖度とするのか?紳士協定とするのかは分かりませんが、これまでもBMW M社とBMWアルピナ社は上手に棲み分けを行っていたということになります。
BMWアルピナ B3/D3Sモデルは既に日本でも受注を開始
- アルピナ B3セダン:1,311万円
- アルピナ B3ツーリング:1,379万円
- アルピナ D3Sセダン:1,151万円
- アルピナ D3Sツーリング:1,190万円
これらは「素」の状態の価格でありステアリングを右ハンドルにする場合や、アルピナブルー、アルピナグリーンなどの専用ボディカラーなどを選択すると価格はどんどん上昇していきます。
こちらの記事のように過去にアルピナ B3セダンの見積もりを計算したことがありますが、ちょっとオプションを付けていくと直ぐに100万円、200万円と価格が上昇することになります。
よって各モデルともに実際に購入しようとした場合は実質的な価格は販売価格+200万円程度は想定をしておいた方が良いと思います。
また納期に関しても時間がかかると思われますので、コロナ以前であれば半年程度の納期と言われてたことを考えると現状では軽く1年程度は納期として見ておくことが必要だと思われます。
価格、納期共にスペシャルな車になるのですが、購入できた時の感激もスペシャルになると思いますので、このスペシャルにどのぐらいの金額と時間を費やすことが出来るのか?が一つの分かれ目になるのだと思います。
【アルピナ B3/D3Sの先行受注申込みはこちらへ】
感動の極み、アルピナ。独国ALPINA社 日本総代理店 ニコル・オートモビルズ合同会社 公式ウェブサイト。
【引用・参照元】
Kurze Zeit nach dem normalen 3er startet auch das BMW Alpina B3 Facelift 2022. Ab Oktober werden die Limousine (G20 LCI) und der Touring (G21 LCI) sowohl