BMW 5シリーズ ツーリング(G61)のLCI(フェイスリフト)については、これまでに確認された試作車から、当初予想されていたような大胆なNeue Klasse(ノイエクラッセ)顔への変更ではなく、現行型をベースとした一般的なLCIに近いデザイン変更になる可能性が高いことが分かってきました。
今回確認された最新の試作車も、その方向性自体に大きな変化はありません。しかし、私が今回気になったのはフロント中央のキドニーグリルです。最新車両では現行BMWに近い形状のグリルが確認できますが、写真を詳しく見ると、この部分が量産型の最終形状とは限らない可能性があります。
そこで今回は、G61 LCIが小規模なデザイン変更になるというこれまでの流れを前提に、最新試作車のキドニーグリルが本当に量産型なのか、フロントデザインがどこまで確定しているのかを整理します。
- ✅G61 LCIは現行型ベースの小規模変更
- ✅スクープされたキドニーグリルは量産型ではないよ予想
- ✅ヘッドライトとバンパーは形状を変更
BMW 5シリーズ G61 LCIの最新試作車を確認
現行BMW 5シリーズは2023年にG60型セダンが登場し、その後ツーリングのG61が追加されました。現在はLCIに向けた開発が進められており、2025年以降は複数のプロトタイプが公道で確認されています。
初期の試作車ではNeue Klasseを強く意識したフロントデザインが注目されましたが、その後に確認された車両では、より現行5シリーズに近いキドニーグリルへ変化しました。このため、G60/G61のLCIはNeue Klasse世代の新型車のように外観を大きく変えるのではなく、ヘッドライトやバンパー、灯火類などを中心に手を加える一般的なLCIに近い内容になると考えられています。
2026年8月に確認された最新試作車も、ボディ側面の基本的なシルエットは現行G61とほぼ同じです。カモフラージュはフロントとリアに集中しており、これまで見えてきたLCIの方向性を改めて確認できる車両といえます。
ただし、今回の写真ではフロント中央のキドニーグリルについて、新たに確認しておきたい点があります。
キドニーグリルは本当に量産型なのか
最新試作車は現行BMWに近い形状
過去記事:「2027年 BMW 5シリーズ G60 LCIでノイエクラッセデザインへ」より
最新のG61 LCI試作車には、左右に分かれた比較的オーソドックスなキドニーグリルが装着されています。これは初期の試作車で確認された横方向に広がるNeue Klasse風のフロントとは異なり、現行BMWとの連続性を感じさせるデザインです。
ただし、この方向性そのものは今回初めて判明したものではありません。すでに以前の試作車から、G60/G61 LCIでは大胆なNeue Klasse顔への変更が見送られ、通常のLCIに近いデザイン変更になる可能性が高いことは確認されていました。
今回のポイントは、「Neue Klasse顔にならないこと」ではなく、現在見えているキドニーグリルがそのまま量産車に採用されるものなのかという点です。
現在のグリルは偽装用パーツの可能性がある
最新のスパイ写真を詳しく見ると、キドニーグリル周辺には後から取り付けられたように見える部分があります。そのため、現在見えているグリルが実際の量産型そのものではなく、本来の形状を分かりにくくするための偽装用パーツである可能性があります。
開発中の車両では、迷彩柄のカモフラージュシートだけではなく、ボディラインや開口部の形状を隠すために別のパーツを取り付けることがあります。今回のG61 LCIについても同様であれば、現時点で見えているキドニーグリルだけを見て量産型のデザインを判断することはできません。
つまり、G61 LCIが大規模なデザイン変更ではなく通常のLCIに近い内容になるという方向性と、キドニーグリルの最終形状が確定しているかどうかは別の話です。前者はかなり見えてきましたが、後者についてはまだ判断材料が不足しています。
過去の試作車からフロントデザインの変化を確認
過去記事:「BMW 5シリーズ ツーリング G61 LCI 最新情報:大幅なデザイン変更はない?」より
初期にはNeue Klasse色の強い試作車も存在した
G60/G61 LCIの開発初期には、現在とはかなり異なるフロントを持つ試作車が確認されていました。キドニーグリルは横方向へ広がり、細いヘッドライトと組み合わせることで、Neue Klasse世代の新型BMWに近い印象を持つデザインでした。
その後の試作車では、より従来型に近いキドニーグリルへ変化しています。これによって、5シリーズLCIではNeue Klasseのデザインを全面的に取り入れるのではなく、現行G60/G61の基本デザインを維持しながら一部をアップデートする方向性が見えてきました。
今回の最新車両でも、その考え方に大きな変化は見られません。したがって最新スクープの意味は、デザイン方針が再び変更されたことではなく、量産型へ近づく過程で各部の細かな形状が徐々に見えてきたことにあります。
ヘッドライトとバンパーの変更はより明確に
ヘッドライトは細くシャープな形状へ
キドニーグリルの最終形状にはまだ不確定な部分がありますが、ヘッドライトは現行G61から変更されることがかなり分かりやすくなっています。
最新試作車ではライトがより細くなり、フロント中央へ向かって絞り込まれるような形状になっています。LEDの発光パターンだけを変更する小改良ではなく、ライトユニットそのもののデザインが見直されているように見えます。
また、中央へ向かって前方へ張り出すようなフロント形状によって、従来のBMWで使われてきたシャークノーズを連想させる部分もあります。Neue Klasseのデザインをそのまま移植するのではなく、現行5シリーズの基本デザインに新しいBMWの要素を組み合わせる方向と考えた方が分かりやすいでしょう。
フロントバンパーも現行型から変更
フロントバンパーについても、開口部やエアインテーク周辺に現行型とは異なる造形が確認できます。キドニーグリルが偽装されている可能性を考慮しても、LCIによってフロントマスク全体の印象が変わること自体は間違いなさそうです。
一方で、ボディ全体のシルエットや基本的なプロポーションに大きな変化はありません。あくまで現行G61をベースに、フロントとリアを中心としてデザインをアップデートするという、これまで予想されてきたLCIの方向性に沿った内容です。
まとめ:G61 LCIの量産型グリルはまだ判断できない
BMW 5シリーズ ツーリング G61 LCIは、これまで確認されてきた試作車から、当初予想された大胆なNeue Klasse顔への変更ではなく、現行型をベースとした一般的なLCIに近いデザイン変更になる可能性が高まっています。今回の最新試作車も、その方向性を改めて確認できるものでした。
その一方で、今回新たに注目したいのがキドニーグリルです。最新車両には従来型に近いグリルが装着されていますが、この部分が偽装用パーツである可能性が残っているため、量産型の最終デザインと判断するのはまだ早いでしょう。
ヘッドライトやフロントバンパーなどLCIで変更される部分はかなり見えてきましたが、BMWの顔ともいえるキドニーグリルについては、今後さらにカモフラージュの少ない試作車が確認されるまで注目しておく必要がありそうです。
Reference:autoevolution.com
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW 5シリーズ G61 LCIのキドニーグリルは量産型ですか?
現時点では量産型の最終デザインとは判断できません。最新試作車には従来型に近いキドニーグリルが装着されていますが、本来の形状を隠すための偽装用パーツである可能性が残っています。
Q2. G61 LCIはNeue Klasse顔に変更されますか?
当初予想されていたような大胆なNeue Klasse顔への変更ではなく、現行G61をベースにした一般的なLCIに近いデザイン変更になることが、これまでの試作車から分かってきています。
Q3. BMW 5シリーズ G61 LCIのフロントはどこが変わりますか?
最新試作車では、ヘッドライトの形状とフロントバンパーが現行G61から変更されています。特にヘッドライトは細くなり、フロント中央へ向かって絞り込まれる形状になっています。
Q4. BMW 5シリーズ G61 LCIはいつ発売されますか?
BMWからG61 LCIの正式な発売時期や日本導入時期は発表されていません。現時点では2027年半ば、具体的には2027年7月頃に生産が始まり、2028年モデルとして展開される可能性があります。日本での発売時期については今後の正式発表を待つ必要があります。
Q5. G61 LCIのキドニーグリルはいつ確定しますか?
BMWはG61 LCIの最終的なフロントデザインをまだ正式に公開していません。今後、さらにカモフラージュの少ない試作車が確認されるか、正式発表されるまでは量産型グリルの形状を確定できません。




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