初代モデルF44は2019年に登場し、スポーティでスタイリッシュな4ドアクーペとして人気を集めました。
新型F74は、先進的なデザインや最新技術をさらに取り入れた進化版で、BMWの高い技術とこだわりを反映したコンパクトセダンです。
今回のモデルチェンジにより、BMWファンや新しいユーザー層からも注目を集めています。
- 2025年春発売開始：BMW「2シリーズグランクーペ F74」が2025年春に登場。ドイツ・ライプツィヒ工場での生産が本格化
- 新デザインと快適装備：スポーティな外観と最新ディスプレイ、LEDヘッドランプなどで快適性がアップ
- 多彩なエンジンと高性能モデル：1.5〜2.0リッターの多彩なエンジンに加え、300馬力の「M235 xドライブ」もラインナップ
BMWライプツィヒ工場での製造開始とその背景
この工場では、BMWの1シリーズ F70や2シリーズアクティブツアラー U06、MINIカントリーマン U25といったモデルも製造されており、1日最大1300台の生産能力を誇ります。
特に今回、ライプツィヒ工場では3交代制を導入し、生産体制をさらに強化。
これは、BMWの小型車需要に応じるための措置であり、MINIブランドとの併産も行われることで、生産の効率化を実現しています。
BMWは同工場の生産能力を年間35万台まで引き上げており、今回のF74型の登場はその生産力をフルに活かすための重要な一歩といえます。
新型F74のデザインとインテリアの進化
前モデルから引き継いだシャープなフロントセクションに加え、細長いシルエットと力強いリアデザインが際立つスタイリングが特徴です。
車体サイズは、全長4546mm、全幅1800mm、全高1445mmで、前モデルよりも全長がわずかに延び、全高も若干高くなっています。これにより、室内空間がさらに広がり、快適性が向上しています。
これらの改良により、操作性が高まるだけでなく、洗練された室内空間が強調されています。
また、F74は、標準装備としてLEDヘッドランプを搭載し、デイタイムランニングランプも装備されているため、日常の利便性と安全性が向上しています。
BMWらしいプレミアム感を大切にしつつ、快適なドライブが楽しめるインテリアデザインが特徴です。
エンジンラインナップとハイパフォーマンスモデル「M235」
基本モデルとしては、1.5リッター3気筒ガソリンターボエンジンを搭載した220モデルや、2.0リッター4気筒ディーゼルターボエンジンの218d、220dなどがラインナップされています。（ドイツ仕様）
これに加えて、M235 xドライブが用意されており、2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、最大出力300馬力、最大トルク400Nmという高性能を発揮します。
0-100km/h加速は4.9秒で、俊敏な走りを楽しむことができます。
M235 xドライブは、特にスポーティな走行を好むドライバーに向けたモデルであり、BMWのMパフォーマンスシリーズの一環として位置づけられています。
パワフルでありながらも、安定した走行が可能なため、日常使いとスポーツドライビングの両立ができるのも魅力です。
世界市場向けの販売計画と日本導入時期
F74型2シリーズグランクーペは、2025年3月から順次各市場での発売が予定されています。
BMWは、ヨーロッパやアメリカなどでの販売に加えて、日本市場でも同時期にリリースを予定しており、日本のBMWファンからも大きな期待が寄せられています。
また、中国市場には、ロングホイールベース版のF78型が導入される予定で、これにより現地の需要に合わせたモデル展開が行われます。
BMWは各市場のニーズに応えた形で車両展開を行っており、今後も地域ごとの需要に応じた戦略を強化していく方針です。
納期に関しては、BMWの生産体制強化によって早めの出荷が可能になると期待されていますが、地域や販売状況によって異なる可能性があります。
BMW 2シリーズグランクーペ F74は3シリーズユーザーも気になる
BMWの新型「2シリーズグランクーペ F74」は、2025年春の発売に向けてライプツィヒ工場で生産が開始されました。
スポーティでエレガントなデザインや、先進のインテリア、選択肢豊富なエンジン構成により、ユーザーの幅広いニーズに応えられるモデルに仕上がっています。
特にハイパフォーマンスモデル「M235 xドライブ」は、スポーティな走行性能と実用性を両立しており、BMWファンを魅了することでしょう。
日本でも発売されるこのF74型2シリーズグランクーペは、2026年以降にフルモデルチェンジが予定されているBMW 3シリーズ NA0まで待てないG20型3シリーズユーザーも気になる存在になるのではないでしょうか？
Reference：vague.style
