2019年に発売されたBMW Z4 G29は順当に行けば2025年にフルモデルチェンジを迎えます。果たして新しいZ4は販売されるのでしょうか?

BMW Z4 G29は2022年末頃にLCI(マイナーチェンジ)を迎えます

2022年発売予定のBMW Z4 G29 LCIモデルのスクープ写真公開

2019年に発売されたBMW Z4 G29は2022年末ごろにLCI(マイナーチェンジ)を迎える予定です。

こちらの記事でお伝えしているように今回のLCIに関しては非常に小幅な改良が加えられる予定になっています。

現在世界中で2シーターオープンカーは非常に人気が低迷しています。

アウディではロードスターモデルも存在するアウディTTが生産中止になる可能性が高く、メルセデス・ベンツでも大型2シーターオープンモデルのSLも次期モデルは発売しない可能性が高い。

このように世界的に見て2シーターオープンモデルで数少ない成功モデルはマツダロードスターぐらいではないかと思われます。

そんなマツダロードスターでも日本では月間販売台数が1000台になったということがニュースになる程度ですから、通常は月間数百台が販売されている程度です。

それだけ世界的に見て2シーターオープンカーの市場は冷え切っているということが言えると思いますので、BMWもZ4のLCIはあまりコストを掛けたくないというのが本音ではないでしょうか?

BMW Z4 G29の販売台数はおよそ1.5万台程度しかない

BMW Z4 G29 日本で正式発売~価格はスープラ A90よりも高め

ご存知のようにBMW Z4 G29はトヨタスープラと兄弟車の関係にあります。

つまりBMWがZ4の開発を行わなかったらトヨタスープラは販売が出来なかったと思われるぐらい車全体のBMW色が濃い車になっています。

しかし実際にはZ4もスープラもお互いが兄弟車になることがなければ販売さえ出来なかった車であるとも言えます。

先程の話のように世界的に2シーターオープンカーは非常に不人気ですし、スポーツカーも一部のモデルを除けば不人気車種の仲間入りをしているものがほとんど。

なのでBMWもトヨタとの協業がなければZ4は開発出来なかったし、トヨタもBMWとの協業がなければスープラは販売することが出来なかった。

ちなみにBMWは2021年のZ4の世界販売台数を約1.5万台と発表していますが、この台数はBMWの各シリーズの中で最も少ない台数を占める1台となっていることからも、スープラとの協業がいかに大切だったかがわかると思います。

ある意味Z4とスープラは販売台数的には弱者連合ということが言えると思います。

果たして2025年前後に迎えるZ4のフルモデルチェンジされるのか?

弱者連合の1台であるBMW Z4 G29ですが通常のサイクルで言えば2025年前後にフルモデルチェンジの時期を迎えることになります。

現在のような2シーターオープンカーの冬の時代に果たしてZ4はフルモデルチェンジをすることが出来るのか?

その可能性は非常に低いと考えるのが妥当と言わざるを得ないと思われす。

なぜならいま現在Z4が販売されている理由はスープラとの協業が成立したためであり、2代続いてスープラとZ4が協業できる確率はあまり高くはないからです。

もしZ4が生きながらえる可能性があるとすればそれはEV(電気自動車)化することぐらいしか可能性はないのではないでしょうか?

E89型Z4からG29型Z4が発売されるまでに数年間のブランクがあったようにEV化されたZ4が発売されるのであれば数年間のブランクは必要になるでしょう。

もしZ4が生きながらえる可能性があるとすればEV化が一番の可能性になるのだと思いますが、皆さんはどう思われるでしょうか?

【引用・参照元】