今や純正のナビよりもCarplayなどによるGoogle mapなどの方がナビとして活用されることが多いと思いますが、BMWではこんなことも起こっている模様です。
半導体不足で納期の遅延と装備の一部非搭載が続いています
こちらの記事でもお伝えしましたが、現在もBMWでは納期の遅延や一部装備の非搭載による納車が続いている模様です。
それでもBMWの場合は他の輸入車と比較すると納期管理がしっかりしているらしく(5シリーズ以上は納期が未確定らしい)比較的早めに納車されることがあるようです。
とは言え、国内の在庫車も少なくドイツに発注して納車となれば通常で3ヶ月程度の納期だったものが概ね半年程度必要となっていますので、決して納期が早いとは言いづらい状態が続いていることは確かです。
また装備の非搭載に関しても事前に何が非搭載になるのかはユーザーに伝えられていることが多いそうなので、車が納車されてからあれが付いていない、これが省かれているというトラブルも少ないようです。
某アメリカの電気自動車メーカーでは、納車されて初めて何が付いていない、これが省かれているということが判明するらしいので、それに比べればBMWはかなり丁寧な対応をしていると言えると思います。
流石にこれはマズイのでは?Carplay非搭載モデルを納車
とは言え半導体不足の影響で一部装備が非搭載になったとしてもあまり大勢に影響がないものであれば「仕方がないよねえ」で済むと思いますが、BMWの一部の車両ではCarplayが非搭載になっている車両を納車していることが正式に認められました。
アメリカや英国など一部の地域に納車された2022年1月から4月かけて生産れた車両のうちの一部にCarplayが非搭載になっている車両が含まれているとのこと。
これは通常の半導体が確保出来ないために代替品の半導体がCarplayを使用する仕様に対応していないことが原因とBMWは発表しています。
つまりCarplayが仕えるようなプログラムは搭載されているが半導体がCarplayを利用できる仕様になっていないためにCarplayが利用できないようになっているとのこと。
これまでBMWが自動車用として調達していた半導体とは別のメーカーの半導体を採用したことが原因らしく、出来るだけ納車を送らせないようにというBMW側の判断のようです。
最近は純正ナビよりもGoogle mapなどの方がナビとして活用されている方が多いと思いますので、Carplayが非搭載というのは大勢に多少は影響がある装備の非搭載と言えるのではないでしょうか?
プログラムのバージョンアップでCarplayが使用可能になるとのこと
今回BMWが発表したCarplay非搭載の状態で納車された車両も6月頃を目処に半導体のバージョンアッププログラムを配信することでCarplayが利用可能になるともBMWでは発表しています。
最近のBMWはテスラで行われているようなプログラムのバージョンアップを無線で行える機能が装備されているので、ディーラーなどの整備工場に車を持ち込むこと無くプログラムの書き換えが行われます。
この機能を利用して納車時にはCarplayが利用出来ない車両でもCarplayが利用可能になるということはBMWとしては非常に合理的な対応をしているということが言えると思います。
Carplayという機能のためだけに納車が数ヶ月遅れるよりも納車を早めて機能は後から利用可能にする方が顧客としては満足度が高いと判断しているということになりますので。
確かにCarplayが使えない時期が数ヶ月間あることは不便に感じる人もいるとは思いますが、そのまま利用できない車両になるということではないので、とりあえずは一安心ということになると思います。
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【引用・参照元】
https://www.phileweb.com/news/hobby/202205/09/5438.html