新型BMW iX3 NA5の最新情報が公開され、スペインでの過酷なテスト風景がスクープされました。このテストは、BMWの新しい電動SUVが厳しい条件下でも高い性能を発揮するかを確認するためのものです。
【この記事のポイント】
過酷なテスト環境
新型BMW iX3 NA5は、スペインの厳しい山道で性能試験を実施先進技術の導入
第6世代eDrive技術とパノラミックビジョンディスプレイが搭載今後の展開
新技術はi3 NA0、i3ツーリング NA1や既存モデルにも展開
新型BMW iX3 NA5の概要
新型BMW iX3 NA5は、BMWの電動SUVで、Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)アーキテクチャに基づいています。
この新しいプラットフォームは、効率的で快適なドライブを提供するために設計されています。
iX3 NA5には、第6世代BMW eDrive技術が搭載されており、ラウンドセルバッテリーを使用することで航続距離が従来より最大30%増加する見込みです。
この技術により、長距離走行でも安心して使用できる性能が期待されています。
山岳地帯で過酷なテスト
新型BMW iX3 NA5は、スペインの山岳地帯で過酷なテストを実施しています。
ここでは、急勾配の坂道や多数のヘアピンカーブ、そして高温という厳しい条件が整っています。
このような過酷な環境でのテストは、車両の登坂能力や耐熱性能を確認するための重要なプロセスです。
特に電動SUVにとって、これらの条件下での性能は快適性や安全性を確保するために欠かせない要素です。
新車の開発においてあらゆる条件下での一般公道でテストすることは非常に重要です。
テストコースやサーキットでは得られないデータを蓄積することができるからです。
BMW iX3 NA5が販売されてから、想定される場面を全てテストすることで車の信頼性が大幅に上昇します。
パノラミックビジョンディスプレイ
新型BMW iX3 NA5のプロトタイプの外観では、BMW iX i20のLCIやBMW X1のデザイン要素が影響を与えていることが分かります。
内装では、カーブディスプレイが運転席の視界をサポートし、新たに「Panoramic Vision」ディスプレイがフロントガラス下部に装備されています。
このディスプレイは、運転席だけでなく他の乗員にも情報を提供し、インフォテインメントの利便性を高めています。
BMW iX3 NA5がもたらすもの
新型BMW iX3 NA5で採用される第6世代BMW eDrive技術と「Panoramic Vision」ディスプレイは、今後のi3 NA0やi3ツーリング NA1にも展開される予定です。
これにより、i3シリーズも高性能な電動ドライブと先進的なインフォテインメント機能を享受できます。
また、新技術は既存のBMWモデルにも適用される計画があり、特に電動車両の性能向上や快適性の向上が期待されています。
これにより、BMW全体のEVに関する技術力がさらに進化し、より多くのモデルに新しい価値が提供されるでしょう。
Reference:bimmertoday.de