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即買いしたかったBMW Z4 M40i G29 スカイスクレイパーグレー が即完売

即買いしたかったBMW Z4 M40i G29 スカイスクレイパーグレー が即完売 BMW
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先日私がショップにサンフランシスコレッド×コニャックレザーのZ4 20iをオークションで落札してもらいました。

その際に、予算があればとショップから提案されて即買いしそうになった Z4 M40i G29 スカイスクレイパーグレーがカーセンサーに掲載されました。

しかし、私と同じスカイスクレイパーグレー好きな誰かさんが即買いして即完売となっています。

スカイスクレイパーグレーとはどんな意味?どんな色?

スカイスクレイパーグレー BMW M3ツーリング G81

スカイスクレイパーグレーの意味

BMWの「スカイスクレイパーグレー(Skyscraper Grey)」は、都市の高層ビル群を想起させる洗練された印象を持つボディカラーです。

この名称は直訳で「超高層ビルの灰色」を意味し、都会的でクールな世界観を表現しています。

BMW公式マガジン(BMW-M.com)によると、スカイスクレイパーグレーは「アンスラサイト方向のクラシックなグレー」であり、2020年にBMW M3/M4で導入された比較的新しいメタリックカラーです。

公式には「モダンで引き締まった印象を与える色調」であり、ボディの立体感や光の当たり方による陰影の美しさを際立たせる効果があると紹介されています。

スカイスクレイパーグレーはどんな色

色味はやや青みを帯びたミディアムグレーに属し、メタリック粒子が光を反射して車両に動きと表情を与えます。

日陰では精悍で落ち着いた印象に、日光の下では輝きと透明感のあるモダンな雰囲気を見せます。

派手さはありませんが、BMWのスポーティなボディラインを引き立て、MスポーツモデルやMモデルとの親和性も高いカラーです。

BMW自身が「若々しく洗練されたグレー」と表現しているように、スカイスクレイパーグレーは現代的な都市とスポーツ性能の融合を象徴するカラーとして位置づけられています。

エレガンスと力強さを兼ね備えたこの色は、多くのオーナーに高く評価されています。

3ヶ月間カーセンサーで見かけなかったスカイスクレイパーグレーのZ4 G29

現在Z4 G29に設定されているボディカラーは7色です。

  • スカイスクレイパー・グレー(メタリック)
  • サンダーナイト(メタリック)
  • サンレモ・グリーン(メタリック)
  • サンフランシスコ・レッド(メタリック)
  • ブラック・サファイア(メタリック)
  • M ポルティマオ・ブルー(メタリック)
  • アルピン・ホワイト

この7色の設定があります。

しかし、カーセンサーに掲載されている車両のボディカラーの多くは・・・

  • アルピン・ホワイト
  • ブラック・サファイア(メタリック)

です。

ちなみに、現在のボディカラーの設定になった2022年以降のカーセンサーに掲載されているZ4 G29 46台のボディカラーの内訳は・・・

  • アルピン・ホワイト:14台
  • ブラック・サファイア(メタリック):21台
  • サンフランシスコ・レッド(メタリック):2台
  • M ポルティマオ・ブルー(メタリック):4台
  • サンダーナイト(メタリック):3台
  • その他:2台

このような結果となり、ボディカラーが白または黒が全体の約75%を占めています。

これだけ白と黒が販売台数の中に占めると、他のボディカラーを探すのは一苦労です。

実際に私が3ヶ月間カーセンサーをリサーチしていた期間でもスカイスクレイパー・グレーのボディカラーを見かけたのはたぶん1回あるかないかです。

私がサンフランシスコレッド×コニャックレザーを探すのがこれだけ大変だったことを考えると、今後スカイスクレイパー・グレーのZ4を探すのは奇跡に近い確率になるかもしれません。

やはり、あのとき無理にでもスカイスクレイパー・グレーのZ4を購入しておいた方が良かったのかもしれません。

カーセンサーに掲載されたスカイスクレイパー・グレーのZ4 M40iの価格

即買いしたかったBMW Z4 M40i G29 スカイスクレイパーグレー が即完売

スカイスクレイパー・グレーのZ4 M40iの主なスペック

これが私が購入するのを泣く泣く断念したスカイスクレイパー・グレーのZ4 M40iです。

スペックは・・・

  • 年式:2023年式
  • 走行距離:1,2万キロ
  • オプション:セレクトパッケージ、アンソラジット・シルバー・エフェクト・ソフトトップ、M ライト・アロイ・ホイール Vスポーク・スタイリング772M バイカラー

という内容です。

アンソラジット・シルバー・エフェクト・ソフトトップは通常黒いソフトトップをシルバーのソフトトップに変更するオプションですが、このオプションが付いているZ4はたぶん初めて見たと思います。

ボディカラーとソフトトップが珍しい非常に貴重な1台の車両と思われます。

スカイスクレイパー・グレーのZ4 M40iの価格

支払総額で648万円となっています。

私はこの車両のオークションでの落札価格を知っていますので、正直に言えば思ったほど利益が上乗せされていない印象です。

販売店の名前にも「適正販売店」と書かれていますので(笑)

ちなみに、私がショップから提示された総支払額はこの金額より安かったです。

10年落ちの比較的程度が良い軽自動車の価格くぐらい安かったって感じでしょうか?

だから、カーセンサーの販売価格を見たときに、あまり違和感がありませんでした。

例えば、少しタイミングがズレますが、この記事を書いているタイミングでカーセンサーに掲載されているZ4 M40iの2023年式は5台ありますが、・・・

  • 647.9万円
  • 705.1万円
  • 721.6万円
  • 750万円
  • 795.9万円

となっていますので、これだけ貴重な車両が下から2番目に安い価格で販売されていたかもしれないと考えると、無理してでも購入しておいた方が良かった?と少し思います。

貴重な1台であるスカイスクレイパー・グレーのZ4 M40iの販売価格が安い理由

ここからは推測が入りますのであくまでもご参考の話になります。

1.ボディ側面の小キズ多数

私はオークション会場の出品票を見ているので知っていますが、この車両は評価点4.5店と程度の良い個体ですが、ボディ側面(左右)の小キズが多数あると記載されています。

評価点4.5店なので大した傷では無いと思いますが、多数という部分が少し気になります。

仮に販売車両として整備する際に、本格的な磨き作業が必要になる場合は販売店としてはリスクになります。

2.変わったボディカラー=不人気色

私がカーセンサーを3ヶ月間リサーチしていた時でも1台あったかどうかの非常に数少ないボディカラーです。

私がグレー系のボディカラーが好きですが世間一般的にグレーのボディカラーが人気と言われる自信がありません。

また、このボディカラーは見方によってはグレーではなくシルバーに見えることから、Z4のシルバー(確かスペースグレー)は確かに不人気だと思いますので、それと同じイメージの人が販売店に多い。

グレーのボディカラーは白、黒の次に人気になる

BMW M4 コンペティション(F82)納車されました!
発注書にサインしてから約4ヶ月かかりましたが、やっと本日BMW M4 コンペティション (F82)が納車されました。発注から約4ヶ月で納車今年の2月にBMW M4 コンペティション(F82)を発注して...

ちなみに、私がこのミネラルグレーのM4 F82をわざわざドイツに発注して3ヶ月も納車まで待ち続けた時は、日本にはミネラルグレーのM4だけが在庫がない状態、つまり売れないと思われていました。

しかし、その後日本車にもグレーが増えたことで売却時にはかなり高額で売却することができました。

当面はグレーというボディカラーは白、黒ほどではありませんが、他の色の中では人気の色になると思いますが、販売店さんは未来よりも現在の売れ筋のボディカラーを好みます。

今回このスカイスクレイパー・グレーのZ4 M40iを仕入れた販売店は、恐らく仕入れ価格が安いZ4ということで仕入れたのではないでしょうか?

スカイスクレイパー・グレーのZ4 M40iが即完売になった理由

グレー好きがやっと見つけて即決

スカイスクレイパー・グレーというボディカラーが好きな私のようなグレー好きな人がやっと見つかったと思って即購入されたのではないでしょうか?

いくら価格が相場より安いと言えども、嫌いなボディカラーの車に乗り続けるの人はいないでしょう。

商用車や単純に足車にするような車ならいざ知らず、600万超えの中古車でしかもオープンカーですから、車好き、オープンカー好きな人しか購入しないのは間違いない。

私が予算を大幅に超過しても購入する一歩手前まで心が揺らいだのですから、私以外に同じようなグレー好きがいてもおかしくはない。

グレーは人気のボディカラーの仲間入り

Axalta Global Automotive Color Popularity Report 2023

自動車のボディカラーにおける「グレー」の人気が世界的に高まっています。

アクサルタが発表した2023年の調査結果によると、グレーは世界全体で22%のシェアを獲得し、ブラックを上回って第2位に浮上。

上記の画像は、地域ごとのカラーシェアを比較したもので、特にヨーロッパではグレーが26%でトップとなっていることがわかります。

日本ではホワイトが37%と依然として圧倒的な支持を受けていますが、グレーも前年比+1ポイントの8%と健闘。

南米や中国でも20%を超えるシェアを持つなど、グレーは今や国や文化を超えて選ばれるカラーとなりつつあります。

落ち着いた高級感と時代に左右されにくい普遍性が、選ばれる理由といえるでしょう。

もし私がスカイスクレイパー・グレーのZ4 M40iを購入していたら

もし、私がスカイスクレイパー・グレーのZ4 M40i G29を購入して、数年間後に売却する事になったとき、かなりの高額査定を勝ち取ることができるかもしれません。

今回は予算不足で購入を断念することになりましたが、思い切って購入していたら売却時はランニングコストは20iと同等になっていた、ということも考えられます。

中古車を何台も乗り継ぎ場合は、いくらで買って、いくらで売ったのかがポイントになります。

  • 300万円で購入した車を50万円で売却
  • 300万円で購入した車を150万円で売却

たったこれだけのことで100万円もの違いが出るのが中古車の難しいところで、その価格決定要因のうちの大きな割合を占めるのがボディカラーです。

そして、このボディカラーという要素は購入時と売却時で全く評価が異なる場合があります。

つまり、購入した時は人気色でも売却時には不人気色になる場合があるということです。

スカイスクレイパー・グレーは数年後に人気色になるのか?不人気色になるのか?

それを自分で確かめる意味でも、購入しておけば楽しめた車になっていたと思います。

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