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【DIY取付レビュー】PORMIDO PRD63CをBMW X4 G02に取り付け方法

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた BMW
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前回の記事では、私が購入したデジタルインナーミラー「PORMIDO(ポーミド)PRD63C」について、その機能や魅力、そして取り付けに必要なアイテムや工具を詳しく紹介しました。

今回の記事では、実際にBMW X4 G02にPORMIDO PRD63Cを取り付けた様子を、写真付きで詳しくご紹介します。とくにリアカメラの取り付け位置や配線ルート、電源の取り出し方といった実践的な部分を中心に、私の体験を元にしたリアルな情報をお届けします。

手抜き取り付けの試みと失敗から得た教訓

私がPORMIDO PRD63Cを取り付ける際に最初に考えたのは、「できるだけ手間をかけずに取り付けたい」ということ。

中でも一番面倒だと感じていたのが、リアカメラの取り付けとその配線の取り回しです。

そこで、まずはリアガラスの下部にあるリアボードの上に両面テープでステーを固定し、その上にカメラを取り付けるという方法を試しました。

この方法のメリットは、カメラの配線をルーフに通さなくてよいため、大幅に作業を省略できること。

しかし実際に走行テストを行ってみると、思わぬ問題が発覚。カメラがリアガラスの下端を映り込んでしまい、後方の視界がまったく確保できなかったのです。これではせっかくのデジタルインナーミラーも意味がありません。

試行錯誤の末にたどり着いた最適なリアカメラ位置

何度か取り付け位置を変えてみた結果、最終的にはリアガラスの上端、向かって右側に取り付けることにしました。

この位置にはすでにドライブレコーダーのリアカメラが設置されていたため、そのすぐ横にPORMIDOのリアカメラを設置。できるだけ車体の中央からの映像が撮影できるように、角度にも気を配りました。

配線については、ドライブレコーダーはルーフ内に配線を隠していますが、今回は全バラするのが嫌だったため、デジタルインナーミラー側はクリップで簡易的に固定するという手抜きスタイルを採用しました。

本来であれば、BMW X4 G02のようなハッチバック車の場合、リアハッチのアーム(向かって左側)のカバーを外して、そこからルーフに配線を通すのが定石です。

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しかし、私はこちらの記事にあるような全バラを避けるため、後部座席からサイドシル、そして助手席のAピラーを経由して前方に配線を通す方法を選びました。

室内を通すリアカメラの配線ルート

BMW X4 G02のリアシートは倒すことができるため、まずはリアハッチから後部座席を倒し、リアシートの裏側からリアシート横のサイドシルの隙間に配線を押し込んでいきます。このとき、内張り剥がしを使うとスムーズに作業ができます。

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

助手席側のサイドシルのカバーは、昔からピンと爪で留まっているタイプなので、左右どちらかから内張り剥がしを差し込んでいけば、軽快な“バキッ”という音とともに外れます。ピンが1本ぐらい折れるのは想定内で、原状回復にはほとんど影響ありません。気にせず作業を進めて問題ないでしょう。

サイドシルに配線を通したあとは、そのまま助手席側のAピラーまで引き込み、Aピラーを通してフロントウインドの上部まで回すことで、ルームミラー付近まで配線を持ってくることができます。

Aピラーのカバーには「AIRBAG」と書かれたプラスチック部分があり、これを外すとトルクスネジが現れるので、それを外すと簡単にカバーが外れます。

Aピラーのカバーを外すことで作業効率が格段に良くなります。エアバッグはAピラー上部に少し見える程度なので、丁寧に作業すれば安全性に問題はありません。

電源はヒューズボックスからACCとアースを取得

続いて、運転席側のAピラーから足元のヒューズボックスへ配線を引き回します。距離が短いため、ここは比較的スムーズに進みました。Aピラーのカバーを外し、配線はウエザーストリップの中を通して室内へ引き込みます。

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

ダッシュボード横のカバーは、内張り剥がしを使ってこじることで外れます。しかし、今回は開け口が見つけにくく、何度か試行錯誤の末、最下部の爪のあたりから差し込むことであっさり外すことができました。

このスペースの中には、すでにドラレコやレーダーの配線が通っており、それらと干渉しないように注意を払いながら、ACCと思われる線を選別。私はお手製のキボシ端子を使って、そこからデジタルインナーミラー用の電源を分岐しました。

PRD63Cの電源はシガーライターソケットから給電するタイプなので、エーモン製のシガーソケットタイプの電源ソケットを使用し、目立たない場所に固定して配線を整理しました。

アースについても、ドラレコやレーダーと同じく、足元のヒューズボックス付近のボルトに接続しました。

デジタルインナーミラーの取り付けとゴムバンド選び

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

いよいよ本体の取り付けです。デジタルインナーミラーの取り付けはゴムバンドでルームミラーに固定するだけの簡単仕様です。

しかし、PORMIDO付属のゴムバンドは長さが約6cmで、BMW X4 G02のルームミラーには短すぎて装着できません。

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

そこで、事前に用意していた長さ10cmのドライブレコーダー専用のゴムバンドを使用。これでギリギリ取り付け可能となり、想定以上にしっかりとしたテンションでミラーを固定することができました。

緩衝材を自作してミラーと本体の接触を防ぐ工夫

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

取り付けた状態を横から確認すると、ルームミラーとデジタルインナーミラーの間に若干の隙間があり、デジタルインナーミラーの裏面にあるゴム部分がルームミラーの鏡面に接触しているように見えました。これにより鏡に傷がつく可能性が気になり、自作で緩衝材を用意することに。

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

使った素材は、家に余っていたプラダンとフェルト生地。これらを組み合わせて、ミラーと本体の間に挟めるような緩衝材を作成しました。

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

寸法を測る際にルームミラーの「鏡面」ではなく「本体」で測ってしまったため、少し大きめに仕上がってしまいましたが、微調整を加えて無事に取り付け完了。

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

緩衝材を間に挟むことで、鏡面への傷のリスクが軽減され、安心して使用できる状態になりました。10cmのゴムバンドはかなり伸びた状態でしたが、しっかりと固定されており、耐久性にも問題なさそうです。

最終チェック:通電確認とETCランプの視認性

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

私は一発で問題なくカメラも電源も作動しましたが、本来は配線を大まかに引き回した段階でテストしておくのがベターです。

PORMIDO (ポーミド)PRD63CをBMW X4 G02へ取り付けた

最後に気になるのが、ETCのチェックランプの視認性。デジタルインナーミラーがルームミラーにかぶさる形になるため、見えにくくなるのではと懸念していました。

しかし、実際にはミラーの位置を少し調整することでランプの確認は可能でした。USBタイプCの電源ケーブルも邪魔になるかと思いましたが、うまく設計されており、問題なく使えています。

まとめ:PORMIDO PRD63Cは、BMW X4 G02にジャストフィット

PORMIDO PRD63Cは、BMW X4 G02のような輸入車にも無理なく取り付け可能な設計になっており、工夫次第でDIYでも十分対応できます。

リアカメラの設置位置や配線ルート、ミラーの固定方法など、いくつかのポイントを押さえておけば、誰でも比較的簡単に取り付けが可能です。

今回は取り付け編でしたが、次回は実際に使用してみてのレビューを詳しくご紹介する予定です。デジタルインナーミラーの画質や操作性、夜間の視認性など、気になる点を徹底的にチェックしていきますので、お楽しみに。

よくある質問(FAQ)

Q1. BMW X4 G02でPORMIDO PRD63Cのゴムバンドが取り付けられないのはなぜ?

A. 純正ルームミラーの厚みがあるため、付属の短いゴムバンド(6cm)では届きません。10cmの専用ゴムバンドを使用することで対応可能です。

Q2. リアカメラの最適な取り付け位置はどこ?

A. 後方視界を確保するには、リアガラスの上端、車両右側(運転席から見て左)に取り付けるのがベスト。下端だとガラスが映り込みます。

Q3. Aピラーから配線を通すのは安全? エアバッグに干渉しない?

A. Aピラー上部のカバー内にはエアバッグがありますが、丁寧に作業すれば干渉を避けて安全に配線可能です。

Q4. ETCランプがミラーに隠れないか心配です。

A. ミラーの角度を微調整することで、ETCのチェックランプはしっかり視認できます。設計上も考慮されており、実用面で問題はありません。

Q5. 取り付け初心者でもDIY可能? 工具は必要?

A. 内張り剥がし、トルクスドライバーなどがあれば可能です。作業手順と注意点を押さえれば、初心者でも十分対応できます。

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