先日日本でも販売が開始されたBMWの2シリーズクーペ G42ですが、そのMパフォーマンスモデルであるM240i xDriveは名前の通りAWDな訳ですが、それとは別にFRのM240iも発売が開始された模様。

BMW M240i xDrive G42とは?

新型BMW M240i xDrive G42を正式発表

BMWの2シリーズは多くの部品を1シリーズと共有している車ですので、同じ2シリーズの車でも基本はFF駆動の車種がほとんどです。

しかし2シリーズクーペに関してはこれまで同様にFR駆動をベースとした車両が発売され、その中でもMパフォーマンスモデルとして設定されているM240i xDriveは名称の通りFRをベースにしたAWD仕様となっています。

これは380馬力を超えるエンジン出力を効率的に路面に伝えるにはFRではロスが大きすぎると考えられた結果、M240iではFRベースのxDriveというAWD車が設定されています。

この考え方は上位グレードであるM3 G80/M4 G82と同様であり、FRもグレード的には用意されていますが、メインとなるグレードはxDrive仕様であるということはBMWも認めています。

BMWのハイパフォーマンスなモデルは今後はxDriveが主流になっていく(ガソリン車もEV車も)と思われます。

今回ドイツで発売されたのはFR駆動のM240i@無印

今回ドイツで発売が開始されたM240iは日本と同様にxDrive仕様も設定されていますが、それと同時にFR駆動のM240i@無印も設定されているとのこと。

M240i@無印は直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、Mパフォーマンスオートモビルによる専用チューンが施された。

その結果、欧州仕様の場合、最大出力374hp/5500~6500rpm、最大トルク51kgm/1900~5000rpmを獲得する。

トランスミッションはパドルシフト付きの8速AT「ステップトロニックスポーツ」

M240iは、0~100km/h加速を4.7秒で駆け抜け、最高速は250km/hでリミッターが作動する。4WDの「M240i xDrive」の場合、0~100km/h加速は4.3秒だ。

ということになりますので、0~100km/h加速の多少の違いはありますが、その主なスペックに関してはM240i xDriveとほぼ同等の仕様になっているのが特徴。

FR駆動のM240i@無印は日本にも導入されるのか?

今回ドイツで発売が開始されたFR駆動のM240i@無印ですが、果たして日本絵の導入はあるのでしょうか?

お世辞にも日本での販売台数が多いとは言えない2シリーズクーペですので、同じMパフォーマンスモデルであるM240iをxDrive仕様とFR仕様の2つをラインアップするとはあまり思えません。

結局のところ、M240iは今後発売されると思われる次期M2 G87のベースモデルという位置づけから脱却は出来ないので、あえてM2 G87ではなくM240iを購入するユーザーはそう多くはありません。

なので日本ではFR駆動のM240i@無印に関してはラインナップされないのでは?と考えています。

その代わり、2022年末にも発表があると言われているM2 G87では逆にFR駆動で発売することで、M240iとの差別化を図るのが得さくではないか?と思われます。

【引用・参照元】