BMW 6シリーズ グランクーペ
BMW 6シリーズ グランクーペ F06は世界で一番美しい4ドアクーペと言わるぐらいデザインがとても美しい車でした。
これは旧6シリーズクーペが世界で一番美しいクーペと称賛されていた影響もありますが、それを差し引いても現在でも通用する美しいデザインだと思っています。
元オーナーとして言わせてもらうのであれば後席ドアが小さいので乗降性が悪いとかなどの不満があったことも事実ですが、それ以上にこの車に乗っている事での世間からの見られ方が違いました。
６シリーズは本来5シリーズの派生車種ですがこの車のベースは7シリーズ F01です。
それだけ乗り心地、洗練さはひとクラス上のクオリティだったと思います。
これが新車で1千万円で購入できたのはまさにバーゲンプライスと言えると思います。
8シリーズ グランクーペ G16
実は私は840i グランクーペ G16の実車を見ていません。
実際に見たのはM850i グランクーペ G16なので単純に6シリーズ グランクーペとは比較はできませんが、より豪華な車になったことは間違いありません。
ボディサイズも全長で7cm程度、全幅で3cm程度大きくなっていることもあり、デザイン的にも迫力が増した印象です。
ただし、ただでさえボディが大きいのにさらに大きくなってしまったことには少し疑問でありメイン市場が北米という車ですから完全に割り切ったボディサイズですね。
またデザイン面は現行のBMWの世代の準じたデザインなのでまとまってはいますが美しいというよりアグレッシブなイメージになった感じがします。
その代わり内装など装備もアップグレードされている印象で新しい世代の車のアドバンテージがあることは間違いありません。
結論：私はどちらが好きかは決めかねています
昔、どこかの自動車評論家さんが言っていた言葉。
「最新のメルセデス・ベンツが最良のメルセデス・ベンツである」
この言葉がBMWにも当てはまるのであれば6シリーズ グランクーペよりも８シリーズ グランクーペの方が最良である、ということになります。
ただし、ここで言う「最良」の定義が難しくトータルバランスで考えるなら新しいモデルが優秀であることは間違いありません。
しかし、私が6シリーズ グランクーペや8シリーズ グランクーペに求めることはメカニカルな面よりもデザインであり、デザインという面での「最良」は個々の主観に基づきます。
唯一私がこだわりたいメカニカルな部分があるとすればエンジン、直列6気筒エンジン（シルキーシックス）が絶対条件になります。
BMWにのV8にも乗ってみたいと思いますが、価格との兼ね合いもあり長年BMWの6気筒モデルを中心に乗ってきた私からするとV8は想定外。
そうなると確実に新しいモデルの方がエンジンも優れていることは明白で8シリーズ グランクーペに軍配が上がります。
けどデザインという観点から考えるとアグレッシブなデザインより美しいデザインが好み。
この問の答えがでるのは当分先になりそうです。
【引用・参照元】
