BMW MINI クーパーSEはBMW i3譲りの電気自動車
BMW MINIから初めての電気自動車であるクーパーSEがもうすぐ発売される模様。
今回スクープされた写真はカタログ撮影現場でスクープされた写真と言われています。
電気自動車の基本はモーターですが、今回BMW MINI クーパーSEに採用されたモーターはBMW i3に採用されている物を流用していると思われます。
馬力は184馬力を発生させると言われており、これはBMW MINIのベーシックグレードである「ONE」よりもパワフルなことから「クーパーS」のグレード名に電気自動車の「E」が追加されたものであると推測されます。
BMW i3よりも実用的でかつ、安価な価格設定になることが予想されており小型プレミアムブランドのMINIにふさわしいイメージの車に仕上げっているようです。
BMW i3 i01はどのような車だったのか?
BMW i3(モデルコード:I01)は、BMWが製造・販売していた電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)です。
同社の電動モビリティブランド「BMW i」の一環として、2013年に初めて市場に投入されました。
i3は、都市部での利用を念頭に置いたコンパクトな5ドアハッチバックで、全長は約4メートル、全幅は約1.78メートル、全高は約1.55メートルというサイズです。
車体の軽量化を追求し、アルミニウム製シャシーと炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製ボディシェルを採用しています。
これにより、車両重量は約1,260kgと、このクラスのEVとしては軽量に仕上がっています。
動力性能においては、最高出力170馬力、最大トルク25.5kgmを発揮する電気モーターを搭載し、0-100km/h加速は7.2秒を記録します。
また、発電用の647cc直列2気筒エンジンを搭載したレンジエクステンダー仕様も用意され、航続距離を約300kmまで延ばすことが可能です。
内装には、リサイクル素材や再生可能な天然素材を積極的に使用し、環境への配慮が随所に見られます。
例えば、シート素材にはペットボトルからリサイクルされたポリウレタン樹脂が使用され、ダッシュボードにはユーカリの木材が採用されています。
i3は、2014年から2022年までの生産期間中、世界で約25万台が販売されました。
その革新的なデザインと技術は高く評価され、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」や「ワールド・グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー」など、複数の賞を受賞しています。
BMW i3は、同社初の量産型電気自動車として、持続可能なモビリティの可能性を示し、電動化時代の先駆けとなるモデルでした。
BMW MINI クーパーSEにボンネットダクトは必要か?
BMW MINI クーパーSEは純粋な電気自動車ですので、見た目は現行型のF56系BMW MINIと基本的に同じである。
しかし、フロントグリルは完全に塞がれているのは理解できますが、なぜかボンネットダクトが取り付けられています。
もしかすると、ボンネットダクトもダミーなのかもしれませんが、ここにボンネットダクトを残す意味は、可能な限りBMW MINI クーパーSの見た目に近づけることしか考えられません。
そこまで現行型のデザインに拘って似せる必要性があるのかは疑問が残ります。
BMW MINIの3ドアハッチバックは電気自動車として生き残る?

こちらの記事にも書きましたが、BMW MINIの中で3ドアハッチバックの販売台数の低下により、次世代型のBMW MINIのラインナップから3ドアハッチバックが消滅する可能性があるという噂があります。
よって今回新しいJCWモデルも3ドアハッチバック及びカブリオレには設定されず旧型のまま販売が継続される模様。
ただし、BMW MINI GPには新しいJCWのエンジンが搭載される模様。
そういう背景の中で今回のクーパSEがF56型クーパSに極めて近いデザインのままで発売される理由は、ひょっとすると3ドアハッチバックは電気自動車へ、その他のモデルは継続してモデルチェンジが行われることになるのかもしれません。
そして、メルセデス・ベンツがスマートブランドをすべて電気自動車に切り替えることを表明しているように、BMW MINIブランドも近い将来、BMWグループの電気自動車ブランドとして生き残る、そんな展開があるのもしれません。
個人的にはあまりうれしくないストーリーですが、これも時代の流れなのでしょうか?
【引用・参照元】

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