アウディTTロードスターを購入することになり、カスタマイズとしてホイールを考えた際に迷ったのがサイズ。19インチなのか20インチなのか?
アウディTTロードスター(8S)の標準ホイールは18インチ
通常ホイールのインチアップを考える際に目安になるのが標準装備のホイールサイズ。アウディTTロードスター(8S)の場合は18インチが標準です。
そこから1インチ程度アップさせることでホイールが大きく見えるようになり、またさらに車高調などでローダウンさせると車がカッコよく見えます。
なので今回のアウディTTロードスター(8S)のホイールには19インチを考えていたのですが、たまたま写真のアウディTTSを見て20インチはカッコイイと思い、少し心が揺れています(笑)
しかし、アウディTTのボディサイズからすると20インチはオーバースペックだと思うんですよねえ。
アウディTTSの20インチホイール
アウディTTSに標準の20インチホイールはデザイン的な面もありますが、ボディサイズと比較すると非常に大きく見えます。
ただし、大きすぎるということもなくデザイン的にも破綻していない範囲。ますます20インチホイールが欲しくなります。
ここで考えないとイケないのがタイヤの扁平率。
標準:225/40/18
OP:235/35/19
TTS:245/30/20
20インチになるとタイヤの扁平率が30というとっても薄っぺらいタイヤになり、乗り心地にかなり影響が出そうです。
私のメインカーであるBMW 640i グランクーペも扁平率が30ですが(リアタイヤは扁平率が25)ボディ重量の重さとホイールベースの長さ、KWの車高調のセッティングでしなやかな乗り心地になっています。
この状態をアウディTTでセッティングするのは難しいと思います。現にアウディTTを試乗した際にベースグレード+19インチの車に乗りましたが、段差での下からの突き上げはかなりありましたので。
しかし、実際にはアウディTTSにはこのマグネティックライドというアダプティブダンパーが標準装備されていますので、コンフォートモードにすればある程度の乗り心地が期待できると思われます。
逆に言えば、マグネティックライドが装備されていないとアウディTTに20インチを装着するのは難しいと考えられます。
アウディマグネティックライドとは?
アウディのマグネティックライドは、走行状況に応じてダンパーの減衰力を瞬時に調整する先進的なサスペンションシステムです。
この技術により、快適な乗り心地と優れたドライビングダイナミクスの両立が可能となります。
マグネティックライドの仕組みは、ショックアブソーバー内に微細な磁性粒子を含む合成炭化水素オイルを使用し、ピストン内のコイルに電圧を加えることで磁場を発生させ、粒子の配列を瞬時に変化させて減衰力を調整します。
これにより、路面状況やドライバーの好みに応じて、サスペンションの特性を柔軟に変化させることができます。
特に、アウディTTやTTSなどのスポーツモデルでは、マグネティックライドがオプションまたは標準装備として提供されており、スポーティな走行と快適性を高次元でバランスさせています。
ただし、ホイールサイズを大径化する場合、例えば20インチに変更する際には、マグネティックライドの有無が乗り心地に大きな影響を及ぼすため、注意が必要です。
このように、マグネティックライドはアウディの走行性能を支える重要な技術であり、ドライバーに多様な走行シーンで最適な乗り心地とハンドリングを提供します。
やはりアウディTTロードスター(8S)には19インチまでが適正
私の購入したアウディTTロードスターにはマグネティックライドは装備されていません。
新車であればメーカーオプションで設定は可能ですが私のアウディTTロードスターはほぼオプションレスなので・・・。
と、言うことはインチアップするのであれば、19インチが妥当ということになりそうです。
また、唯でさえアウディTT(8S)には車高調の設定が少ないのに、マグネティックライドなどを取り付けてローダウンするのであれば、KW(カーヴェー)ぐらいしか選択肢はなく、さらに車高調の価格がアップすることに。
どうせ、ローダウンすること前提なのであればマグネティックライドは選択せずに、KW(カーヴェー)ver.3でセッティングした方が安上がりで、かつ見た目もカッコよくなりますから。
いくら20インチのホイールを履かせたとしてもこのようなボディとの隙間はカッコよくないと思いますから、アウディTT(8S)には、19インチで標準サスペンションで購入した方が費用対効果が高いと思います。
もちろん、サーキット走行(硬派)などを考慮するのであれば、恐らく18インチがベストなのだと思います。
要するに、あなたの車の使用状況に応じて考えなければダメだということです。
ちなみに、私は見た目重視の乗り心地快適派の軟弱路線です(笑)