2015年式のアウディTT ロードスター 8Sが一回目の車検を迎えましたので、ディーラーにて入庫、概算見積もりをもらいました。
車を1ヶ月も放置しておくのはダメですね(泣)
車検のお知らせが届いてから予約して自分で納車することで割引があると書いてありましたので、一応その通りに手続をしてディーラーに預けてきました。
6月下旬から7月中旬すぎまでBMW M4コンペティション F82の慣らし運転ばかりだったのでほぼ1ヶ月程度アウディTT ロードスター 8Sには乗っていませんでした。
こちらの記事で紹介したアウディTT ロードスター 8S用のハーフボディーカバーをかけておいた結果、写真のように黒いシミがボディに付いています。
どうもハーフボディーカバーのどこかに使用されている繊維?の色が雨で滲んでボディに付いてしまったようです。
流石に1ヶ月放置しているとこんなことになってしまいます。
ディーラーの車検は高額なのか?
ディーラーに車を朝一番で預けて夕方には電話にてディーラーから概算の車検費用の見積もりの連絡を受けました。
その金額は税金などを覗いた金額で約13万円でした。
ブレーキオイル、ブレーキパッド、エンジンオイル、ワイパーなどは新車購入時の保証の範疇で無償交換にて対応してもらって約13万円。
他にどんな費用が発生しているのかと思ったら、バッテリーが約7万円(工賃込み)
最近の輸入車のバッテリーはバッテリーのシリアルコードを車両側に登録しないと車両がバッテリーを認識しない仕組みになっています。
昔のように量販店で安く購入して交換するというのは事実上不可能ということは知っていましたが、まあまあ高い。
しかし、今回はディーラーの指示通りに予約、持ち込み入庫なので一割引きになっていますとのことなので、車検の機会に交換する方がお得なので、バッテリーは交換です。
それ以外の約5万円は整備関係の工賃と検査費用ということになっています。
残りの約1万円はWiFi式のバックカメラの配線加工を依頼した工賃になります。
事実上ディーラーで車検を受ける場合には整備関係の工賃と整備費用ということで約5万円は必要ということになります。
国産車ディーラーだとこの半分の工賃で済むと思いますが、輸入車の場合は点検項目が国産車より多い(メーカー指示)のため工賃が高くなります。
輸入車は部品を交換することで長く車に乗るという考え方なので、このようなことになってしまうことを考えると国産車よりも高額になりますが、決してボッタクられているとは言えませんので適正価格と思います。
それよりもバッテリーの価格をなんとかして欲しいというのが正直な気持ちです。
バッテリーの価格が高くなった理由
バッテリーの価格が上昇した理由は、「原材料費の高騰」と「アイドリングストップ機能の普及」という2つの要因が大きく影響しています。
それぞれの要因が、どのようにしてバッテリー価格に影響しているのかを見ていきましょう。
原材料費の高騰がもたらす影響
まず、バッテリー価格上昇の一因として「原材料費の高騰」が挙げられます。
バッテリーの主要な原材料には、リチウム、鉛、ニッケルなどがありますが、これらの価格はここ数年で急激に上昇しました。
特にリチウムの価格は、電気自動車(EV)の需要が増加したことで供給が追いつかず、希少性が高まっています。
これにより、バッテリー製造コストが大幅に上昇し、最終的に消費者が支払うバッテリーの価格にも反映されています。
また、環境規制やリサイクル義務の強化に伴い、鉛などの素材に対しても規制が厳しくなってきており、バッテリーの生産コストがさらに押し上げられています。
これに加えて、リサイクルバッテリーや再生材料の使用が進められていますが、これらは高度な処理が必要でコストがかかるため、価格上昇の原因となっているのです。
アイドリングストップ機能の普及による価格高騰
さらに、バッテリーの価格が上昇したもう一つの大きな要因が、「アイドリングストップ機能」の普及です。
アイドリングストップ機能は、信号待ちなどでエンジンを自動的に停止し、再始動することで燃費を向上させる機能ですが、この機能が普及するに伴って、従来よりも高性能なバッテリーが必要となっています。
アイドリングストップ機能に対応するためには、エンジンの頻繁な停止と再始動に耐えられる「耐久性」と「耐放電性能」を備えたバッテリーが必要です。
このため、一般的な鉛酸バッテリーではなく、より高度な「AGM(吸収ガラスマット)バッテリー」や「EFB(強化フラッド型)バッテリー」などが採用されるようになりました。
これらのバッテリーは、特殊な構造と高い製造技術が求められるため、従来型のバッテリーに比べて製造コストが高く、交換時の費用も割高になっています。
さらに、アイドリングストップ対応バッテリーは、需要が急速に増加していることも価格上昇を助長する要因となっています。
アイドリングストップ機能の普及に伴い、多くの車種に対応するバッテリーが必要となったことで、需要と供給のバランスが崩れ、価格が押し上げられているのです。
1週間預けるので代車を用意してもらいました
私が車両の持ち込み、引取りが週末しかできないので1週間預けることになります。
まあ、アウディTT ロードスター 8Sはセカンドカーなので代車は不要かと思いましたが、BMW M4コンペティション F82がトラブったら面倒なので代車を用意してもらいました。
これも事前に代車を用意できる日程をディーラーと調整したのでスムーズに借りることができました。
私はアウディはあまり詳しくないのですが前期型?のA4が代車になっています。
実際に自宅まで5分程度運転しましたが、インテリア、エンジン、足回り、全てにおいて古さを感じる車です。
年式や走行距離を確認するのを忘れていましたが、それなりに古く、走行距離も多い車と思います。
この点はBMWのディーラーの方がいろんな車で、かつ試乗車などを代車として貸してもらえるのでありがたいです。
これはBMWとアウディの違いというより店舗の規模の違いですね。
- BMW:大阪市内の大型店
- アウディ:郊外の住宅地の小型店
当然アウディTT ロードスター 8Sはこのディーラーで購入していないということも関係があると思いますが、それは仕方がないことなので諦めます。
しかし、購入していない車の割には親切に対応してもらっていることを考えるとこのディーラーは「当たり」かもしれません。
アウディTT ロードスター 8Sは車検も通したことですから、もう少し付き合っていくと思いますので今後もこちらのディーラーと付き合っていけば、本当に「当たり」なのかどうかも分かると思います。