今年の8月に一回目の車検を迎えるアウディTT ロードスター (8S)ですが、ついにエラーメッセージがでてしまいました。
エラーメッセージはいきなりは点灯しない?
実は一ヶ月前からエラーメッセージは何度か点灯していました。
しかし、アダプティブライトのエラーメッセージが出たのは初めてです。
過去にエラーメッセージが表示されたのは・・・
- スマートキーが車内にない(的なエラーメッセージ)
- エンジンに異常あり(的なエラーメッセージ)
たぶんこれ以外にもエラーメッセージが表示されたと思うのですが、すぐに消えてしまったので覚えていません。
エラーメッセージが点灯しても勝手に消灯してくれたので、センサーかコンピューターの誤作動と思っていました。
輸入車に長く乗っているとこの手のエラーメッセージには慣れっこになってしまいます。
簡単に言うと間隔が麻痺してます。
それぐらいそれなりの頻度で点灯しますから、エラーメッセージの点灯回数や頻度が多くなると本当に故障の可能性が高くなる、という経験則を持っています。
なぜ、輸入車はエラーメッセージが誤作動するのか?
輸入車に乗っていると、時折エラーメッセージが突然表示されてしまうことがあります。
この誤作動は、日本車にはあまり見られないため、多くのオーナーが疑問を抱く原因となっています。
このような誤作動が発生する背景には、いくつかの理由が考えられます。
まず第一に、輸入車の設計やシステムが日本の環境や規格に完全には適合していない点が挙げられます。
ヨーロッパや北米市場向けに設計された車両には、地域ごとに異なる気候や道路の条件に最適化された仕様や調整が施されています。
しかし日本に輸入されると、その独特な気候(湿気が多いなど)や交通事情により、センサーが本来想定していない状況で動作してしまうことがあるのです。
特に、ドイツ車などでは細かい電気系統のセンサーが多いため、日本の湿気や気温の変化によりエラーを検知しやすくなることがあります。
また、輸入車は一般的に電気配線やコンピューターシステムが複雑であるため、予期せぬエラーメッセージが表示されることも珍しくありません。
こうしたシステムは非常に高感度に設計されており、わずかな異常でもエラーとして検知される傾向があります。
さらに、国際基準と日本の車検基準の違いから、日本で日常的に使用する中で発生しやすいエラーも存在します。
今回のエラーメッセージは消灯しない
今回のアダプティブライトのエラーメッセージは消灯してくれませんでした。
バーチャルコクピットのモニターはすぐにメディア画面に切り替わりましたが、バーチャルコクピットの上部には黄色いビックリマークが、株にはライトの黄色いアイコンが点灯しています。
この時は昼間だったのでライトは点灯していなかったハズですが、交差点で左折した途端に点灯しましたのでこの辺に原因があると思われます。
この時はまだBMW M4コンペティション(F82)が手元に届いていなかったのでディーラーには持ち込んでいませんが、もうじき車検もあるので車検の依頼をするついでに点検してもらおうと思っています。
過去の経験上でエラーメッセージが点灯続けるのはあまりよくない症状です。
まあ、コンピューターやセンサーの故障っていうのが一般的ですが。
エンジン再始動にはエラーメッセージは消灯
目的地に到着してエンジンを停止し、用事を済ませて再度エンジンを指導するとエラーメッセージは消えていました。
こういうのが一番やっかいな症状です。
おそらく、エラーメッセージが一定期間点灯していたのでコンピューターにはログが残っていると思いますが、よくあるのはエラーメッセージが点灯してもコンピューターのログがない、現象確認ができないので放置というパターン。
今回は8月に1回めの車検がありますので、それまでに故障箇所は修理しておかないとメーカー保証が効かなくなります。
私のアウディTT ロードスター (8S)は日本に導入された初期のロットと思われますので、不具合が比較的多い個体の可能性が高いです。
エラーメッセージはエンジン再始動で消灯する理由
輸入車に乗っていると、エラーメッセージが突然表示されるものの、エンジンを再始動すると消えることがあります。
この現象には、いくつかのテクニカルな理由があります。
まず、車両のコンピュータシステムには「自己診断機能」が備わっており、エンジンを再始動するたびにセンサーがすべてのシステムを再チェックします。
この自己診断は、エンジンが始動する際に全てのセンサーからの信号を再検出し、エラーの有無を確認する仕組みです。
エラーメッセージが一時的な条件で発生したものであれば、再始動の際に正常に戻るため、エラー表示が消灯することがあるのです。
例えば、燃料供給が一瞬途絶えた場合や、湿気や温度の変化が影響した場合、次の始動時には通常状態に戻り、エラーメッセージが消えることが多いです。
さらに、エラーメッセージの一部は「仮エラー」として車両システムに登録されることがあります。
仮エラーとは、システムが一時的に異常を検知しても、短時間で状況が改善された場合には「エラー」として記録せず、消去される種類のエラーです。
輸入車の高度な電子システムは非常に敏感に設計されており、わずかな電圧変動や一時的なセンサー異常で仮エラーが発生することが珍しくありません。
しかし、再始動の過程でコンピュータがもう一度診断を行い、問題がなければエラーメッセージを自動的に消去する仕組みとなっています。
ただし、エンジン再始動でエラーメッセージが消えたとしても、頻繁に表示される場合は注意が必要です。
再始動で消灯するエラーの多くは一時的なものとはいえ、根本的な原因がある可能性もあります。
例えば、バッテリーの劣化やセンサーの接触不良などが原因であるケースもあります。
このような場合は、定期点検や整備を受け、システム全体をプロフェッショナルにチェックしてもらうことが大切です。
と、いうことでBMW M4コンペティション (F82)が手元に帰ってきたので、一度ディーラーに持ち込んで車検の手配と今回のエラーメッセージの原因を調べてもらうことにしたいと思います。