私は長年BMWに乗っていますが、BMWはコーディングで車両の設定をコンピューター上で変更することが可能ですが、同じことがアバルトでも出来ないのかを?調べてみました。
そもそもコーディングとは?
BMWオーナーならご存じの方も多いと思うコーディング。
そもそもコーディングってどういう物なのでしょうか?
車は世界各国に輸出されますが、昔は輸出国の規制に合わせて各所いろんな設定を行う必要がありました。
例えば、カーナビなどは日本では走行中の操作は出来ない仕様になっていますが、他の国ではそんな規制が無い国もある。
そうすると、自動車メーカーは日本向けの車にはカーナビが走行中に操作できない仕様のものを取り付け、日本以外の国には走行中に操作ができるカーナビを取り付ける必要がありました。
これって同じカーナビでも違う仕様の商品を用意し、それぞれに適応するカーナビを間違わないように取り付ける必要があります。
これって手間もコストも余計にかかるので自動車メーカーとして非常に困ります。
そこで、各国別の仕様を物理的に変更するのではなく、コンピューター上のプログラムの変更で行うことで手間とコストを削減する方法を現在は取り入れています。
自動車メーカーが設定したこのコンピューター上のプログラムを変更して仕様を自分好みに変更する作業をコーディングと言います。
コーディングには専用の端末やケーブル、ソフトが必要なので以前は専門業者しか作業が出来ませんでした。
しかし、現在はBMW等の場合はこのような専用機器を使用することでDIYでもコーディングが可能になっています。
アバルト(フィアット)のコーディング専用機器は販売されているのか?
そこで、アバルト(フィアット)の車両をBMWのようにDIYでコーディングできる機器が販売されているのかを調べてみました。
日本だけではなく海外も含めて探してみたのですが、私が探す限りでは該当する機器は販売されていないと思われます。
ではBMWしかコーディングは出来ないのか?というとそんなことはありません。
このようにアウディやポルシェ、フォルクスワーゲンでもコーディングは可能です。
これらの車種に比較してアバルト(フィアット)のコーディンが難しいのか?需要が少ないのか?ということなんでしょうか?
コーディングの理由はアバルトのデイライトを本国仕様の様に光らせたいから
私がアバルトのコーディングをやってみたいと思っている理由は、デイライトです。
こちらの写真のように日本仕様のアバルトのデイライトは円周部分しか光りませんし、光量が弱いので昼間ではハッキリと見えません。
しかし、イタリア等の欧州仕様のアバルトの場合は、こちらの写真のように円周部分だけではなく、ライト全体が光っているのでかなり明るい仕様になっています。
理由は簡単でこちらの写真のようにライトの中にちゃんとバルブが存在して、このバルブも光らせているのでデイライトがとても明るく光ります。
日本仕様のアバルトにもこの電球は存在しますが、メーカーの方でプログラム上で光らない仕様に変更されている模様。
なのでコーディングを行うことでこのバルブを光らせることができれば、明るいデイライトになるののです。
しかし、現状ではDIYで簡単にこの電球を光らせるコーディング方法は見つかっていない(根気と根性と知識があればできるみたいですが)と思われます。
シリーズ3以前のモデルあればキットを使用すれば、物理的にデイライトを光らせることが出来ます。
構造的には同じバルブを光らせるのでこちらのキットがシリーズ4にも使えればこれでも良いのですが、対応車種はシリーズ3までと記載があるので無理っぽい感じです。
せっかくの機能なので日本でもアバルトのデイライトの機能を開放したいのですが、誰か良い方法を知っている方はコメントにてお知らせいただけると助かります。
【追記】
現状はアバルトシリーズ4以降もデイライトを明るくするキットが販売されています。
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