スピリット 車高調 アバルト500

少しご報告が遅くなりましたが9月の連休前に以前から発注していましたSPIRIT(スピリット)社製アバルト500の車高調が取付完了しましたので早速のレビューです。

特に後輪の車高がグッと下がりました

SPIRIT(スピリット)社製アバルト500の車高調取付直後の写真です。

前後とも標準に比べるとおもいっきり車高が下がっていることは一目瞭然です。

スピリット 車高調 アバルト500左が純正の車高、右がSPIRIT(スピリット)社製アバルト500の車高調取り付け後の車高。

前後ともにおもいっきり下がっているのが比べるとスグに分かりますね。

特にリアの腰高感が一気に解消されている所が私的には気に入っています。

これで車検対応車高ですから、下げようと思えばまだまだ下げられると思いますが、日常の運転に支障があるので私はいつも車検対応車高でセッティングしてもらっています。

一般的に取り付けられているビルシュタインだとここまできれいには下げられないとのことです。

SPIRIT(スピリット)社製アバルト500の車高調恐るべし。

乗り心地重視のセッティングで本当に乗り心地が改善

サスペンションを車高調にするようになってサスペンションのセッティングの重要性を知りましたが、今回のSPIRIT(スピリット)社製アバルト500の車高調も期待を裏切らない乗り心地です。

今回は乗り心地重視仕様のSPIRIT(スピリット)社推奨値でセッティングしてもらっていますが、下からの突き上げ感が少なく、かつマイルドになっています。

舗装状態が良い道路であれば路面に吸い付くような感じです。

まだ山道を走っていませんのでコーナーリング時の感触はハッキリしませんが、高速道路での車線変更は以前にもましてスパっと車線変更が出来ます。

もちろん、安定性もバッチリ確保されていますので、追い抜きが楽しい(汗)

アバルト500の泣き所であるリアがぴょんぴょんろ跳ねる減少も今のところかなり落ち着きました。

この辺はリアにタワーバーなどを入れる方が効果があるかもしれませんね。

やっぱりジャパンクオリティは最高!

スピリット 車高調 アバルト500(出典元:http://www.spirit-shocks.jp/products.html)

開封時の写真をうかつにも写真撮影するのを忘れていましたが、ご覧のようにきれいでしっかりした作りです。

ビルシュタインやKW(カーヴェ)の現物も見ていますが作りの丁寧さがまったく違います。

やはりジャパンクオリティは最高です!

なお、今回私のアバルト500に装着していただいたSPIRIT(スピリット)社製アバルト500の車高調は現在スピリット社のサイトのマッチングリストには記載がありません。

*追記:現在はアバルトも適合一覧に記載されています。

どうも現在テストで何台か制作して取付しているようですが、アバルトの年式?なのか個体差なのか一部部品のサイズが違い都度対応で制作されているようです。

よって、その辺のデータ収集が完了した時点でマッチングリストに掲載されると思います。

しかし、スピリットマイスターショップから問合せしてもらえればアバルト500用の車高調も対応してくれるそうです。

ただし、今回の私のようにアバルト500の個体によっては発注から取付まで少し時間がかかるかもしれません。

結局私のアバルト500に取り付けられているスピリット社製車高調も制作しなおしたモノが取り付けられているそうなので、事実上のワンオフものが取り付けられているそうです。

さすがにジャパンクオリティなので対応も迅速で非常に満足しています!

アバルト500はなぜ車両ごとの個体差が大きいのか?

フィアット車の個体差が大きい理由

フィアットの車両に個体差が大きい理由の一つは、その製造プロセスにあります。

一般的に、フィアットは大量生産方式を採用しつつ、特定のラインで細かな仕様変更や改良が行われることが多いです。

この結果、車両ごとに微妙な寸法の違いやパーツの互換性の変動が生まれやすくなります。

そのため、フィアットやアバルトの個体差は、他のブランドと比較しても顕著です。

これは、ドイツ車や日本車のように厳格な製造管理が行われているブランドに比べ、製造プロセスの柔軟性が高いためです。

このため、より一層の個別対応が求められるのです。

その結果、フィアットの製造プロセスは、品質管理基準を一定に保ちながらも、変更や改良をしやすくしています。

これにより、各車両の差異が生じ、結果としてアフターパーツのフィッティングに影響が出ることがあります。

つまり、柔軟に改善が行えるような生産体制になっていることが、品質管理を難しくしている、ということになると思います。

アバルトの細かな改良とリリース頻度

アバルトモデルは、特に細かな改良が頻繁に行われています。

これは、フィアットが顧客のニーズや市場のトレンドに迅速に対応するための戦略です。

これにより、同一モデルでも製造年月によって仕様が異なることが多く、結果として個体差が生じやすくなっています。

つまり、フィアットやアバルトは、顧客の要望や市場のフィードバックに応じて積極的に車両を改良しています。

これは一見して個体差を生む原因となりますが、顧客満足度を高めるための重要な要素でもあります。

常にアップデートする結果として、品質管理が追いつかない。

しかし、それは顧客満足度の向上の為であるとメーカーとしてはある程度許容していると考えられます。

最終的には、日本人やドイツ人と違ったイタリア人の性格の違いかもしれませんが。。。

ユーザーたちもアバルト500の個体差については、この個体差を車両の「個性」と捉え、独自のセッティングが楽しめると考えています。

一方で、整備や改造が難しくなるため、問題点とする意見も少なくありません。

ユーザーにはフレンドリー、企業には厳しい顔を持つ車ということが言えると思います。