アバルトの走行音を楽しむ車載動画というユーチューブチャンネルを開設しているからにはマフラー音の録音にはマイクの設置方法がポイントです。
アバルト595Cの走行音を楽しむ車載動画のユーチューブチャンネル
やっと公開した動画本数も10本以上になってきました。
初期の撮影したものはマイクがiPhone内蔵マイクだったので音質はあまりよくありません。
しかし、アバルトの動画の方は私のアバルト595Cに取り付けたアクラポビッチのマフラー音を聞いてもらうという趣旨なので、音質は少しでもこだわりたいところ。
そこでiPhone専用の外付けマイクを購入して撮影録音したことで以前よりもマフラー音がよく聞こえるようになりました。
しかし、このマイクはモノラルマイクでしたので、より音質に拘るのであればステレオマイクで録音したいと考えました。
その後、いろいろ調べた結果、現在はステレオ録音よりもバイノーラル録音がトレンドらしいことが分かったこと、またiPhoneのステレオマイクとバイノーラルマイクの価格に差がないことから今回はバイノーラル録音ができるマイクを購入して現在は撮影しています。
問題は車にマイクをどのように取り付けるか?
本来バイノーラル録音のマイクは実際に人間の耳に聞こえる音を録音、再生するためのマイクなので実際に人間の耳に取り付けて録音するのが理想。
しかし、運転中の私がイヤホンをしたまま運転することはできませんし、車内ではマフラー音がちゃんと録音できないことから、これまで写真のようにナンバープレートにマイクを取り付けて撮影してきました。
たまたまアバルトはナンバープレートにクリップを挟み込むスペースがありましたが、M4ではナンバープレートにクリップを取り付けるスペースがありません。
また、マフラーの最優の音をそれぞれのマイクから録音させる方がより効果的と思い、マイクの取り付け方法を再考することにしました。
マフラー音を録音するための理想的なマイク取り付け位置
マフラー音をクリアに録音するためのマイクの設置位置は、音の迫力やノイズを抑える観点で慎重に選ぶ必要があります。
まず、マフラーに近い位置にマイクを設置するのが基本ですが、エンジンや路面からの振動や風切り音を最小限に抑える工夫が必要です。
多くの録音愛好家や車載動画の制作者に人気の位置は、バンパーの裏側や車体のリアに近い部分です。
ここでは、マフラーの排気音が直接届きやすく、また風の影響を軽減できるため、クリアで迫力のある音を収録できます。
具体的には、バンパーの内側や車体の底面に近い部分に防振対策を施したマウントを使用して取り付けると、振動が抑えられ、音のブレが少なくなります。
また、車速が上がると風切り音が強くなるため、風防(ウィンドスクリーン)付きのマイクや防風加工が施されたカバーの使用も有効です。
これにより、不要な風切り音が減少し、純粋なエンジン音やマフラー音が際立ちます。
さらに、ステレオ録音を採用すると臨場感が増し、左右の排気音や車体の動きをよりリアルに表現できます。
しかし、実際にはマフラーにマイクを近づけすぎると、マフラーの音が大きすぎて正しく録音されません。
適正な位置で迫力あるマフラーの音を録音するのは、機材も含めて難易度が高そうです。
バイノーラルマイクを吸盤で車に取り付ける
そこで近所のホームセンターへ行きいろいろ物色した結果、このような吸盤を見つけることができましたので、今回はこの吸盤にバイノーラルマイクを取り付けて撮影してみました。
ナンバープレートにバイノーラルマイクを取り付けていた時よりは吸盤をボディに貼り付けることで、よりマフラーに近い場所で録音できるようになりました。
しかし、バイノーラルマイクの配線がイヤホンなどと同じぐらいの長さしかありませんので、写真のような位置が今の所限界のようです。
無線タイプのマイクの安定性は?
車の走行動画やマフラー音の録音において、無線タイプのマイクは配線の手間を省き、取り付け位置の自由度が高い利便性が魅力です。
しかし、無線マイクにはいくつかの特有の課題もあります。
特に、車両の振動や走行中の電波干渉により、音質や安定性に影響が出やすい点には注意が必要です。
まず、安定した録音を保つためには無線マイクの選定が重要です。
Bluetooth接続のマイクが一般的に利用されていますが、通信距離が短く、車両の全体にわたって確実に音声を拾うためには、走行時に通信が途切れる可能性も考慮しなければなりません。
特に、速度が速くなったり、通信に障害物が入ったりすると、音が飛ぶ、遅延が生じるなどの問題が起こることがあります。
そのため、高速走行や長時間の録音を行う場合は、安定性に優れたプロ仕様のワイヤレスシステムを使用するのがおすすめです。
さらに、無線タイプのマイクを使用する際は、周辺の電波状況もチェックしておくと良いでしょう。
走行中、特に都市部では電波干渉が多いため、Wi-Fiや他のBluetoothデバイスと干渉しにくい周波数帯を持つ無線マイクが有利です。
これにより、途切れのないスムーズな録音が可能になります。
こちらが今回購入して使用した吸盤です。
こちらがマイクを吸盤に取り付けるピンマイク用クリップです。
実際にどんな音質で録音できたのか?
下記の動画で確認してみてください。