アバルト595は一部の車好きには熱狂的なファンがいる車だが、そういう車のリセールバリューはどうなのか?調べてみた。
アバルト595コンペティチオーネの3年落ちモデル
私はこれまで数多くの中古車を購入してきましたので、中古車については少し詳しい方だと思います。
アバルトも500を中古車で購入しているのでアバルトの中古車市場についても理解がある方だと思います。
そこで、アバルト595コンペティチオーネの3年落ちモデルを例にアバルトって新車購入した方が得なのか?中古車で購入した方が得なのかを検証してみたいと思います。
まず現在3年落ちということは2017年式のアバルト595コンペティチオーネを題材に調べてみます。
この記事を書いた時点で中古車情報誌に掲載されているアバルト595コンペティチオーネは全国で22台という事でした。
思ったよりも少ないなあ、というのが第一印象です。
そして、販売価格は200万円から300万円まで幅がありますが、中央値は概ね260万円から270万円ぐらいになりそうです。
アバルト595コンペティチオーネの新車の販売価格は約400万円ですので、値落ち率は34%ということになります。
ライバルのBMW MINI 3ドアハッチバック クーパーSとの比較
ここで比較するのは車のキャラクターが一番近いと思われるBMW MINIと比較します。
今回比較するのは3ドアハッチバック クーパーSで同じ2017年式モデルになります。
BMW MINIの中古車情報誌の全国の台数は10台!
これはアバルト以上に台数が少ないってことに驚き。
もうBMW MINIの売れ筋は3ドアハッチバックではなく、クロスオーバーや5ドアモデルなので仕方がない所でしょうか?
価格帯は100万円台から300万円弱というレンジになるのでアバルトよりも安い印象です。
10台の価格の中央値は概ね200万円ぐらいだと思いますので、確実にアバルトよりも中古車の販売価格が安いのが分かります。
ちなみに、新車の販売価格は390万円なので値落ち率は51%ということになります。
結論:アバルト595コンペティチオーネの中古車は高い
BMW MINIとの比較で予想以上にアバルトの中古車価格が高いことが判明しました。
3年落ちで値落ち率が30%程度というのは、優秀な部類になりますのでアバルトの中古車も一部の熱狂的なファンに支えられていることが証明されました。
しかし、それにしてもBMW MINIの値落ち率が50%というのは意外。
BMW MINIは値段が下がらない車としてかなり有名だったハズなんですが、3ドアハッチバックに関してはもうリセールバリューが高い車では無くなったって事ですね。
よって、アバルト595コンペティチオーネに関して言えば、3年落ちの中古車を購入するのは割高感が強い=リセールバリューが高い車という事が分かりました。
なので、予算的に余裕があるのであればアバルト595コンペティチオーネは新車で購入した方がお得感が強いという事が分かりました。
逆にBMW MINIは新車で購入する場合は5年以上所有することを前提に購入するか?または中古車を積極的に購入した方がお得感が強いことが分かります。
リセールバリューはその時々で変化するので一概に言えませんが、現状ではアバルト595コンペティチオーネは新車で購入しても売るときに高く売れるのでお得感が強い車です。
ただし、リセールバリューは車の走行距離や傷や事故の有無、ボディカラーなどの要素によって変化します。
今回の検証はあくまでも一般論としての話になりますので、新車の購入、売却、中古車の購入などの判断は各自の自己責任でお願い致します。
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