BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | アバルト695のMTAシフトパネルのネバネバを掃除する方法ヤフオクでアバルト695トリビュートフェラーリのMTAシフトパネルを入手して、MTAシフトパネルのネバネバしたやつを掃除で取り除いてみた。

アバルト695トリビュートフェラーリのMTAシフトパネルを購入

先日ぼーっとヤフオクを見れいると解体業者さんがアバルト695トリビュートフェラーリのパーツをバラバラにして販売していますた。

そのバラバラになったパーツの1つであるMTAシフトパネルが目に止まり早速入札。

数名と競り合った結果、少し予算オーバーでしたがなんとか落札することができました。

BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | アバルト695のMTAシフトパネルのネバネバを掃除する方法こちらが実際に到着したアバルト695トリビュートフェラーリのMTAシフトパネル。

出品時にネバネバがあるとの記載がありましたが、実際に現物を見てみるとMTAシフトパネルのバタン部分のネバネバがヒドイですね。

なので、今回はこのネバネバの掃除方法をお伝えします。

なぜ、車の内装材は経年劣化で「ネバネバ」になるのか?

車の内装材が経年劣化によって「ネバネバ」する現象は、多くの車オーナーが経験する問題です。

この現象の主な原因は、内装に使われているプラスチックやゴムといった高分子材料の劣化です。

特に、ポリウレタンやPVC(ポリ塩化ビニル)がよく使用されていますが、これらの材料は経年とともに化学構造が変化し、表面に柔らかさや粘着性が生じることがあります。

この劣化は主に以下の要因によって促進されます:

  1. 紫外線(UV)による影響
    車の内装は、日光に長時間さらされることで、紫外線による分解が進行します。紫外線はプラスチックやゴムの分子鎖を断裂させ、材料の物理的な性質を変化させます。これにより、元の硬さが失われ、粘着性のある層が形成されます。
  2. 加熱と温度変化
    車内は夏場に非常に高温になることがあります。このような高温環境では、プラスチック内部の可塑剤(柔らかさを与える化学物質)が分離し、表面に浮き出てきます。これがネバネバ感の主な原因です。また、寒暖差による温度変化も材料の劣化を加速させます。
  3. 化学反応と酸化
    空気中の酸素との反応、特に酸化反応は、内装材の劣化に寄与します。酸化により、プラスチックは硬化する部分もあれば、逆に一部が軟化してネバネバすることがあります。

このように、車の内装材がネバネバになるのは、紫外線、温度、酸化といった外的要因と、素材自体の化学的変化によるものです。

イタリア車に多い内装関係のあのネバネバを取り除く!

BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | アバルト695のMTAシフトパネルのネバネバを掃除する方法MTAシフトパネルのカーボン部分は大きなキズや汚れがなく状態は非常の良い。

しかし、MTAのボタンが写真の通りかなり傷んでいネバネバした状態です。

今回このネバネバを掃除するのに使用するのがこちらのエタノール液。

これは以前アイコスを掃除する時に使用していた薄いアルコール液です。

元々イタリア車の内装に多いネバネバですが、原因は内装などに使用するプラスチックの保護液が原因。

日本車などは品質が厳しいのでネバネバ状態になることは少ないですが、イタリア車はまだまだこのネバネバになる確率が高い。

なので、元々プラスチック系の素材が原因でネバネバになるのであれば、アルコールなどで拭き取ればきれいになります。

しかし、アルコールでこの手のものを拭き取ると下地や表面の保護材なども溶かしてしまう可能性が高いので、エタノール液が取り扱いも簡単です。

今回は同じくアイコスの掃除用に使用していた綿棒にエタノール液を染み込ませて掃除します。

イタリア車の内装がネバネバする際はエタノール液がオススメ

BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | アバルト695のMTAシフトパネルのネバネバを掃除する方法作業の途中に撮影したので淵の部分の汚れが取り切れていませんが、エタノール液+綿棒でここまできれいにすることができます。

綿棒にエタノールを染み込ませて、数回やわらかくこすり、その後タオル等で拭き取る作業を数回繰り返すのがコツです。

本当はアルコールで拭き取る方がもっと簡単にきれいにすることができるのですが、周りに部分が変色することを恐れて、今回はエタノールで作業しました。

女性が使用する除光液もアルコール同様にきれいにできますが、アルコール同様に扱いにはお気をつけください。

さて、せっかくきれいにしたアバルト695トリビュートフェラーリのMTAシフトパネルをどうするか?は別の記事でお伝えします。

内装のネバネバを重曹で取り除く方法

内装のネバネバを取り除く方法として、重曹(炭酸水素ナトリウム)を使った清掃も効果的です。

重曹は弱アルカリ性で、脂肪や油分を分解する性質があるため、プラスチックやゴムから分泌された可塑剤や油脂汚れに有効です。

重曹を使った清掃手順

  1. 重曹ペーストの作成
    重曹と水を2:1の割合で混ぜ、ペースト状にします。このペーストが、粘着した汚れを柔らかくして分解します。
  2. ペーストの塗布
    ネバネバした部分に重曹ペーストを塗り、数分間放置します。重曹の粒子が油分に働きかけ、汚れが浮き上がるのを待ちます。
  3. こする
    柔らかい布やスポンジで円を描くように優しくこすります。重曹の粒子が物理的な研磨剤として働き、表面を傷つけずに汚れを除去します。
  4. 拭き取り
    重曹を拭き取る際には、水を含ませた布でしっかり拭き、残留物がないようにします。

科学的な根拠

重曹は微細な粒子を持つため、摩擦力を利用して汚れを物理的に削り取ります。

また、弱アルカリ性により、ネバネバの原因となる油分を化学的に中和・分解するため、内装の素材を傷つけずに効果的に清掃できるのです。