私はアバルト500、アバルト595Cと2台アバルトに乗ってみましたが、シートはレカロシートの方がしっくりするような気がします。
Sabelt(サベルト)とは?~高性能シートとセーフティーベルトのリーダー
Sabelt(サベルト)は、自動車業界における高性能なシートとセーフティーベルトの製造で世界的に知られているイタリアの企業です。
1972年に設立され、モータースポーツ業界を中心に高い評価を得てきました。
創業以来、Sabeltは安全性とパフォーマンスを重視した革新的な製品を提供し続け、レーシングカー、スポーツカー、スーパーカーのシートやハーネスの分野でリーダーとして位置づけられています。
Sabeltの主な製品には、レーシングシート、カーボンファイバー製の軽量シート、ドライバー用のハーネス(シートベルト)が含まれており、これらは安全性、快適性、そして耐久性を兼ね備えています。
同社の製品は、フォーミュラ1やラリー、GT選手権など、最高峰のモータースポーツシーンでも広く使用されています。
また、フェラーリやマクラーレンなどの名高い自動車メーカーとも提携し、特注品のシートやハーネスを提供しています。
さらに、Sabeltは一般消費者向けの製品ラインも展開しており、スポーツカーや高級車の愛好家に向けた高性能シートを提供しています。
これにより、一般道路でもモータースポーツの感覚を楽しむことが可能です。
最先端のテクノロジーと熟練した技術力を融合させるSabeltは、革新を続け、ドライバーの安全性と快適性を最大限に高めるための製品を追求し続けています。
アバルト595系の純正シート、純正サベルトシートがしっくりしない理由
アバルト500に乗っていた時も結局はRECAROシートに交換し、現在のアバルト595Cの際には納車前に限定モデルRECARO SR-7F Advanced Editionを発注しました。
これは私がアバルト500/595の純正シートがしっくりしなかったのが原因ですが、多くのアバルトオーナーが私と同じ様にシートを交換されています。
よって、少なくても日本人の車好きな人にはアバルト純正シート、純正サベルトシートはしっくりしない人が多いことが分かります。
個人的なしっくりしない原因は・・・
- シート座面位置が高い
- シート座面面積が小さい
- サベルトシートは座面が固い
この3つがシート交換に至る主な理由になると思います。
サベルト製バケットシートの評判が低い理由
アバルト595コンペティツィオーネに採用されているサベルト製バケットシートは、モータースポーツでの高い実績を持つSabeltが手掛けたものであり、軽量かつスポーティなデザインが特徴です。
しかし、一部のオーナーやレビューでその評判が芳しくない理由はいくつか存在します。
1. 長時間の快適性不足 最大の不満点としてよく挙げられるのは、長距離運転時の快適性の欠如です。バケットシートは基本的にサーキット走行やスポーツドライビング向けに設計されており、ドライバーの身体をしっかりとホールドするため、クッション性やサポートがタイトになりがちです。日常的な運転や長時間のドライブでは、このタイトなフィット感が疲労を招き、一般道での快適性に欠けると感じるドライバーが多いようです。
2. 調整機能の限界 サベルト製バケットシートは、シートポジションの調整機能が限られている点も不満の一つです。特に、リクライニング機能が簡素化されているため、通常のコンフォートシートに比べて調整幅が狭く、様々な体型のドライバーにフィットしにくいとの指摘があります。日常利用においては、シートの自由な調整が求められるため、これが快適性に影響を与えます。
3. 乗降のしにくさ バケットシートはそのデザイン上、サイドサポートが高められているため、車への乗り降りがしにくいという声もあります。特に日常使いをメインにするオーナーにとっては、この点が不便に感じられることが多いです。スポーツ走行ではシートのホールド性が重要視されますが、街中の利用や頻繁な乗り降りがあると、このデザインがデメリットとして感じられることが多くなります。
結論として、アバルト595コンペティツィオーネのサベルト製バケットシートは、スポーツ走行においてはその性能を十分に発揮しますが、日常的な使用においては快適性や利便性の面で不満が出る傾向があるようです。
このギャップが、評判の低さにつながっていると考えられます。
RECAROシートに交換するだけはこの問題は解決できない
では先程のシート交換したくなる理由でRECAROに交換することになった時に注意しなければいけないのはシートレールです。
シートの座面の高さを下げるにはRECARO純正のシートレールでは下がりません。
RECARO純正シートレールは基本的に純正シートと同じ高さに設定して作られていますので、シートレールはサードパーティ製のシートレールを探す必要があります。
私はいつもカスタマイズを依頼しているショップさんが取り扱っているシートレールメーカーの物を使用していますが、座面高さが約4cm程度下がっています。
純正サベルトシートの場合はこのようなローポジションアダプターなるものが複数販売されていますが、これらの多くは2.5cm程度しか下がりませんので理想のポジションを得る所までは下げることはできません。
結局はシートの高さを下げる=シートレールということになります。
なのでRECAROにしてもブリッドにしてもシートレールが重要になりますので、まずは自分が取付けたいシートにアバルト595の設定があるのか?
また設定が合った場合にシートの高さがどの程度下がるのか?事前に調べてから購入されることをオススメします。
私がRECAROシートをオススメする理由
私がアバルト595にRECAROシートをオススメする理由はシートポジションの高さの調整以外の他の問題も解消できるからです。
座面の小ささ、固さに関してはRECAROシートは完全に解決できるように作られています。
特にSR-7シリーズは日本人の体型に合わせた設計がされていますので多くの日本人の体型にフィットします。
以前アウディTT ロードスター 8SにRECARO CROSS SPORTSTERを取付けた経験がありますが、個人的には日本人には少し大きなシートだと思います。
特にサイトサポートが甘くなると思いますのでコーナーで体が安定せず、スポーツドライビング不向きなことになってしまうと宝の持ち腐れになってしまう。
価格面との総合的な評価ですとレザーシートやシートヒーターにこだわりがないのであればSR-7系で十分だと思います。
アバルト595系の室内は空間が狭いので、私のSR-7でも両端がドアとの隙間がほぼない状態です。
よって、アバルト純正シート、純正サベルトシートに何らかの不安をお持ちな場合は、RECAROシート、特にSR-7系を私はオススメしています。
動画でもRECAROについてお伝えしていますよ!