BMW M8 グランクーペ コンペティションとは?
BMWの最上級シリーズである8シリーズがM8 グランクーペがラインナップされたことで予定されていたラインナップが全て揃ったことになります。
元々この世代の8シリーズは旧6シリーズを上級移行させることでアップグレードされたシリーズ。
本来のBMWの最上級は7シリーズであった訳ですが、よりハイクラスの裕福層をターゲットにラインナップされたのが今回の8シリーズ。
シリーズの構成はクーペ、カブリオレ、そして4ドアクーペであるグランクーペの3つのグレードが用意。
その3のグレードそれぞれにベースグレード(840i/840d)、Mパフォーマンスモデル(M850i)、そしてM8(ベース/コンペティション)で構成されるシリーズとなり、これでBMWの最上級シリーズとしてフルラインナップ体制が整いました。
その中核を担うのが4ドアクーペであるグランクーペであり、今回発売されたモデルがグランクーペの最上級モデルであるM8 グランクーペになります。
M8 グランクーペの違いはぶっちゃけドアの枚数だけが違う
敷いて言えば、そのベースモデルであるM5 F90と同じスペックである。
BMW M8グラン クーペ
- 全長5,105mm
- 全幅1,945 mm
- 全高1,420mm
- ホイールベース3,025mm
- 車両重量2,000kg
- 排気量4,394cc、V型8気筒ガソリン・エンジン
- 最高出力600PS(441kW)/6,000 rpm
- 最大トルク750Nm/1,800-5,600rpm。
BMW M8グラン クーペCompetition
- 全長5,105mm
- 全幅1,945 mm
- 全高1,420mm
- ホイールベース3,025mm
- 車両重量2,000kg
- 排気量4,394cc、V型8気筒ガソリン・エンジン
- 最高出力625PS(460kW)/6,000 rpm
- 最大トルク750Nm/1,800-5,860rpm。
ボデイサイズ以外の基本スペックはベースグレード、コンペティションともにM5 F90同様に同じスペックであることからその部分において新しいものは見受けられない。
馬力が多少違う(細かい装備はもちろん違うが)基本的にはベースグレードもコンペティションも同じクルマである。
つまり、M8 グランクーペを選ぶ理由はそのデザインと4枚のドアの必要性ということになります。
BMWに2000万円以上払う価値があるのか?
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
BMW M8グラン クーペ
\ 21,940,000
BMW M8グラン クーペCompetition
\ 23,970,000
M8 グランクーペはベースグレードでも2000万円を超える車です。
車両本体価格が2000万円を超える車はもうスーパーカーと同じか、多少ジャンルが違うがジャガー、ベントレー、クラスのハイパフォーマンス&ラグジュアリークラスの車と同じ土俵に並ぶことを意味します。
果たしてBMWに2000万円を払う価値があるのか?
かつてトヨタ自動車のハイクラスブランドとして立ち上がったレクサスもトヨタの車に1000万円以上払えるのか?という議論がありましたが、レクサスもトヨタ自動車が想定していた程の販売台数は販売できていない。
果たしてBMWのM8シリーズがレクサスと同じ運命をたどるのか?それとも新しいBMWのファンを開拓できるのかはまだ分かりません。
個人的にはBMWに2000万円を払う価値があるのか?という前にBMWのV型8気筒エンジンにそれだけの価値があるのか?の方が疑問である。
BMWのメインストリームはやはり直列6気筒である、という個人的な思い入れから考えると840i グランクーペでも良いのではないか?と考えてしまいますが皆さんはどう思われるでしょうか?
【引用・参照元】