アバルト595(フィアット500)は雨が降っている時に窓を少しでも空けると雨が車内にどんどん入ってきます。換気したいだけなんですが。。。
アバルト595Cにサイドバイザーを取り付ける理由
近年の夏は異常気象のためか非常に暑い。
天気の良い日に車を野外に駐車すると数分で車内はサウナ状態になります。
なので、BMWやアバルトにはサンシェードを購入してできるだけサンシェードを取付けてから車を離れるようにします。
とは言え、ちょっとだけ駐車するような場合はサンシェードはイチイチめんどくさい。
なので、運転席の窓を1cm程度開けて駐車することで少しでも空気を循環させてサウナ状態にならないようにしたいと思っています。
しかし、セキュリティの上の問題で少し物騒ですから、多少は盗難などが防止できるようにサイドバイザーを取り付けようと考えました。
できるだけ安いサイドバイザーはどれか?
アバルト(フィアット)純正のサイドバイザーは価格が2万円超ということでもう少し安いサイドバイザーを物色。
調べるといくつか種類があるのですが安いサイドバイザーは全て窓枠のゴム部分に両面テープで貼り付けるタイプばかり。
ゴムに両面テープの組み合わせは耐久性に問題があると思いますので却下した結果、アフターパーツメーカーでバイザーと言えば、定番のクリムエアー製ということで早速購入してみました。
荷姿はこのような大きな箱に入って送られてきますので送料が少し高いですが、それでも純正サイドバイザーの価格に半額程度で購入できます。
クリムエアー製のサイドバイザーはこのように窓と窓枠のゴムの間に差し込むように固定します。
前方部分だとアバルトの場合はこの部分に差し込みます。
後方部分は本来であれば矢印の金具をBピラーと窓枠のゴムの間に差し込んで金具の方にサイドバイザーを差し込みます。
サイドバイザーの長さが少し長めに作られているので、差し込むだけで外れないように取り付けることができます。
ただし、私のアバルトにはBピラーにスリーハンドレッド製のカーボンピラーパネルが貼り付けてあるので、このパネルの厚さが分厚いのでクリムエアーの金具が取付けられません。
無理にはめ込もうとするとカーボンピラーパネルに傷がつくため断念。
結局は両面テープでなんとか取りけることができましたが・・・
現在はこのようにBピラー側では両面テープでBピラーに貼り付けて取り付けることになってしまいました。
Bピラーにカーボンフィルムを貼り付けただけなら金具を取り付けることができましたが、カーボンパネルだと厚みがプラスされて金具を無理に差し込むとカーボンパネルが。。。です。
当面はこの両面テープで貼り付いている思いますが、しっかり固定させるために前方に押し込んだ形で位置決めがされています。
本来はAピラーとBピラーの金具でサイドバイザーの張力で固定させるものですがから、前方に押し込んだ状態でBピラーを貼り付けないと落ちてきそうです。
この状態でいつまで貼り付いているかは不明ですが、当面は様子を見ることにしたいと思います。
また、両面テープが丸見え状態はカッコが悪いので、見た目的にも何かステッカーでも貼ってごまかすかな?とも考えています。
クリムエアー製のサイドバイザーは品質も高く価格もリーズナブルで人気が高いですが、Bピラーにカーボンパネルを貼り付けると取付けが難しくなりますのでご注意ください。
ちなみに、純正のサイドバイザーもほぼ同様な方法で取付けしますので同様に注意が必要です。
ドアバイザーは本当にカッコ悪いのか?
ドアバイザー(ウィンドウバイザー)は、車のドアに取り付けられたアクセサリーで、窓を少し開けた状態でも雨が入りにくくする機能を持っています。
しかし、日本では多くの車に標準的に取り付けられている一方、輸入車、特に欧州車や米国車ではその存在をほとんど見かけません。
この違いには、文化的な背景や自動車に対する美意識、さらには気候や使用状況の違いなど、さまざまな要因が関わっています。
本記事では、なぜ日本車と輸入車でドアバイザーに対する考え方が異なるのかについて、詳しく考察していきます。
1. 美的感覚とデザイン重視の欧州車
まず、輸入車、とりわけ欧州車がドアバイザーを取り付けない主な理由は、車のデザインに対するこだわりにあります。
欧州車メーカーは、車の外観に対して非常に厳密な美的基準を持っており、エアロダイナミクス(空力特性)やスタイルに影響を与える可能性のある装備は極力排除する傾向があります。
ドアバイザーは窓の周りに突起物を作り、スムーズなラインを損なう可能性があるため、欧州車の美学にはそぐわないとされることが多いのです。
また、ドアバイザーが装着されると車の全体的な印象が重くなり、「スポーティさ」や「洗練されたデザイン」を求める欧州の顧客層には受け入れられにくい傾向にあります。
多くの輸入車オーナーがドアバイザーを「無骨」あるいは「古臭い」と感じるのは、こうしたデザイン美学が背景にあります。
2. 実用性を重視する日本車文化
一方で、日本車では実用性を重視する文化が根強くあります。
ドアバイザーは雨の日でも窓を開けられる利便性や、換気をしながらも風の侵入を防ぐという実用的なメリットを持っているため、日本の多くの消費者にとっては非常に価値のあるアクセサリーと認識されています。
日本の気候は四季がはっきりしており、特に梅雨や夏場の湿度が高い季節には車内の換気が重要です。
ドアバイザーを装着することで、雨の日でも窓を少し開けて車内の空気を循環させ、蒸れを防ぐことができるため、こうした実用的な観点から多くの日本車に装着されるのです。
さらに、日本では長時間駐車する際に、窓を少し開けておくことで車内温度の上昇を防ぐことが一般的です。
この際、ドアバイザーがあれば雨が降っても安心して換気ができるため、非常に重宝されます。
3. 自動車市場における消費者の価値観の違い
次に、自動車市場における消費者の価値観の違いも無視できません。
日本の消費者は「実用性」や「利便性」を重視する傾向が強く、車のデザインに多少の影響があっても、快適性や便利さが優先されることが多いです。
これに対して、欧州の消費者は「洗練されたデザイン」や「ブランドイメージ」を重要視します。したがって、車の外観を損なう可能性のあるドアバイザーは避けられるのです。
また、日本ではドアバイザーがディーラーオプションや純正装備として提供されることが多く、それが当たり前のように装着されています。
これに対し、欧州ではドアバイザーがそもそも標準装備として提供されることがほとんどないため、選択肢としても認識されていない場合が多いのです。
4. 気候と環境の違い
さらに、気候や環境の違いもドアバイザーの普及に影響を与えています。
日本のように雨が多く、湿度の高い気候ではドアバイザーの恩恵が大きいですが、ヨーロッパや北米の一部地域では乾燥した気候が一般的です。
これにより、雨の日に窓を開けて換気をする必要性が少なく、ドアバイザーの需要が低いと考えられます。
5. まとめ:ドアバイザーに対する考え方の違いとは?
結論として、輸入車と日本車でドアバイザーに対する考え方が異なる理由は、
- 美的感覚
- 実用性
- 消費者の価値観
- 気候の違い
にあると言えます。
欧州車はデザインを最優先し、機能的なアクセサリーでも外観を損なうものは避けられる傾向にあります。
一方で、日本車は実用性を重視し、特に湿度の高い環境での利便性が評価されています。
このように、ドアバイザーに対する考え方の違いは、自動車文化の違いを反映しており、各地域や消費者のニーズに応じて進化してきた結果と言えるでしょう。
雨がよく降る日本では窓を少し開けて換気することができる方が実用的だと個人的には考えています。
欧州車の多くは日本の湿度を解消するだけのパワーが不足しているのでは?といつも思っていますので。