午前中はビーナスラインを訪れ、午後は国道292号線を経由して群馬方面に向かいます。群馬といえば、走り屋の聖地である榛名山があります。私はあまりイニシャルDには詳しくないのですが、実際にコースを走ってみてイニシャルD気分を味わってみたいと思います。
- ✅️国道292号は標高2,172mの日本国道最高地点を走る
- ✅️榛名山はイニシャルD「秋名山」のモデル
- ✅️伊香保ではマンホールとAE86を巡れる
日本一標高が高い国道292号とは
国道292号は、長野県から群馬県へと抜ける山岳道路で、志賀草津高原ルートとも呼ばれています。最大の見どころは、渋峠付近にある標高2,172mの「日本国道最高地点」。クルマで走れる国道としては日本一の標高を誇ります。
標高が上がるにつれて木々が少なくなり、視界が一気に開けていく景色は、まさに山岳ドライブならでは。ワインディングを駆け上がった先には横手山ドライブインがあり、ここから眺める山々の景色も見逃せません。
ビーナスラインとはまた違った、荒々しい山岳風景の中を走れるのが国道292号の魅力。景色を楽しみながら走っているだけでも、目的地までの移動そのものがドライブのハイライトになります。
横手山ドライブインからの眺望
湯田中渋温泉郷方面から一路横手山ドライブインを目指します。それなりに交通量が多い道を一気に駆け上がるように走るため、一部の道はつづら折りのヘアピンカーブが続き、途中志賀高原スキー場を横目に眺めながら進みます。
連続するヘアピンカーブに集中しながら運転していると、唐突に現れるのが横手山ドライブイン。いかにも、雪国のスキー場に建っているような趣の山小屋風のドライブインです。この場所が国道292号の最高地点付近となります。
こちらの看板にもしっかりと標高2,100メートルと記載されています。この高さはビーナスラインの美ヶ原高原と同じような高さですが、見ることができる景色には違いがあります。
ヘアピンカーブが続く道を駆け上がったため、眼下には先ほど走ったヘアピンカーブが真っ先に目に入ります。そして、視線を遠くに映すとそこにはアルプスの山々を雲の隙間から見ることが出来ます。ただし、素晴らしい景色を見ることができたのはここまで。その後、草津温泉までの道のりは、視界数メートルという濃い霧に阻まれ、時速20km以下で走ることに。正直、どこを走ったのかもわかりません。
イニシャルDの聖地「榛名山」とは
榛名山と聞いて真っ先に「イニシャルD」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。作品に登場する「秋名山」のモデルとなったのが、群馬県にある榛名山です。
主人公・藤原拓海がAE86を駆り、数々のバトルを繰り広げた秋名山のダウンヒル。そのモデルとなったのが、榛名湖から伊香保温泉方面へ下る群馬県道33号線です。
作中でおなじみのスタート地点や連続するヘアピンカーブなど、実際に走ってみるとイニシャルDの世界を思わせる場所が随所に現れます。
私はイニシャルDにそれほど詳しいわけではありませんが、クルマ好きとして一度は走ってみたかった道。今回は愛車で「秋名山」のコースを実際に走ってみます。
ダウンヒルのゴールは伊香保温泉
伊香保温泉は古くから知られる名湯で、万葉集にもその名が登場します。湯治場として発展した草津温泉に対し、伊香保は石段街を中心に宿や商店が栄え、温泉街そのものの風情を今に残しているのが特徴です。本来はこの伊香保温泉の階段前付近がダウンヒルのゴール地点になりますが、今回は行程の都合上、ここからコースを駆け上がります。
駆け上がる前にイニシャルDのマンホールの蓋を撮影します。場所は伊香保温泉階段前にある市営駐車場付近です。他にもこの近くにイニシャルDのマンホールの蓋があったみたいですが、事前の調査不足で見逃していたのが残念。詳細は渋川市のイニシャルDとのコラボページをご参照ください。
ヤセオネ峠旧料金所がダウンヒルのスタート地点
ヤセオネ峠は、群馬県渋川市の伊香保温泉と榛名湖を結ぶ峠。伊香保側から榛名山へ向かうルートの終点とされています。しかし現在は、イニシャルDに登場する「秋名山ダウンヒル」のスタート地点のモデルとなった場所として有名です。
漫画の中に描かれている風景は連載が始まった1995年、つまり約30年前の景色に基づいて書かれていると思いますが、30年という時間の流れには逆らうことことはできません。漫画の中に書かれている風景をかろうじて感じることができる数少ない施設は、写真の後方にある給水塔と道路と側道を隔てるカードレールぐらいなのではいでしょうか?
この場所にもイニシャルDのマンホールほ蓋が設置されています。場所は旧料金所(下り側)の側道の中になります。私は今回マンホールの蓋を2つしか見つけることができませんでしたが、時間があれば伊香保温泉付近を散策すると全部で7つ見つけることができます。温泉の中を散策することもできますので、観光ルートの1つにもなりますね。
現在の「榛名山」は「秋名山」ではない
実際に伊香保温泉前からヤセオネ峠旧料金所まで走りましたが、イニシャルDにそこまで詳しくない私にでもいくつかのコーナーで漫画のシーンを思い出すことができ、本当に漫画の中の世界を体験できたような感覚になりました。
しかし、現在のコースではもう走り屋が走るコースではないこともわかりました。コースの道はほぼ整備がされていないことは、見た目にもわかります。また、コースの一部区間の直線部分には、スピードバンプが設置されています。
恐らくイニシャルDの影響で実際にこのコースを走る走り屋が増えたことが原因だと思いますが、イニシャルDの世界観を感じるために訪れた私のような観光客からすると、現在の「榛名山」は「秋名山」では無くなってしまったと感じてしまったことが少し残念でした。
伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館
次に向かったのは、伊香保温泉からクルマで立ち寄れる「伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館」は、昭和レトロな展示と往年の名車を楽しめる大型ミュージアムです。館内にはトヨタ2000GTやスカイライン、スバル360など、国産クラシックカーを中心に約100台のヒストリックカーが展示されています。
そして、今回この博物館に立ち寄った理由が『イニシャルD』の展示です。こちらが博物館の館内に設置されている藤原とうふ店の店頭が再現され、店の前には漫画で描かれている仕様で藤原拓海が運転するAE86が駐車されています。実物大のジオラマですね。
そして、そのAE86の横には原作者・しげの秀一氏が所有していたRX-7も展示されています。たった車2台の展示ですが、漫画に登場する実車を見ることができるのは、榛名山のコースを走るのと同じ様に漫画の世界観を味わうことができました。
榛名山でコースを走り、博物館でAE86とRX-7を見学した後は、箱根ターンパイクを目指します。
よくある質問(FAQ)
Q1. 国道292号の日本国道最高地点は標高何mですか?
国道292号の渋峠付近には、標高2,172mの日本国道最高地点があります。長野県と群馬県を結ぶ志賀草津高原ルートの見どころの一つで、山岳ドライブならではの雄大な景色を楽しめます。
Q2. 榛名山はイニシャルDの秋名山のモデルですか?
はい。群馬県の榛名山周辺は『イニシャルD』に登場する秋名山のモデルとして知られています。榛名湖から伊香保温泉方面へ続く県道33号には、作品を思わせるヘアピンカーブなどが残っています。
Q3. イニシャルDの秋名山ダウンヒルのスタート地点はどこですか?
秋名山ダウンヒルのスタート地点のモデルとして知られているのが、ヤセオネ峠旧料金所付近です。現在は当時の料金所はありませんが、給水塔など作品の風景を思わせる場所が残っています。
Q4. 伊香保温泉周辺にはイニシャルDのマンホールがありますか?
渋川市内には『イニシャルD』とコラボしたデザインマンホールが7カ所に設置されています。伊香保温泉周辺やヤセオネ峠付近などを巡ることで、榛名山ドライブとあわせて聖地巡礼を楽しめます。
Q5. 伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館にはイニシャルDの展示がありますか?
伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館には『イニシャルD』の藤原とうふ店を再現した展示があります。AE86など作品に関連する車両も展示されており、榛名山を走った後に立ち寄りたいスポットです。














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