BMWの次世代3シリーズに、再びツーリングが用意される可能性が高まっています。注目したいのは、電動版と見られるBMW i3ツーリング NA1だけではありません。従来型の3シリーズ系として、エンジン版ツーリングに相当するG51の存在も現実味を帯びてきました。
この記事では、CEO発言の意味、NA1とG50/G51の関係、そしてBMWがワゴンを残す理由を整理します。
- ✅BMW i3ツーリングNA1は2027年後半以降
- ✅NA1はミュンヘン生産の次世代EVワゴン
- ✅G51登場で3シリーズツーリング継続か
BMW CEOが3シリーズ・ツーリング継続を明言
今回のポイントは、BMWのオリバー・ツィプセCEOが、第106回年次株主総会で3シリーズ・ツーリングの継続を明確に示したことです。ツィプセ氏はCEOとして最後のスピーチを行い、その中で3シリーズはセダンだけのモデルではなく、今後もツーリングを含む存在であり続けるという考えを示しました。
SUV人気が続く中でも、BMWは3シリーズ・ツーリングを過去のボディ形状とは見ていません。特に、ファミリー層やビジネスユーザーから支持されていることを理由に、今後もこのモデルを残す姿勢を明らかにしています。
公開されたティザー画像は、次世代3シリーズ・ツーリングの存在を強く印象づけるものでした。ただし、現時点で画像の車両が電動版のi3ツーリングなのか、エンジン版の3シリーズ・ツーリングなのかは明確に区別されていません。ここが今回の記事で整理すべき重要なポイントです。
BMW i3ツーリング NA1は次世代EVワゴンの本命か

ミュンヘン生産が示すi3ツーリングの重要性
BMW i3ツーリング NA1は、次世代3シリーズ級EVの中でも特に注目すべきモデルです。理由は、単なる派生ワゴンではなく、BMWの新世代EVであるノイエクラッセの一員として、ミュンヘン工場で生産される可能性が高いと言われています。
ミュンヘン工場はBMWにとって歴史のある生産拠点ですが、2027年以降はEV専用工場へ移行する計画です。その中でi3セダン NA0に続き、i3ツーリング NA1も同じラインで生産されるということは、BMWが電動3シリーズの展開をセダンだけで終わらせないことを意味します。
登場時期については、i3セダン NA0の量産開始が先行し、ツーリングのNA1はその後に続く流れです。現時点でBMWが正式な発売日やスペックを公表しているわけではありませんが、2027年後半以降の登場が有力視されています。そのため、NA1は次世代BMWのEV戦略を考えるうえで、セダン以上に実用面での広がりを示す存在になると私は見ています。
エンジン版3シリーズ・ツーリング G51の登場にも期待
G51は従来型3シリーズ・ツーリングの後継候補
今回の話題で見落とせないのが、電動版NA1だけでなく、エンジン版3シリーズ・ツーリングに相当するG51の存在です。BMWが次世代3シリーズでEVだけに一本化するのであれば、NA1の話だけで完結します。しかし、現実には従来型の3シリーズ系も引き続き展開される可能性があります。
次期3シリーズ・セダンはG50と呼ばれ、そのツーリング版にあたるモデルがG51と見られています。ここで大切なのは、G50とG51というコード名そのものではなく、BMWがエンジン車を含む3シリーズの系譜を残す可能性があるという点です。
3シリーズ・ツーリングは、欧州を中心にファミリー層や法人ユーザーから支持されてきた実用性の高いモデルです。すべてのユーザーがすぐにEVへ移行できるわけではなく、長距離移動や充電環境、価格、業務利用などを考えると、エンジン版やハイブリッド系の需要はまだ残ります。
その意味でG51は、単なる旧世代モデルの延命ではなく、EVへ完全移行するまでの現実的な選択肢になる可能性があります。BMWが3シリーズ・ツーリングの継続を語った以上、NA1だけでなくG51の動向もあわせて見る必要があります。
BMWがNA1とG51を並行させる理由
EV専用モデルだけにしないBMWの現実路線
BMWがNA1とG51を並行させる可能性がある理由は、単純にEVとエンジン車の違いではありません。重要なのは、3シリーズ・ツーリングというボディ形状に、地域やユーザー層によって異なる需要があることです。
欧州では、ツーリングはファミリーカーやビジネス用途として根強い人気があります。SUVよりも重心が低く、走りの質感を保ちながら荷室の使い勝手も確保できるため、BMWらしさと実用性を両立しやすいボディです。この需要を電動版のNA1だけで受け止めるのか、それともエンジン版のG51も残すのかは、BMWにとって大きな判断になります。
また、すべてのユーザーが同じタイミングでEVへ移行できるわけではありません。充電環境、走行距離、価格、法人利用での運用条件などを考えると、エンジン版やハイブリッド系を求めるユーザーは一定数残ります。だからこそ、BMWはノイエクラッセ系EVを前面に出しながらも、従来型3シリーズの流れを完全には切らない戦略を取る可能性があります。
この流れで見ると、NA1はBMWの電動化を象徴する新世代ツーリング、G51は既存の3シリーズユーザーを受け止める実用ワゴンという役割分担になります。両者は競合するというより、3シリーズ・ツーリングの市場を広げるための二本立てと考える方が自然です。
まとめ:BMW i3ツーリング NA1とG51の今後
BMW i3ツーリング NA1は、次世代3シリーズ系の電動ワゴンとして2027年前後の登場が期待されるモデルです。一方で、エンジン版3シリーズ・ツーリングに相当するG51も、継続の現実味が高まっています。
今回のCEO発言で明確になったのは、BMWが3シリーズ・ツーリングを過去のボディ形状として扱っていないことです。SUV全盛の時代でも、ツーリングにはファミリー層やビジネスユーザーに向けた実用的な価値があります。
私は、NA1とG51の両方を整理して見ることで、次世代3シリーズの方向性がより分かりやすくなると考えています。BMWはEV化を進めながらも、ツーリングという伝統的な価値を残すことで、3シリーズの選択肢を広げようとしているのです。
Reference:autoblog.com
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW i3ツーリング NA1はどのようなモデルですか?
BMW i3ツーリング NA1は、次世代3シリーズ級EVのツーリング版と見られるモデルです。過去のコンパクトEV「i3」とは異なり、ノイエクラッセ世代の電動ワゴンとして位置づけられます。
Q2. BMW i3ツーリング NA1はいつ登場しますか?
現時点で正式な発売日は発表されていません。ただし、i3セダン NA0の生産開始後に続く流れとされており、2027年後半以降の登場が有力視されています。
Q3. BMW i3ツーリング NA1はどこで生産されますか?
BMW i3ツーリング NA1は、i3セダン NA0と同じくミュンヘン工場で生産される予定です。ミュンヘン工場は2027年以降、EV専用工場へ移行する計画です。
Q4. エンジン版3シリーズ・ツーリング G51も登場しますか?
G51は、エンジン版3シリーズ・ツーリングに相当するモデルとして登場が期待されています。BMWが3シリーズ・ツーリングの継続を明言したことで、NA1だけでなくG51の動向にも注目が集まります。
Q5. BMWがツーリングを継続する理由は何ですか?
3シリーズ・ツーリングは、ファミリー層やビジネスユーザーから支持されている実用性の高いモデルです。SUV全盛の時代でも、低重心の走りと荷室の使いやすさを両立できる点がBMWにとって重要な価値になっています。



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