以前の記事を私がWindowsノートパソコンからM5 MacBook Airに買い替えて、最強のWindowsマシンにするという話をお伝えしました。
実際にM5 MacBook Airを仮想Windowsマシンに設定して、実際に日常の仕事にしようして約1か月が経過しました。
今回のその経過及び結果をお伝えしたいと思いますが、結果的には最強のWindowsマシンにはなれないことがわかりました。
- ✅M5 MacBook AirはWindowsも快適
- ✅Arm版Windowsでアプリ制約あり
- ✅Google日本語入力未対応が致命的
M5 MacBook AirでWindowsを使うには仮想化ソフトが必要
M5 MacBook AirでWindowsを使うには、まず前提として仮想化ソフトが必要です。以前のIntel MacであればBoot Campを使ってMacにWindowsを直接インストールする方法がありました。しかし、Appleシリコンを採用した現在のMacではBoot Campが使えません。そのため、Mac上でWindowsを動かしたい場合は、仮想環境を構築して利用するのが現実的な方法になります。
Parallels Desktopを選んだ理由
仮想化ソフトにはいくつか選択肢がありますが、私が選んだのはParallels Desktop for Macです。最大の理由は、Appleシリコン環境での動作実績が豊富で、導入から設定までが非常にわかりやすいことです。実際、Macに不慣れな人でも比較的スムーズにWindows環境を用意できます。
このように複数の選択肢は存在しますが、Appleシリコン環境での安定性や導入のしやすさを考えると、現時点ではParallels Desktopが最も実用的な選択肢だと判断しました。
Microsoft公式認定という安心感は大きい
さらに大きかったのが、Parallels DesktopがMicrosoft公式認定の環境として案内されている点です。せっかくM5 MacBook Airを仕事用のWindowsマシンとして使うなら、怪しい方法や不安定な構成は避けたいところです。その意味で、Parallelsは安心感がありました。MacBook Air上でWindowsを日常業務に使うなら、まず最有力候補になるソフトだと思います。
主な仮想Windowsソフトの比較一覧
| ソフト名 | 特徴 | Appleシリコン対応 | 使いやすさ | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|
| Parallels Desktop | Microsoft公式認定、動作が安定、導入が簡単 | ◎ | ◎ | ◎ |
| VMware Fusion | 無料版あり、企業利用実績あり | ○ | ○ | ○ |
| UTM | 無料で使えるオープンソース、設定がやや複雑 | ○ | △ | △ |
| VirtualBox | 定番ソフトだがAppleシリコン対応が弱い | △ | △ | △ |
このように複数の選択肢は存在しますが、Appleシリコン環境での安定性や導入のしやすさを考えると、現時点ではParallels Desktopが最も実用的な選択肢だと判断しました。
M5 MacBook Air+Parallelsは仕事でも使えるのか?
結論から言えば、M5 MacBook Air+Parallels Desktopの環境は、一般的なビジネス用途であれば十分に実用レベルです。少なくとも「Windowsが使えないから仕事にならない」というレベルの問題は一切ありません。
Microsoft Officeはストレスなく使用可能
まず、業務で使用頻度の高いMicrosoft Officeですが、WordやExcelについてはネイティブ環境と遜色ないレベルで動作します。ファイルの読み込みや保存、関数処理などもスムーズで、日常的な業務でストレスを感じることはありませんでした。Windows環境でOfficeを使うことを前提とした業務であっても、問題なく対応できます。
CANVAやNotionなどのクラウドツールも快適
次に、CANVAのようなブラウザベースの画像編集ツールや、Notionといったクラウドサービスについても特に問題はありません。画像編集やドキュメント作成、情報管理といった用途でも動作は安定しており、Mac上の仮想Windows環境であることを意識する場面はほとんどありませんでした。
複数アプリ同時利用でも安定動作
実際の使用環境としては、ブラウザを10タブ程度開いた状態で、WordやExcel、CANVA、Notionなどを同時に立ち上げても動作は安定しています。アプリの切り替えや操作時のもたつきもほとんどなく、一般的な事務作業であれば十分に対応可能です。
ただしメモリ割り当てには注意が必要
ただし、この快適さは環境に依存する可能性があります。私の場合、Parallels上のWindowsに対して18GBのメモリを割り当てています。この余裕のあるリソース配分が、安定した動作につながっている可能性は高いでしょう。メモリ容量が少ない場合は、同様の快適さを得られない可能性もあるため注意が必要です。
このように、M5 MacBook Air+Parallelsは一般的なビジネス用途であれば十分に実用的なパフォーマンスを発揮します。しかし、この環境が「最強のWindowsマシン」と言えるかどうかは、また別の話になります。
最強のWindowsマシンにならない致命的な欠点
最強のWindowsマシンにならない致命的な欠点
ここまで見てきた通り、M5 MacBook Air+Parallels Desktopの環境は、一般的な業務用途であれば十分に実用的です。しかし、「最強のWindowsマシン」と言えるかというと結論はNOです。その理由はシンプルで、日常的に使う重要なアプリが利用できないという致命的な問題があるためです。
Google日本語入力が使えない問題
まず最大の問題がGoogle日本語入力です。仕事でパソコンを使う以上、文字入力はすべての作業の基盤になります。私は普段からGoogle日本語入力を使用しており、その変換精度や使い勝手に大きく依存しています。しかし、現時点ではGoogle日本語入力はArm版Windows 11に対応していません。
そのため、Parallels上のWindowsでは標準のMicrosoft IMEを使うしかなくなりますが、これが大きなストレスになります。変換のクセや精度の違いは日々の業務効率に直結するため、ここが自分の環境と一致しないというのは想像以上に大きなデメリットです。どれだけ動作が快適でも、入力環境が劣る時点で「最強」とは言えません。
LINEが使えないという実務上の問題
もう一つの問題がLINEです。社内外の連絡ツールとしてLINEを使用している場合、Windows版LINEが使えないのは大きな制約になります。こちらも理由は同じで、Arm版Windowsに対応していないためです。
ただし、この点についてはMac側のアプリを活用することである程度カバーできます。Mac版LINEをそのまま使えば問題なくやり取りは可能であり、MacとWindowsをシームレスに切り替えられるParallelsの特性によって、実務上はなんとか運用できています。
Arm版Windowsが障害に
なお、この問題はM5 MacBook AirやParallels Desktop自体の性能によるものではありません。Appleシリコン環境で動作するWindowsは、いわゆる「Arm版Windows」と呼ばれるものであり、従来のWindows(x86版)とは対応アプリに違いがあります。そのため、一部のソフトが現時点では利用できないという制約が存在します。
今後、Arm版Windowsへの対応が進めば解消される可能性はありますが、現時点ではこの制約が実用面での大きな壁になっているのは間違いありません。
まとめ:ハードは最強だがソフトにはまだ問題有り
M5 MacBook Airのハード性能は間違いなく高い
M5 MacBook Airを32GBメモリ構成で使用した結果、Parallels Desktopは非常に快適に動作し、ハードウェアとしての完成度は極めて高いと感じました。日常業務レベルであれば処理性能に不満を感じることはなく、「最強のWindowsマシン」に近いポテンシャルは確かにあります。
問題はArm版Windowsというソフト側の制約
しかし実際には、Parallels上で動作するWindowsがArm版であることにより、一部のアプリが使用できないという制約があります。今回の問題はMacBook Airというハードではなく、その上で動作するソフトウェア側にあります。
現時点では最強とは言えないが今後に期待
最強のWindowsマシンになるためには、Arm版Windowsへの対応がサードパーティ製ソフトで進むことが前提になります。現時点では制約が残るものの、今後の改善余地は大きい分野です。
それでもMacを選ぶ理由
「それならWindowsノートで良いのでは?」という意見もありますが、デザインやM5チップの体験はMacでしか得られません。当面はこの環境を使い続けるつもりです。
※この記事は私の環境に依存するため、全ての環境で再現できる保証はありませんのでご注意ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. M5 MacBook Air+Parallelsは仕事用のWindows環境として実用的ですか?
はい、一般的なビジネス用途であれば十分に実用的です。WordやExcel、CANVA、Notion、ブラウザを同時に開いても安定して動作し、通常の事務作業で大きな不満はありません。
Q2. M5 MacBook AirでWindowsを使うには何が必要ですか?
Appleシリコン搭載MacではBoot Campが使えないため、Windowsを動かすには仮想化ソフトが必要です。記事内では、導入しやすさや安定性、Microsoft公式認定という安心感からParallels Desktopを選んでいます。
Q3. M5 MacBook Air+Parallelsが最強のWindowsマシンにならない理由は何ですか?
最大の理由は、Parallels上で動くWindowsがArm版になることで、一部の普段使いアプリが動作しないことです。ハード性能自体は高いものの、ソフト側の対応状況がボトルネックになっています。
Q4. Google日本語入力が使えないと何が問題ですか?
文字入力は仕事の基本操作なので、Google日本語入力が使えないのは大きな欠点です。標準のMicrosoft IMEでも入力はできますが、変換精度や操作感の違いが日々の業務効率に影響するため、記事ではこれを最大の弱点としています。
Q5. LINEが使えない問題には対処できますか?
Windows側では制約がありますが、Mac版LINEを使うことで実務上はある程度カバーできます。ParallelsはMacとWindowsをシームレスに切り替えられるため、LINEに関しては代替運用が可能です。




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