新型BMW X5の次世代モデル、コードネームG65のボディサイズが明らかになりました。
BMW自身が米国公式サイトに2027年モデルとして誤掲載したことで存在が確認され、その後に詳細なスペックが伝わっている状況です。
なかでも私が特に注目しているのが最低地上高の変化。
現行G05の214mmに対して、G65では226mmへと12mm拡大するとされています。
この数値が、ポルシェ カイエンやメルセデス・ベンツ GLEとの比較においてどのような意味を持つのか。
この記事では、G65のボディ全寸法を整理しながら、競合との差も含めて解説していく。
- ✅G65はG05比、全長+59mm・最低地上高+12mmで拡大
- ✅最低地上高226mmはカイエン・GLE(192mm)を34mm上回る
- ✅車重2,290kg(+125kg)、主因はマイルドハイブリッド搭載とボディ拡大
G65のボディサイズ

G65の全長・全幅・全高──現行G05との差分
G65のボディサイズは、現行G05と比べて全体的に微調整されています。
最もわかりやすい変化が全長で、59mm延びて4,994mmとなりました。
5,000mmの大台には届かないものの、それに迫る数値です。
全幅はミラーを除いた状態でわずか4mm縮まり、ちょうど2,000mmとなっています。
全高は14mm低くなって1,751mmとなっており、全長が伸びながら全高が下がるこの組み合わせが、よりフラットに引き締まったサイドビューを生み出しています。
ラゲッジスペースについては、後席後方で約654リットル、後席を倒した状態で約1,848リットルが確保される見込みです。
現行G05と大きな差はありませんが、全長が伸びたことで荷室の使い勝手に若干の余裕が出ると考えられます。
ホイールベース60mm拡大と後席への影響
寸法変化のなかで実用的な意味が最も大きいのが、ホイールベースの60mm拡大です。
G05の2,975mmから3,035mmへと延びており、この数値が前後シートの間隔に直接反映されます。
現行G05でも後席空間は不満のないレベルにありますが、G65ではさらに足元の余裕が生まれることになります。
なお、BMWが中国向けに展開するX5ロングホイールベース版のホイールベースは3,105mmとさらに長く設定されています。
G65のホイールベースはそこには届きませんが、グローバルモデルとして適切な拡大幅に収めた設計といえます。
| 項目 | G05(現行) | G65(新型) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,935mm | 4,994mm | +59mm |
| ホイールベース | 2,975mm | 3,035mm | +60mm |
| 全高 | 1,765mm | 1,751mm | -14mm |
| 全幅(ミラーなし) | 2,004mm | 2,000mm | -4mm |
| 最低地上高 | 214mm | 226mm | +12mm |
| ラゲッジ容量(後席後方) | 約650L | 約654L | ─ |
| ラゲッジ容量(後席倒し) | 約1,870L | 約1,848L | ─ |
最低地上高226mm|競合と比べて何が変わるか
現行G05の214mmから226mmへ|12mm拡大の意味
今回の寸法変化のなかで私が最も注目しているのが、最低地上高の変化です。
G65では226mmと、現行G05の214mmから12mm引き上げられています。
12mmという数値は数字上は小さく見えます。
しかし実際の走行シーンでは、スピードバンプや砂利道、軽度のオフロードといった場面で車体下部の余裕として現れます。
全高が低くなっているにもかかわらず地上高が上がっているという点は、ボディ設計において走破性が意識的に優先されていることをうかがわせます。
ポルシェ カイエン・メルセデス・ベンツ GLE との比較
| モデル | 最低地上高 | G65との差 |
|---|---|---|
| BMW X5 G65(新型) | 226mm | ─ |
| BMW X5 G05(現行) | 214mm | -12mm |
| ポルシェ カイエン(2025年型) | 192mm | -34mm |
| メルセデス・ベンツ GLE(2025年型) | 192mm | -34mm |
競合モデルと数値を並べてみます。
ポルシェ カイエン(2025年型)の標準サスペンション・無積載時の最低地上高は192mmです。
メルセデス・ベンツ GLE(2025年型)も同様に標準サスペンションで192mmとなっています。
G65の226mmはこれらを34mm上回る数値です。
現行G05の時点でもすでにカイエン・GLEを上回っていましたが、G65ではその差がさらに広がることになります。
なお、カイエンもGLEもオプションのエアサスペンションを選択することで地上高を引き上げることができます。
標準仕様同士の比較ではありますが、G65は補助装備なしでこの水準を確保しているという点で、実用的な優位性があるといえます。
ボディサイズ拡大と車重+125kgの関係
+125kgの内訳を読む
G65のxDrive40は、現行G05のxDrive40iと比べて125kg重くなります。
車重は2,290kgとなっており、プレミアムSUVとしてさらに存在感を増す数値です。
この増加分の主な要因として挙げられるのが、マイルドハイブリッドシステムの搭載とボディサイズの拡大です。
マイルドハイブリッドシステムは、エンジンに統合された電気モーターによって走行をアシストする仕組みです。
G65ではこのシステムが17hpの追加出力と200Nmのトルクアシストをもたらします。
一方でバッテリーやモーターといった電動化部品の重量が、そのままトータルの車重に上乗せされることになります。
重量増加が示す設計の方向性
ボディ拡大による重量増加も見逃せません。
全長59mm・ホイールベース60mmの拡大に加え、現代の衝突安全基準への対応や静粛性向上のための遮音材、装備の充実化が積み重なると、125kgという増加量はむしろ想定の範囲内といえます。
プレミアムSUV全体を見ても、世代を重ねるごとに重量が増加する傾向は共通しています。
G65においても、走りの軽さより快適性・安全性・電動化対応を優先した結果として、この重量増加は必然的なものといえるでしょう。
現行G05オーナーが知っておくべきこと
G65の正式発表は2026年初夏が見込まれており、生産開始は同年8月とされています。
現行G05からの乗り替えを検討している方にとって、今しばらく待つ価値がある可能性は十分あります。
ボディは全長・ホイールベースともに拡大され、最低地上高は226mmへ引き上げられています。
快適性と走破性の両面で着実な進化が期待できます。
一方で車重は125kg増加しており、走りの軽快さを重視する方は、試乗の機会に改めて確認してみてください。
なお、発売当初はxDrive40(ガソリン)がメインとなり、PHEVやEV仕様は2026年末以降に順次追加される見込みですが、日本向けの仕様に関しては現段階では未定となります。
Reference:autoblog.com
よくある質問(FAQ)
Q1. 新型BMW X5 G65のボディサイズはどのくらい変わりますか?
全長はG05比59mm増加して4,994mm、ホイールベースは60mm伸びて3,035mmとなっています。全高は14mm低くなって1,751mm、全幅はミラーなしで4mm縮まり2,000mmです。全長が伸びながら全高が下がるという構成で、サイドビューはよりフラットな印象になります。
Q2. G65の最低地上高はなぜ高くなったのですか?
G65の最低地上高は226mmで、現行G05の214mmから12mm引き上げられています。全高が低くなっているにもかかわらず地上高が上がっている点から、設計段階で走破性が意識的に優先されたと考えられます。
Q3. ポルシェ カイエン・メルセデス・ベンツ GLEと比べた最低地上高はどうですか?
G65の226mmに対して、ポルシェ カイエン(2025年型)とメルセデス・ベンツ GLE(2025年型)はいずれも標準サスペンション・無積載時で192mmです。G65はこれらを34mm上回っており、補助装備なしの標準仕様でセグメント最高水準の地上高を確保しています。
Q4. 新型G65はなぜ現行G05より125kg重くなるのですか?
G65のxDrive40は現行G05のxDrive40iより125kg重い2,290kgとなる見込みです。主な要因はマイルドハイブリッドシステムの搭載とボディサイズの拡大です。バッテリーやモーターといった電動化部品が重量に加算される一方で、17hpの追加出力と200Nmのトルクアシストが得られます。
Q5. 新型BMW X5 G65の発売時期とバリエーションを教えてください。
生産開始は2026年8月が見込まれており、正式発表はそれ以前の2026年初夏になると見られています。発売当初はxDrive40(ガソリン)がメインとなり、2026年末以降にPHEV(50e xDrive・M60e xDrive)やEV仕様(iX5)が順次追加される予定です。




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