アメリカで次期BMW X5(G65)の開発車両が目撃され、2027年型X5の輪郭が少しだけはっきりしてきました。
とはいえ、カモフラージュだらけの段階で断言は禁物です。
だからこそ今回は、写真に写った“変わった点”だけで盛り上がるのではなく、“変えなかった点”や“量産前提の作り込み”に目を向けたいと思います。
新型X5はガソリンからEV、さらに水素まで視野に入るとも言われ、X5がBMWの主力としてどんな姿を選ぶのかが焦点です。
本記事では、今回のスクープ車両から読み取れる新しい事実を、私の考察を軸に整理します。
❗️記事3行まとめ
✓2027年 新型BMW X5 G65を米国でスクープ
✓iX5含む多様なパワートレイン戦略を考察
✓M60級の4本出しが示すG65の本気度
アメリカで目撃されたBMW X5 G65開発車両の概要

今回スクープされたのは、ニュージャージー州ウッドクリフレイク周辺で走行する、次期BMW X5(G65)のプロトタイプです。
BMW北米拠点の近くという立地もあってテストの本気度を感じます。
車体は分厚い迷彩で覆われ、細部の断定は難しいものの、フロントの雰囲気やサイドの処理などから、次世代デザインの要素が既に入り始めていることが分かります。
私が気になったのは、派手な新機軸よりも“量産を前提に詰めている感”が強い点です。
開発車両が北米の公道で走る段階に入った以上、単なるスタディではなく、実際の市販モデルに近い方向性が固まりつつあると見てよいでしょう。

さらに新型X5は、ガソリン/ディーゼル/PHEV/EV(iX5)/水素燃料電池まで、複数の駆動方式を並行して用意する計画が語られています。
この段階の目撃は、発売前の情報が一気に増える合図でもあります。
外観とプロポーションが示すG65 X5の基本思想
フロントは「ノイエクラッセの文法」をSUVに翻訳する
スクープ車両の顔つきは、いきなり別物になるというより、BMWが新世代で掲げるノイエクラッセの文法をSUV向けに落とし込んだ印象です。
キドニーの扱いは“低く広い一体型”ではなく、SUVらしい縦方向の存在感を残す方向に見えます。
私はここを好意的に見ています。X5は「押し出し」も商品力の一部だからです。
BMWはX5で過激な実験をするより、王道を選んだ可能性が高いと考えます。
ドア周りの変化は空力と質感を両取りする
サイドで分かりやすいのは、従来のドアハンドルが見当たらず、ベルトラインに小さな“ウイングレット”のような意匠が組み込まれている点です。
電動ドアを示唆する見立てもありますが、私はまず空力とクリーンな面を両立する処理だと受け止めています。
マルチパワートレイン化が進むなら、空力の積み重ねはEVの航続距離にも効きます。
リアはワイド感重視、実用装備は整理されるかもしれない
リアはテールランプが横方向に広く、中央へ寄るような造形が読み取れます。
迷彩の影響はありますが、現行よりワイド感を強める狙いが見えます。
また、分割開閉のリアハッチが廃止される可能性も示唆されています。
私は少し残念ですが、構造を簡素化して軽量化へ回すなら理にかなっているとも感じます。
パワートレインから見えるBMWの現実的な多様化戦略
G65 X5が「単一解」ではなく複数解を用意する理由
今回スクープされたG65 X5の開発車両を見て、私が最も強く感じたのは、BMWが次期X5に対して単一のパワートレインで答えを出そうとしていない点です。
EV専用に振り切るのでもなく、内燃機関を固守するわけでもない。
G65世代X5は、ガソリン、ディーゼル、PHEV、EV(iX5)、さらには水素燃料電池までを視野に入れた、極めて多層的な構成になる可能性が高いと考えられます。
これは技術的な迷いではなく、BMWがX5というモデルに求めている役割の大きさを示しています。
CLARを使い続ける判断が示す「現実解」
ノイエクラッセというEV専用思想が別ラインで進む中、X5がCLAR系をベースに進化を続ける理由もここにあります。
複数のパワートレインを柔軟に載せ替えられるプラットフォームでなければ、X5のようなグローバル主力SUVは成立しません。
私はこの判断に、BMWの極めて現実的な戦略を見る思いがしました。
地域ごとに異なる規制や需要に対応しつつ、ユーザーに選択肢を残す。そのための“あえての継続”こそがG65 X5の本質だと思います。
X5 M60 G65:大口径4本だしマフラー
同時期にブルッセル空港でのスクープ写真を見ると、このG65 X5が通常モデルとは異なる立ち位置にあることが分かります。
まずフロントおよびリアバンパーは、迷彩越しでも標準仕様とは異なる造形が確認でき、開口部の処理や立体感からスポーティな方向性が強く感じられます。
加えてリアには、大径の4本出しマフラーが装着されており、これはBMWがMパフォーマンスモデルに与える明確な視覚的サインの一つです。
排気系をあえて強調する意匠は、G65世代でも内燃機関を重要な選択肢として残す意思表示とも受け取れます。
さらに足元には21インチ、もしくは22インチ級と見られる大径ホイールが収まり、ブレーキとのバランスからも高出力仕様を前提とした開発車両である可能性が高いと私は考えます。
これらの要素を総合すると、G65 X5は早い段階からM60クラスを含む本格的な商品展開を視野に入れて開発されていることが、写真から自然に読み取れます。
X5 G65はコンサバなのか革新なのか?
ここまでG65 X5のスクープ情報を整理してきて、私が最も強く感じたのは、BMWがX5というモデルを極めて慎重に扱っているという点です。
デザイン、パワートレイン、そしてM60に象徴される高性能仕様まで、どれも急進的ではなく、現実的な進化に徹している。
その姿勢には大きな安心感があります。
一方で、多様な選択肢を用意するがゆえに、X5としてのキャラクターが分かりにくくなる懸念も残ります。
それでも私は、X5がBMWの中核モデルである以上、このバランスを誤ることはないと考えています。
G65世代X5は、変革期におけるBMWの“答え合わせ”となる存在になりそうです。
Reference:bmwblog.com / g65.bimmerpost.com
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW X5 G65はいつ発売されますか?
現時点では正式な発売日や日本導入時期は発表されていません。この記事では、アメリカで目撃された開発車両の状況から「2027年型として準備が進んでいる可能性」を前提に、確定情報ではなくスクープベースで整理しています。
Q2. G65世代のBMW X5はEV(iX5)になるのですか?
EV(iX5)の設定は有力ですが、X5がEV専用に一本化されるとは限りません。スクープからは、ガソリン/ディーゼル/PHEV/EVなど多様なパワートレインを並行させる「現実的な多様化戦略」が見えます。
Q3. ブルッセル空港で撮られた車両は本当にX5 M60 G65ですか?
記事では断定せず、写真から読み取れる特徴(バンパー造形、4本出しマフラー、大径ホイールなど)を根拠に「Mパフォーマンス系の高出力仕様である可能性が高い」として扱っています。
Q4. G65 X5のデザインはノイエクラッセ風に大きく変わりますか?
現時点では、X5の“らしさ”を維持しつつ新世代の要素を取り込む方向に見えます。この記事では、派手に変えた点よりも、むしろ「変えなかった点」からBMWの意図を考察しています。
Q5. 今回のスクープから分かる「新しい事実」とは何ですか?
最大のポイントは、BMWが次期X5を拙速に一本化せず、多様なパワートレインと高性能仕様(M60クラス)を含めた“本格展開”を早期から準備していることです。開発車両の完成度や各部の作り込みが、その方向性を裏付けています。










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