BMWとBMW MINIの正しい中古車の買い方

BMW/MINIなど中古車を10台以上購入したGOCCHIのノウハウを公開します!

BMW/MINIの中古車で失敗したくない人はこちらへ!

世界初のハードトップBMW Z4クーペ GRスープラが爆誕!

世界初のハードトップBMW Z4クーペ GRスープラが爆誕! BMW
記事内に広告が含まれています。

スープラとZ4――トヨタとBMWが共同開発で生んだ兄弟車の関係に、新しい答えが現れました。

GRスープラをベースに、世界初のハードトップ仕様“BMW Z4クーペ”を再現する大胆なコンバージョンがアメリカで進行中です。

Z4は現行型でオープン専用ですが、本企画はクーペの理想像を現実の姿で描き出します。

ベースの骨格やエンジンは共通で、外観と構造を緻密に作り込み、メーカー未発売の「もしも」を形にした一台として、デザインと技術の両面で注目を集めています。

完成像はSEMAでの公開を見据え、進化の過程がSNSで共有され話題を呼んでいます。

Z4ファンにとって長年の願いだった“クーペの復活”を、オーナー自らが手で実装する挑戦です。

  1. 世界初のZ4クーペ:GRスープラをベースに未発売のZ4クーペ像を実車化。ニュース性が高く話題化必至。
  2. Z4顔を完全移植:G29のフロント意匠を精密移植。量産車級の面精度で“BMWらしさ”を再現。
  3. 中身はB58のBMW:3.0L直6B58&8速ATで機械的整合性が高い。走りもZ4 M40i相当の素性。

プロジェクト誕生:経緯・人物・目的

アメリカのビルダー兼クリエイター「MySupraAdventures」氏は、GRスープラ(A90)を土台に“BMW Z4クーペ”を作るという前代未聞の計画を進めています。

両車は共同開発の結果、シャシーやパワートレインを共有しており、とくに3.0リッター直列6気筒B58ターボはZ4 M40iと共通です。

そこで氏は「メーカーが作らなかったZ4クーペを自分の手で再現する」という明確な目的を掲げ、段階的に外装と構造を作り込んでいます。

完成形は2025年11月開催のSEMAショーで披露する計画で、進捗はSNSで随時公開されています。

まず“BMWの顔”を完成させる

まず着手したのは“BMWの顔”の獲得です。

フロントバンパー、キドニーグリル、ヘッドライト、ボンネットをZ4現行型(G29)仕様に合わせ、パネルのちりと取り付け点の違いを加工で吸収。

デザイナーのザビエル・クエバス氏と連携し、寸法とプロポーションをミリ単位で調整しました。

この工程により、正面から見た印象は純正Z4さながらとなり、次の工程であるハードトップ化に説得力を与えています。

外観移植を超えた“もう一つの正解”を提示

プロジェクトの狙いは単なる外観の移植にとどまりません。

スープラが持つクーペの骨格を活用しつつ、E86を思わせる流麗な“Z4らしい”ルーフラインを実体化する点に価値があります。

さらに内装や電子系統についてもZ4の世界観に近づける計画で、メーター表示や操作系の最適化が検討されています。

結果として、兄弟車の強みを最大限活かした“もう一つの正解”を示すことが、本計画のゴールです。

フロント改造:BMWデザイン移植

BMW Z4の顔を忠実に再現したフロントセクション

BMW Z4 G29のフロントセクションをGRスープラへ移植

このプロジェクトの中でも最も印象的なのが、GRスープラのフロントを完全にBMW Z4仕様へと変えた工程です。

ベースとなったスープラとZ4は同じプラットフォームを共有しているものの、外装パネルの取り付け位置やフェンダーラインは微妙に異なります。

そこでオーナーのMySupraAdventures氏は、Z4純正のボンネット、キドニーグリル、フロントバンパー、ヘッドライトを丁寧に移植し、ミリ単位の調整を重ねながら完璧なフィッティングを実現しました。

これにより、外観はまるでZ4の新型クーペそのもの。

BMW特有のキドニーグリルの開口部と、シャープなLEDヘッドライトが並ぶ姿は、もはやスープラとは思えない完成度です。

デザイナーとの共同開発で量産車レベルの完成度へ

BMW Z4 G29のフロントセクションをGRスープラへ移植

この改造にあたっては、デザイナーのザビエル・クエバス氏との協力が大きな鍵となりました。

ボンネットの曲面やヘッドライトハウジングの取り付け角度を精密に測定し、樹脂パーツと金属部品を専用ブラケットで接続。

構造的な剛性を維持しながら、Z4のフロントフェイスをそのまま再現しています。

ボディラインは自然にスープラのサイドへとつながり、まるで純正設計かのような一体感を実現しました。

見た目だけでなく、エアフローや冷却性能も考慮されており、機能面でも高い完成度を誇ります。

“幻のZ4クーペ”を形にするための第一歩

このフロント移植は、単なる外装交換ではなく、Z4クーペという存在しなかったモデルを現実の形にするための最初のステップです。

BMWファンの間では、E86型Z4クーペの流麗なスタイルを継承する後継モデルの登場を長年待ち望む声が多くありました。

今回のコンバージョンは、そうした思いを具現化する挑戦でもあります。

完成後の姿を見た多くのファンがSNSで「これこそ本物のZ4クーペだ」とコメントしており、SEMAでの正式公開を前にすでに話題の中心となっています。

ハードトップ化:Z4クーペ造形

BMW Z4 G29のフロントセクションをGRスープラへ移植

流麗なルーフラインで“E86の再来”を実現

フロントの造形を完成させたMySupraAdventures氏は、次の段階としてハードトップ化に挑みました。

Z4はオープンモデルのみの展開であり、固定式ルーフを持つクーペは存在しません。

そこで氏はスープラのルーフ構造を基礎にしながら、一体型のハードトップを新たに製作。

溶接と樹脂成形を組み合わせ、Z4クーペE86を彷彿とさせる滑らかなルーフラインを描き出しました。

Cピラーからリアフェンダーにかけての流れは極めて自然で、既存のZ4ボディに違和感なく融合しています。

トヨタとBMWデザインの融合が生んだ新しい造形

リアエンドにはスープラ特有の一体型スポイラー形状を残しつつ、ルーフラインはBMW的なエレガンスを強調。

この「トヨタ×BMW」のハイブリッドデザインこそが、この車両の最大の魅力です。

側面から見ると、Z4クーペの理想形とも言える均整の取れたプロポーションに仕上がっており、ボディの厚みやガラスエリアのバランスも秀逸です。

見る角度によってはスープラとZ4の両方の特徴が現れるため、まさに“兄弟車の融合体”と言えるでしょう。

民間ビルダーがメーカーを超えた象徴的存在

このハードトップ化によって、Z4クーペという「存在しなかったモデル」がついに実車として誕生しました。

BMWが出さなかったクーペ版を、ファン自身が創り出したという事実は象徴的です。

量産車では不可能だった夢の形を、個人の技術と情熱で具現化した点はSEMAでも高い評価を受けるでしょう。

ボディの完成後は塗装と内装仕上げに移行し、展示時には「Z4クーペ G29」として正式発表される見込みです。

この挑戦は、クルマづくりの新しい在り方を示す象徴でもあります。

内部構造:エンジン・技術的共通性

B58直6ターボが示す「中身はBMW」

このZ4クーペが特別なのは、見た目だけでなく中身も正真正銘のBMWである点です。

搭載されるエンジンは、3.0リッター直列6気筒ターボ「B58」。

これはZ4 M40iと同一ユニットであり、最高出力は約387馬力、最大トルク500Nmを発揮します。

トランスミッションもBMW製8速ATをそのまま使用しており、パワートレインの挙動やサウンドまでもZ4そのものです。

スープラが“中身はBMW”と呼ばれる理由を、改めて裏付ける構成と言えます。

内装・電子系統もZ4仕様にアップデート予定

プロジェクトでは今後、インテリアやiDriveシステムなどもZ4仕様に刷新する計画が進んでいます。

メーターパネルやインフォテインメント画面をZ4のUIに合わせることで、ドライバーが感じる“BMWらしさ”をさらに高める狙いです。

機械的構造と電子制御が共通しているため、互換性は高く、移植のハードルも比較的低いとされています。

つまり、この車は外も中も「Z4クーペ」と呼ぶにふさわしい存在なのです。

まとめ:Z4クーペの夢を現実にした一台

BMW Z4 G29のフロントセクションをGRスープラへ移植

ファンの手で叶えられた理想のZ4

GRスープラをベースにしたBMW Z4クーペは、長年のBMWファンの夢を現実にしました。

メーカーが出さなかったモデルを、情熱と技術で個人が作り上げた――その行為自体が自動車文化の新しい価値を示しています。

今回のカスタムは、トヨタとBMWの協業がもたらした副産物であり、両ブランドの関係を象徴する作品でもあります。

SEMAでの公開が示す未来

このプロジェクトは2025年のSEMAショーで正式発表される予定です。

SNS上ではすでに多くのBMWオーナーが「このクーペこそ真のZ4だ」と称賛しており、完成すれば世界的な話題になることは間違いありません。

メーカーの枠を超えてファンが理想を形にした今回のZ4クーペは、クルマづくりの可能性を広げる象徴的な存在となるでしょう。

BMWとトヨタ、そして世界中のファンをつなぐ“夢の1台”が今、現実のものになりました。

Reference:bimmertoday.de

【あなたにおすすめの記事】

Z4 G29クーペが存在したら?販売台数への影響を検証
Z4 G29にクーペが存在したら販売台数は増えたのかを検証します。ロードスター単一の強みと弱み、クーペ導入時の実用性向上(静粛・積載・防犯)や価格設定、競合との棲み分けを整理。マツダ・ロードスターのハードトップ成功例を踏まえ、増分は+5〜20%と試算。次期Z4での実現可能性も示唆します。

よくある質問(FAQ)

Q1. このZ4クーペは市販モデルですか?

いいえ、個人ビルダーがGRスープラをベースに制作したワンオフのコンバージョンです。BMWの公式量産モデルではありませんが、SEMAでの公開を目指した実走可能なプロジェクトです。

Q2. 車検や登録は可能ですか?

国や州の保安基準に適合すれば可能性はありますが、構造変更手続きやライト類・寸法・視認性などの要件を満たす必要があります。日本国内での登録は専門業者と要相談です。

Q3. 主要パーツはZ4純正が流用されていますか?

フロントバンパー、キドニーグリル、ヘッドライト、ボンネットなどはZ4現行型(G29)相当の意匠で再現されています。取り付け点の差異はブラケットや成形加工で吸収しています。

Q4. エンジンや駆動系は変更されていますか?

大きな変更は不要です。GRスープラの3.0L直6B58ターボと8速ATはZ4 M40iと同系で、ECUや電子制御もBMW由来のため互換性が高いのが特徴です。

Q5. 費用や製作期間の目安は?

ワンオフのため変動します。外装パーツ代、加工・塗装、内装・電子系統の最適化まで含めると高額かつ長期案件となります。量産と異なり工数見積もりは個別判断です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました