過去にズームエンジニアリング社の他の車種のアームを流用して取り付けようとしていたモナコミラーですが、結局はアームを完全に自作して取り付けることになりました。
アームの流用加工は難しい
ミニロードスターにモナコミラーをR06アームで取り付けてみた

二度挑戦しましたが行き当りばったりでは結局うまく取り付けることができませんでした。金属の加工経験が必要だからです。
そこでいろいろネットで調べてみたところ、汎用の金具を駆使してモナコミラーを取り付ける方が簡単だと思い、早速ホームセンターへ直行。
金属加工に踏み出せなかった理由
モナコミラーの取り付けにあたって、当初はアームを金属から自作することも検討していました。ネット上には「ステンレスのフラットバーを曲げて」「ドリルで穴を開けて」といった作例も多く、手順を読めば「やればできそう」と感じる部分も確かにありました。
しかし、実際に自分で挑戦するには、高いハードルがいくつも存在しました。
まず第一に、私は金属加工の経験が一切なく、工具の扱いにも不慣れです。万力やボール盤、グラインダー、コバルト製ドリルビットなど、必要な道具を一から揃えるには相応の費用がかかります。しかも、それらを使うのは今回限りになる可能性が高く、経済的にも合理的な選択とは言えないと判断しました。
また、金属は加工のやり直しがききにくく、少しでも寸法を間違えれば部品が使い物にならないというリスクもあります。特にステンレスは硬く、曲げや穴あけが難しいという情報も多く見られました。YouTubeやブログなどで工程を見て「なるほど」と思いつつも、実際にやってみて失敗して材料を無駄にする未来がありありと想像できたのです。
私自身、DIY精神は嫌いではありませんが、あくまで「楽しみ」としてやる以上、無理して負担を増やすべきではないとも思っています。今回は、知識として金属加工の難しさと必要な準備をしっかり理解したうえで、自作ではなく既製品や他の代替手段を検討するという判断に至りました。
こうした背景もあり、モナコミラーの取り付けは“加工なしで取り付けできる”方法を模索することになったのです。
問題は都合良い金具があるのか?
最大の難関はこのルームミラー側を取り付けることができるサイズの金具があるのか?特にこのネジ穴を無加工で取り付けられる金具が存在するのかです。
ホームセンターにルームミラー側の取付金具を持参して現物合わせした結果、このL字ステーなら全てのネジ穴が合うことが分かりました。
ちょっと想定していたものよりステーが長い(60mmオーバー)のが心配ですが、他に選択肢がなく決定。
本当はこちらの大きさ、長さがベストなんですが、取付金具のネジ穴に位置が合わずに断念。なのでこちらの金具はルームミラー本体用に使用することにしました。
後は必要なネジ、ナット、ワッシャーを買い込んで、イザ、組み立てと思ったのですが・・・。
ルームミラー側の取付金具の台(ベース)が必要
金具をTOPの写真のように組み立て、BMW MINI ロードスターに取り付けようと思ったところ車両側の取付金具にうまくハマりません。
この車両側の取付金具はご覧のように多少出っ張りがあるのですが、単純にルームミラー側の取付金具を取り付けただけでは浅すぎて取り付け出来ないことが判明。
早速手元にあったアクリル板を必要なサイズに数枚切り、重ねてこのように台(ベース)を汎用のL字金具とルームミラー側の取付金具の間に挟んで完成。
実際にモナコミラーを取り付けた写真がこちら。汎用のL字金具やボルトが丸見えで不格好ですが、運転中はあまり視界に入りませんので、これはこれでガマン。
ところがこの位置だと純正のルームミラーよりも数センチ下側にルームミラーが移動したことになるので左斜め前方の視界が最悪です。
元々はこの左斜め前方の視界を見やすくするためにモナコミラーを取り付けたかったというのもひとつの理由なので完成度としてはイマイチ。
しかし、金具でしっかり固定されているのでぐらついたりすることは皆無なので方法は良かったのですが、適正な大きさの汎用L字金具が見つからなかったのが原因。
ホームセンターを数軒回ってみましたが、この手の汎用金具はラベルが違っても製造している会社は同じようでサイズが全て同じです。
いろいろ工夫して出来るだけ上方へルームミラーを移動させようとしましたが、大きい方のL字金具がジャマになってこれ以上は移動はできません。
要は金具の長さ(40mmぐらいがベスト)が問題だけなので、もう少し別の金具があるかどうか調べてみることにしますので、今回もモナコミラーの取付は暫定です。
しかし、少しずつ理想の形に近づいているのでとりあえずは満足。
前から見るとこの位置の方がモナコミラーがよく見えて良いのですが、実用性という意味では・・・です。
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