先日世界的にも有名なオークションであるサザビーにおいて、世界限定50台しか製造販売されないBMW 3.0 CSLがオークションに出品され、落札されましたがその価格は・・・。
世界限定50台のBMW 3.0 CSLがオークションに出品される
近年、BMWのスペシャルモデルに注目が集まっています。
その中でも特に話題なのが、BMW 3.0 CSLです。
このモデルはM4 CSLと同じく3.0リッター・ツインターボ直列6気筒S58エンジンを搭載し、552馬力を誇ります。
価格に関しても気になるポイントであり、最近のオークションでは100万ドル以上で売却されるなど、その魅力は高まっています。
まず、注目すべきはエンジンのパワー向上です。
M4 CSLからの派生でありながら、9馬力もの増加が見られます。
これにより、ドライバーはより一層のダイナミックなパフォーマンスを期待できます。
さらに、そのパワーを最大限に引き出すために、後輪駆動(FR)6速マニュアルトランスミッションが搭載されています。
これにより、純粋なドライビングの喜びを味わうことができます。
ユニークな要素の一つとして、センターロッキングのホイールが挙げられます。
これらのホイールは、特注のタイヤが装着されており、特別感を演出しています。
興味深いことに、このタイプのホイールは通常のMモデル、例えばM2 G87、M3 G80、M4 G82などでも利用可能ですが、価格がそれなりに高額であることは言うまでもありません。
世界限定50台のBMW 3.0 CSLの落札価格は?
しかしながら、このモデルの価格は驚くべきものがあります。
最近のオークションでは、わずか33キロメートル(20.5マイル)しか走行していない未登録の車両が100万ドル以上で落札されました。(正確には約1.6億円)
これは、まさに限定性と未開封の状態が価値を引き上げていることを示しています。
仮に今後BMW 3.0 CSLがオークションにて販売されたとしても今回同様に低い走行距離で販売が期待され、これが今後の市場での相場となる可能性があります。
BMW 3.0 CSLは本質的には4シリーズのベースを持つモデルですが、その価格とスペシャルな仕様から考えると、まさにコレクターの心を掴む逸品と言えるでしょう。
しかも、今後もBMWは低生産量のスペシャルモデルを投入する予定であり、これらがオークションで高値で取引されることは間違いありません。
これからのBMWファンにとって、注目すべき車種の一つと言えるでしょう。
BMW 3.0 CSLの価格が約1.6億円は高いのか?安いのか?
世界限定50台の貴重なモデルであるBMW 3.0 CSLをBMWがどのぐらいの価格で販売したのか?は不明です。
推測するとすれば、上記の記事にも書きましたが、日本のBMWショップ&レーシングチームを運営しているスタディ社の鈴木会長の発言から読み取ることができます。
鈴木会長は常々BMW 3.0 CSLを購入するに当たり、銀行借り入れで1.3億円を調達して購入したと公言しています。
つまり、BMW 3.0 CSLを購入し、日本に輸送、そして日本で車検を取得して日本の公道では知らせることができるようにするための費用が1.3億円だったと想像できます。
BMW 3.0 CSLの車両本体価格以外の費用がどの程度だったのかは不明ですが、輸送費なども含めると数百万円以上の費用が発生したと思われます。
そうなのであれば、BMW 3.0 CSLの車両本体価格は少なくても1億以上であり今回サザビーで落札された価格約1.6億円は概ね車両本体価格に5割程度のプレミアムが付いたと想像できます。
BMW 3.0 CSLが納車されたのは数ヶ月前だと思われますので、数ヶ月で5割のプレミアム(約5,000万円前後)で落札されたということは、価値のある1台であると市場が評価したということになります。
ただし、スタディ社の鈴木会長はBMW 3.0 CSLをそれなりに走行させていますので、仮に売却するとなった場合は、今回のようなプレミアムが付いた価格では販売できないことは間違いないようです。
【引用・参照元】
https://carbuzz.com/news/2023-bmw-3-0-csl-becomes-one-of-the-most-expensive-bmws-ever-sold