車内のインフォメーションシステムがどんどん高性能化されることで、ついにはゲームまで車内で楽しめることになりそうです。
車に搭載されているCPUも高性能化している
現在BMWの操作系はiDrive8という大型の湾曲ディスプレイが搭載されたものへ移行が進んでいます。
このiDrive8の最大の「売り」は大型の湾曲ディスプレイを採用することで車両の各種情報などを見やすくなったり、タッチパネル操作での操作性の向上です。
また車両の情報を各種表示させるには内臓のコンピューター(CPUなど)の高性能化が進んでいることを意味します。
パソコンなどに詳しい方なら分かると思いますが最新のパソコンに搭載されているCPUは常に最新の高性能なものが次々搭載されますが、車に使用されているCPUはコストの兼ね合いもあり必要な性能を発揮する古めのCPUが採用されています。
年々高性能化するCPUがパソコンに採用されるということは、旧型のCPUの性能もそれに伴って以前よりは高性能なものが使用できるようになった結果、これまででは車内で利用できなかった機能が使えるようになっていることが予想出来ます。
BMWはiDrive8搭載車両にゲームを配信する予定
以前よりも車に搭載されるCPUが高性能化したことで、これまで装備することが出来なかった機能が装備できるようになりました。
その典型的な例がゲームです。
現在はスマホでもゲームを楽しむことが出来ていますが、それはスマホのCPUがパソコン並みに高性能なものが採用されているからです。
逆言えば車で採用されているCPUはスマホよりも旧世代のCPUで十分だったというか、コストとの関係でそこまでの性能が必要ありませんでした。
しかしCPUの進化に伴ってこれまで以上に高性能なCPUが低コストで装備できるようになった結果、車内のモニターでゲームが出来るようになったということです。
モニターに映し出されたQRコードを読み込むことでスマホがコントローラーに変身し、車内で簡単なゲームが楽しめるようになる模様です。
現在は車内でYoutubeなどの動画を見たいというニーズが高いですが、今後はそれにプラスしてゲームを楽しみたいというニーズも増えてくるかもしれません。
意外とニーズが高いかもしれない車内でのゲーム配信
上記のように現在車内での動画を見たいニーズというのは、助手席の人が暇だからとか小さな子供などが退屈しないようにするためという理由が多いと思います。
しかし今後は車がEV(電気自動車)に切り替わっていくことでさらなるニーズが発生するかもしれません。
なぜならEVを自宅以外で充電するには最低でも30分程度の時間が必要になるからです。
ショッピングセンターや高速道路のサービスエリアなどでEVの充電をすることが多くなると思いますが、それ以外にもEVの充電設備が普及した場合、充電時間の30分をどのように過ごすのか?という問題が発生します。
よってEVの充電時間中の暇な時間に動画を見たりゲームをするというニーズは今後増えていくことが予想されます。
もちろん走行中に運転者がゲームをすることは少なくても日本では法令違反になりますが、EVの充電中という停車した状態であればゲームをプレイすることは可能です。
よって車がEVへ移行する割合が高くなることで車内でのエンターテイメントを求める声は大きくなり、その筆頭がゲームになる日もそう遠くはないことなのかもしれません。
【引用・参照元】