BMW アルピナの代表であるAndreasBovensiepen氏はB4グランクーペ G26の発売を公表しました。
BMWアルピナのラインナップから2ドアクーペは消える
BMWアルピナの代表であるAndreasBovensiepen氏はインタビューの中でB4/D4シリーズにおいて2ドア車の発売は予定していないこと、そして唯一4シリーズから発売されるモデルがグランクーペであることを認めました。
以前から上記の記事のようにBMWアルピナでは今後2ドア車の販売を行わないのではないか?という噂がありましたが、今回のインタビューでその話の確認が取れたことになります。
BMWアルピナは年間の生産台数が2000台にも満たない世界一小さな自動車メーカーだと言われていますが、近年はBMWのラインナップがSUV系にシフトした事により、BMWアルピナのラインナップもSUV系にシフトしています。
これは年間生産台数に限りがあることで売れる見込みが高いラインナップに絞り込みをせざるを得ないという事情がある模様。
現にインタビューの中では、XB7の年間生産台数の予定が500台(総年間台数の1/4以上)になっていることを明かしていることから、BMWアルピナの生産がSUVにシフトしていることがよく分かります。
よって非SUV系のモデルに関してはあまり販売台数が期待できない2ドアクーペモデルを廃止し、4ドアモデルのみに集中することで生産効率をアップさせる戦略であると思われます。
8シリーズもB8グランクーペのみを販売
既に販売を行っている8シリーズに関しても2ドアクーペやカブリオレをラインナップすることなくB8グランクーペ G16のみが販売されています。
この事からもBMWアルピナでは今後2ドアクーペモデルが販売されないことを伺うことが可能です。
インタビューの中でも2ドアクーペモデルに関しては販売がそれほど好調ではないことを言及していることからも当面はBMWアルピナのモデルにおいては2ドアクーペがラインナップされることは少ないでしょう。
逆にX系モデルであるSUV系のモデルに関してフルラインナップの状態になることが予想されます。
現状でもXD3/XD4、XB7などがラインナップされていますが、今後発売が予定されているX8に関してもBMWアルピナでのラインナップが予定されていると思われます。
BMW B4グランクーペ G26のキドニーグリルは変更される?
今後BMWアルピナのラインナップに加わると思われるB4グランクーペ G26に関して気になるのはあのキドニーグリルのデザインです。
インタビューの中でAndreasBovensiepen氏に対して4シリーズグランクーペに採用されているあおのキドニーグリルのデザインに関して触れている部分があります。
現在BMWアルピナには全てBMWのエンブレムが取り付けられていますが、これはBMW社とBMWアルピナ社との間で協議され現在のルールにて運用されています。
あのキドニーグリルのデザインを変更するにあたってもエンブレム同様にBMW社とBMWアルピナ社との間で協議、調整が必要とのこと。
なので簡単にデザインを変更することは難しいとの見解でした。
しかし、AndreasBovensiepen氏はインタビューの中でもあのキドニーグリルは差別化の一貫でありBMWのチャレンジに関しては好意的に捉えている旨のコメントもあることから、基本的にはあのキドニーグリルのデザインは継続されるものと思われます。
【引用・参照元】
ALPINA Chef Andreas Bovensiepen im Interview: “Keine Nachfrage nach BEVs”